大人髪、正直「切れ毛」が気になります……美容師・松島さんが謎と対策を伝授!

ヘアも、メイクも、ファッションも、カラダの中も。 40歳は「美に対する意識」が変わるとき。 目指したいのは、取り繕うことじゃなくて、これからの自分を大切にしたくなる美容。 ココロとカラダが心地よくリンクする、“ちょうどいい”自分を探しましょう。

大人髪、正直「切れ毛」が気になります……美容師・松島さんが謎と対策を伝授!

髪のわけ目や、前髪の生え際からピョンピョンと顔を出す切れ毛、通称「アホ毛」。気になりながらも、しかたがないかと諦めていませんか? ヘアスタイリストの松島春樹さんいわく「年齢とともに、切れ毛が多くなる人も少なくない」そう。今回は、華麗にスルーしてきた切れ毛と向き合う方法を考えてみましょう。

切れ毛の大きな原因は、間違ったブラッシング

今回は、ご自身もわけ目の切れ毛が気になっているというモデルの大村香織さんと、松島さんの対談方式で、切れ毛の謎と対策をご紹介していきます。

大村さん「朝起きると、盛大に切れ毛が顔を出しているのですが(笑)、そもそも切れ毛の原因は何なんでしょうか?」

松島さん「いちばん多いのが、間違ったブラッシングです。本来ブラシを通すときは、毛先から徐々に髪をほぐすように、やさしくとくのが正解ですが、頭のてっぺんから毛先に向かって、ブラッシングしている人が少なくないんですよ」

大村さん「たしかに! 無意識にわけ目から毛先に向かって、とかしていました。でも……その方法だとなぜ切れ毛になるんですか?」

松島さん「いきなり頭頂部からブラッシングをすると、髪に力がかかってプチッと切れてしまうんです。髪は繊細なものなので、余計な力をかけないことが大事。まずは毛先を持って髪に力をかけないようにとかし、次に中間、頭頂部というように、ブラッシングするパートを下から上に移動していくといいんですよ」

大村さん「なるほど! たしかに、上からとかして、毛先がちょっとからまっていると、無駄な力が入ってしまいますもんね。今日から気をつけます(笑)。それから、個人的には年齢とともに、切れ毛が増えている実感があるのですが、それは気のせい……?」

松島さん「残念ながら、気のせいではないですね(笑)。年齢とともに体内の流れが悪くなると、体の末端である髪に栄養がいきわたりにくくなります。つまり体の別のところに、先に栄養を持っていかれてしまうということ。だからこそ、頭皮のマッサージや美容液でのケアで流れを促進して、隅々まで栄養を届けることが大切なんです」

ブラッシング&頭皮ケア以外に、「今すぐできる」対策も教えて!

大村さん「やっぱり、頭皮ケアは手を抜いちゃいけないですね。でも、頭皮ケアの結果が出るまでには、ある程度の時間が必要。とりあえず、今日の切れ毛をなかったことにする方法はないんでしょうか? いまはワックスやオイルで抑えているけど、ちょっとつけ過ぎるとトップがペタンとしちゃって」

松島さん「しっかりめのワックスやセミウェット用のオイルは、つけ過ぎるとボリュームがなくなるのはもちろん、見た目にも清潔感がなくなります。スタイリング剤を使うなら、軽めのワックスを少しつけるくらいでいいですよ」

大村さん「たしかに、量は重要ですね。ちなみに……もっと簡単で、即効性のあるアイテムがほしいなんて、わがままですかね(笑)」

松島さん「それが……あるんですよ(笑)。切れ毛専用のアイテムがあるので、それを軽くなじませるだけで、あっと言う間に見た目には切れ毛がないように映ります。では、早速やってみましょうか」

その1:「切れ毛」専用美容液で即席ケア!

松島さん「切れ毛専用の美容液には、マスカラのように先にブラシがついているので、トップのわけ目、おでこまわりのフェイスラインに軽くなじませればOK。ブラシを通すだけでいいので、難しさはまったくないんです」

大村さん「切れ毛専用というのがすごい! 一見すると、まるで切れ毛がないトップになりました。しかも、本当に簡単ですね」

松島さん「ただ、このアイテムは頭皮に作用するものではないので、根本的なケアもいっしょにやることが大事。顔に化粧水や美容液をするのと同じように、地肌にも頭皮用の美容液を塗って、マッサージをする習慣をつけましょう」

その2:美容液&マッサージで髪を健やかに保つ頭皮ケア

松島さん「地肌に美容液をふったら、頭皮をマッサージしながら、なじませていきます。ケアのおすすめのタイミングは、お風呂あがり。頭皮が濡れている状態のほうが、より効果的です」

大村さん「マッサージで気をつけることはありますか?」

松島さん「お肌と同じで頭皮もやさしく扱うことが重要。軽い指圧くらいの感覚で、頭皮を動かすようにマッサージしてください」

大村さん「ついつい力を入れてしまうので、気をつけないといけないですね。しかも、頭皮をさわってみると、思った以上に硬くなっていました……」

松島さん「じつはアラフォー女性の9割くらいは、頭皮が硬いと言えるかもしれません。しかも、うち9割の方は硬いことにすら、気づいていないんです。自分の頭を日々触っていると、だんだんとやわらかくなるのを実感できると思います。やわらかくなれば、当然、血流もよくなるので、髪に栄養がいきわたりやすくなりますよ」

松島さんのサロンのお客さまにも、切れ毛を気にしているアラフォー女性は多いと言います。「前髪の生え際に切れ毛が多いと、長めの髪をかき上げたときに、産毛のように飛び出してしまうことを懸念される方が多いですね。また、切れ毛の分だけ前髪全体が薄くなり、まとまりづらくなるんです」と松島さん。身に覚えがある人も多いのでは? さっそく、切れ毛を抑えるアイテムと、頭皮用美容液&マッサージで美しい髪をめざしましょう。

<おわりに>アラフォーの「ちょうどいい」美容を探した1年間

今回で、連載「きれい塾」は終了となります。アラフォー女性がまわりに左右されず、自分らしい美しさを手に入れられるようにと願い、各界の第一線で活躍するスペシャリストたちが集結したのが1年前。以来、さまざまな角度から、アラフォーの“ちょうどいい”美容を追求してきました。

これまでの記事には、普遍的なテーマがたくさんあります。また何かに迷ったとき、壁にぶつかったときには、ぜひ読み返してみてください。

1年間、「きれい塾」を愛読してくださり、ありがとうございました。また、いつか、どこかでお会いできますように。そして、みなさまが、素敵な40歳をすごされますように。

(取材・文:宮浦彰子/撮影:アベユキヘ)

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この記事のライター

40歳は「美に対する意識」が変わるとき。 目指したいのは、取り繕うことじゃなくて、これからの自分を大切にしたくなる美容。 ココロとカラダが心地よくリンクする、“ちょうどいい”自分を探しましょう。各業界のトップで活躍するメイクアップアーティスト、ヘアスタイリスト、スタイリスト、料理家が、さまざまな角度から“40歳の美”を提案します。