
アパレル店員から占いの道へ。占星術師MageCに聞いた「占い師としての生き方」
人間関係に、お金に、キャリアに、恋愛に……モヤモヤは尽きないけど2024年はハッピーに過ごしたい。そんな悩める女子のために、幸せを呼びこむメイクやインテリア、開運アイテムなど、手軽に始められる運活トレンドをお届け! 2024年は、自分で運を引き寄せる「運活レッスン」はじめてみませんか? 今回はアダストリア公式Webストア「.st(ドットエスティ)」にて12星座別毎日占いを連載しながら、アパレルブランドとコラボレーションした開運アイテムを発売している占星術師MageCさんにインタビュー!
取材・文/ameri
撮影:大嶋千尋
編集:杉田穂南/マイナビウーマン編集部
2024年がどんな一年になっていくのか、どんな風に過ごせば運気がアップするのか、新しい一年が始まるとどうしても気になってしまいますよね。
今回、そんな開運術を教えてくれるのが、占星術師のMageCさん。彼女は「グローバルワーク」「ニコアンド」「ローリーズファーム」などのブランドを展開するアダストリアの社員でありながら占い師としても活動し、アダストリア公式Webストア「.st(ドットエスティ)」にて12星座別毎日占いを連載したり、ブランドとコラボレーションした開運アイテムを発売したりするなど、「占い×ファッションで毎日をハッピーに」を提供しています。
マイナビウーマンでは、よりすてきな一年を過ごすヒントをもらうため、MageCさんにインタビューを実施。占い師になったきっかけや、占い師としての毎日の過ごし方など……まずはそんなMageCさんの正体に迫りました。
占いは趣味の範囲からスタート。社内のビジネスコンペに採用されて今の形へ
──早速ですが、MageCさんは現在、どんなことをしているのでしょうか?
主に.st(ドットエスティ)というアダストリアの公式WEBストアで、「MageCの12星座占い」といった形で毎日の占いや月間占いを無料のコンテンツとしてお客様にお見せしていることが一つ。そして、ブランドとのコラボを実施し、商品に占いの要素をプラスすることで付加価値をつくり、売り上げにつながるきっかけ作りも行っています。
──そもそも、占いを始めたきっかけは何だったのでしょう?
元々、販売を経験後、店舗でマネジャーをしていました。店舗のスタッフとも関わる仕事だったので、話のきっかけや仕事以外に何か話せることがあればいいなくらいの気軽な気持ちで始めました。
──では、今のような形で仕事になるとは考えていなかったんですね。
そうなんです。全くの趣味でやっていたので、想像もしていませんでした。
──今のように占いをお仕事にし始めたのは……?
公募に応募したことがきっかけでした。
仕事にしようとは思っていなかったので、社内で同僚や先輩に占いをしていたんです。それが徐々にみんなから「楽しい」「占ってほしい!」という声をもらえるようになり……。そんな時に先輩から「社内のビジネスコンペに応募してみたら?」と言われて、新しいことに挑戦してみようと思い応募しました
占いは事業として良いと思っていましたが、私自身パワーポイントも使ったことがなければ、プレゼンも経験がなかったので、最初は正直ダメもとだったんです。ダメでもいいから経験を増やしたいという気持ちでチャレンジしてみました。ですが、周りからのアドバイスをもらいつつプレゼンを進めていくうちに、もしかすると実現できるかもと思えるようになり、会社からも認めてもらい、今の形になりました。
──先輩からの一言がきっかけとして大きかったのですね。
大きかったです。
ずっと続けてきた販売の仕事も好きでしたし、占いを仕事にするのはもっと経験を積んでからと思っていました。なので、いつかできたらいいなという漠然とした思いはありましたが、今すぐにということは考えていなかったです。
無理なく楽しんで続けられたのが占いだった
──占いは趣味から始めたとのことでしたが、どのように学んでいったのですか?
最初は独学で始めました。その後、段々と面白くなってきて「もっと知りたい!」と思い、講座を探して受けるようになりました。
──働きながら学ぶというのはなかなか大変なことですが、どのように両立をしていたのでしょう?
本格的に講座をたくさん受けるようになったのが、新型コロナウイルスが流行し始めた時期でした。以前はオフラインの講座ばかりだったのですが、コロナの影響でオンラインの講座が一気に増え、参加のハードルがぐんと下がったんですよね。少しの空いた時間で学べるようになったことは、タイミング的にもラッキーでした。
──好きなこととはいえ、大人になってから勉強し続けることは大変だと思います。コツはありますか?
実は、私もいろいろな興味はありつつも続かないタイプでしたが、占いに関しては単純に楽しかったのだと思います。無理なく楽しんで続けられることを見つけられるまで、たくさんチャレンジしてみてもいいのかもしれません。
ファッションを楽しむのと同じように占いも気楽に取り入れてもらいたい
──具体的にはどういった製品をコラボレーションアイテムとして発表しているんですか?
一番最近のものは、niko and ?(ニコアンド)の「ラッキーカラーウォレット」です。
最近、一粒万倍日などの最強開運日にお財布を新調する方が増えている背景を踏まえ、元々人気のあるniko and ?のお財布ではありましたが、それに“開運”要素をプラスしてもいいのではないかということをブランドの担当者と話し、ラッキカラーを入れて作ることになりました。
2024年1月1日には、第2弾のパワーストーンつきウォレットも監修しました。
──こういったコラボレーションアイテムはどのように作られるのでしょうか。
持っていて気分が上がるのが一番大切だと思うので、基本的なデザインなどはモノづくりのプロであるブランドの担当者にお任せしています。私は「こういうものがいいのではないか?」と伝えることもありますが、ブランドの良さを活かしながら、開運要素を取り入れられるように監修として携わっています。
──他にはどんなアイテムを監修されているんですか?
PAS TIERRA(パティエラ)とコラボレーションをしたパワーストーンネックレスや、店舗でのノベルティとしてのアロマスプレーなどです。あとは、ワークショップも開催しています。
──アロマスプレーも作っているんですね!
私の専門が“アロマ占星術”というもので、アロマと西洋占星術が組み合わさったものになっています。星座によっても特性があり、そのパワーを上げてくれる香りを作ることもしているんです。
アロマスプレーは社内で使ってくれている方も多く、皆さん「スプレー使って良いことがあたよ」「運気が上がった気がする」と報告してくれます。ありがたいことに、お守りのように持ってくれている方がたくさんいます。
日頃から行っている開運術はアロマスプレーのみ
──占いを始めてから変わったことはありますか?
いろいろな方と話すことが増えたので、人付き合いが広がった気がします。この占いのプロジェクト自体もさまざまな方が集まって一緒にやっていくものだったので、そこでの広がりもありましたし、占いというものがたくさんの方との話のきっかけになっているなと感じています。
周囲から「占ってほしい」と言われることもあれば、こちらから社内に「占います」と募集を投げかけることもあります。皆さんと話すことで、コラボレーションアイテムのアイデアにつながる場合もあるので、そういう意味でも社内への投げかけは続けています。
──人付き合い以外に、内面的に変わったことはありますか?
例えば何か落ち込むようなことがあったり、気分が乗らない時期が続いたりしても、「こういう時期だから」「この先こうなるから」が何となく分かるので、あまり悩まなくなりました。より前向きになれた気がします。
──MageCさんが日頃から行っている開運術はありますか?
自分の天体の香りと今の運気の香りを入れたアロマスプレーを作って自分でも使っています。ただ、それ以外はあえて何をしようかということは決めないようにしているんです。なぜかというと、疲れてしまうから。楽しくなくなると開運にはならないと思うので、その時に良いと思えるものを取り入れています。
「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」としているとそれだけで終わってしまうので、手綱はこちらが握り、占いに振り回されないように過ごすようにしています。
──占いに振り回されない生き方、すてきですね。ありがとうございました! 次回は、MageCさんが教える「2024年星座別運勢ランキング」と「今年の運気を上げるラッキーアイテム」を紹介します。お楽しみに!
MageC(マゲシー)
星占い師/アロマ占星術インストラクター
Instagram:https://www.instagram.com/magec388/
※この記事は2024年02月15日に公開されたものです