平成最後に「ポケベル終了」の報。公衆電話に並んで打った、アラフォーたちの記憶をたどる!

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平成最後に「ポケベル終了」の報。公衆電話に並んで打った、アラフォーたちの記憶をたどる!

今年もさまざまなニュースが駆け巡る中、静かな驚きをもって受け止められたのが「ポケベル終了」のニュースではないでしょうか。平成初期の“イケてる女子高生”の必須アイテムとして一世を風靡したポケベルは、ピーク時の1996年には契約数が1000万を超えていたといいます。その後PHS、携帯電話の普及とともに利用者は減少、製造は20年前に中止されていたものの、呼び出しサービスは現在まで細々と続いていたことへの感慨たるや……! 今回はオトナノ世代懐かしの、「ポケベル」の記憶をたどります。

36歳~44歳のシングル女性の約4割が、ポケベルを「使っていた」という事実! 1人1台がスマホを持っている現代では少なく感じられるかもしれませんが、編集部員(※1975年生まれ)の感覚では「お、けっこう多いな」という印象です。実際にみなさんどんな風にポケベルを使っていたのでしょうか。

みんな、休み時間に公衆電話に並んだね

・「公衆電話に並んで短い文章を送った」(39歳/営業職)
・「公衆電話に並んでたくさんの文字を数字で打っていた」(38歳/事務系専門職)
・「公衆電話戦争がすごかった、取り合いだった」(39歳/事務系専門職)
・「公衆電話に並んだ。11が『あ』など覚えて、公衆電話ですばやくナンバーを押していた」(40歳/販売職・サービス系)
・「高校の休み時間に彼氏にメッセージを送るために公衆電話の行列に並んだし、早く打てるようになった」(40歳/販売職・サービス系)
・「公衆電話にわざわざ並ぶ必要があったのは今考えれば不便でしたが、それさえも独特な思い出です」(38歳/秘書・アシスタント職)

出ました、公衆電話! ポケベル同様、公衆電話を知っている人も、もはや少数派かも……。ポケベルは、メッセージは受信しても、送信は電話からしかできません。だから、休み時間の公衆電話はいつも長蛇の列、一生懸命行列に並んでメッセージを送りあっていたんです。

数字で無理やり語呂合わせ、そんな暗号解読もまた楽し

・「公衆電話から彼氏に、『オヤスミ』を数字で打っていたな……」(42歳/営業職)
・「数字を文字に当てはめて会話していたが、読解力が日に日に研ぎ澄まされていって、たいていの数字は解読できた」(37歳/事務系専門職)
・「数字がひとつ抜けていたら文字にならず、意味不明の数字が送られてくる。どこで何を入れ忘れたのか考えて、それを解読するのが楽しかった」(39歳/営業職)
・「解読書の本を購入した。ドラマも見ていました」(39歳/販売職・サービス系)
・「使っている機種や会社が違うと謎のメッセージが届いて、結局電話をかけて意味を聞くことがよくあった」(44歳/事務系専門職)

0840、3470、14106……どんな意味かわかりますか? 正解は、0840(おはよう)、3470(さよなら)、14106(愛してる)。こんな語呂合わせの数字で、シンプルかつ直球なメッセージを送りあい、意味不明な数字がきたら、間違い探しの要領で暗号解読。今となっては使いどころのないスキルではありますが、当時は必死で覚えたものです。コメントにあったドラマ『ポケベルが鳴らなくて』は、いろいろな意味で“社会現象”にもなりました。

こんなこともありました……

・「10円の間に文字をどれだけ打てるか必死だった」(36歳/事務系専門職)
・「寮の公衆電話で、みんな10円を重ねて連打しまくってた」(41歳/専門職)
・「ドコモからの請求書に10円10円10円が永遠に続いていました。良き思い出」(42歳/販売職・サービス系)
・「テレホンカードをたくさん持っていて、早く打てるように頑張っていた」(40歳/その他)
・「偽造テレホンカードを上野で購入していた」(39歳/販売職・サービス系)
・「ベル友のような、メッセージだけをやり取りする人がいた」(38歳/その他)

少ないおこづかいで電話代をやりくりするため、みんな必死。「いかに早く文字を打つか頑張っていた」「何も見ないで打つ練習をした」「打つスピードをアップするために家の電話で練習を繰り返した」と、涙ぐましい努力を重ねて早打ちをマスターしていました。また、ポケベルの爆発的な普及とともに社会問題となったいわゆる“偽造テレカ”問題は、ポケベル文化のダークサイドといえそう。“ベル友”の存在はやがて、携帯電話の“メル友”へと形を変えていきました。

まとめ

ある世代にとって象徴となるアイテムやカルチャーはさまざまありますが、ポケベルは間違いなく、オトナノ世代の青春期のアイコンといえそうですね。999(サンキュー)、そして8181(バイバイ)、ポケベル。

(文・オトナノ編集部)

<調査概要>
調査方法:インターネット調査
調査期間:2018年12月07日(金)~12月12日(水)
調査対象:36~44歳の働くシングル女性
回答者数:484人

この記事のライター

30代後半から40歳にかけては、自分自身にも環境にもさまざまな変化が訪れるタイミング。「そこそこ満足」と「これからどうする」で揺れることも多いのではないでしょうか。編集部では、オトナノ世代がこれから先もしなやかに、柔軟に、楽しみながら生きていくための道しるべを模索し、発信します。

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