疲れたら読んでほしい。つらい婚活の原因と抜け出す方法

理想的な結婚相手と巡り合うために婚活を始める女性たちがいます。しかし、そう簡単によい結果が出るわけではありませんから、中にはつらくなって婚活をやめてしまう人もいるようです。では、婚活をする上でどんなことが特につらいのでしょうか? 今回は、婚活をする上でつらく感じることを調査し、つらくなる原因と解決方法について婚活コンサルタントの澤口珠子先生に教えていただきました。
■やっぱりつらいもの? 婚活の実態を知ろう
最初に、婚活を経験した女性に「婚活でつらかったこと」について聞き、その実態を調べてみました。
◇婚活ってつらいもの?
まずは「婚活をしていてつらいと感じることがあったか」を、婚活経験者に聞いてみました。
Q.婚活をしていてつらいと感じたことはありますか?
ある(67.7%)
ない(32.3%)
(※)有効回答数390件
婚活を経験した女性のうち、70%近い人が「つらいと感じたことがある」と回答。多くの人と出会えるとはいえ、理想の相手に出会うのは難しいですし、なかなか結婚まで至りませんから、つらいと感じる人は多いようです。
◇婚活ではどんなことがつらい?
では、婚活ではどんなことがつらいと感じるのでしょうか? 上の質問で「つらいと感じたことがある」と回答した女性264人に聞いてみました。
☆いい人に出会えない
・「たくさんの人と連絡を取ってみたけど、自分に合う人がおらず、毎日毎日婚活のことを考えるのがつらくなってきた」(女性/32歳/正社員)
・「たくさんの人と連絡を取り合っても、自分が本当に気に入る人がなかなか現れない」(女性/25歳/正社員)
☆なかなか結果が出ない
・「終わりが見えない。自分の何がいいのか悪いのか、判断が相手によって違うので難しいし、誰からも評価されないこともつらい」(女性/32歳/嘱託・契約社員)
・「婚活に参加してもなかなか結婚できない」(女性/33歳/公務員・団体職員)
☆周囲のプレッシャー
・「親が早く早くとプレッシャーをかけてきて毎日つらかった」(女性/30歳/専業主婦)
・「まわりにまだ結婚しないのかと言われたこと。友だちが結婚していくことに焦った。友だちから大丈夫だって、慰められたこと」(女性/38歳/公務員・団体職員)
回答の中から多く寄せられたものを3つ挙げてみました。特に多かったのは「いい人に出会えない」というもので、頑張って婚活をしているのになかなかいい人に出会えないことがつらかったとのこと。
また、結婚に結び付くようなポジティブな結果が出ないことをつらく思う人や、周囲のプレッシャーで疲弊した人も多いようです。
■婚活がつらく感じる原因は?
上記のように、多くの女性が婚活をする上でつらい思いをしていますが、婚活がつらく感じる原因はなんなのでしょうか? 婚活コンサルタントの澤口珠子先生に聞いてみました。
◇(1)結婚に焦っている
結婚に焦ってしまうと「次にお付き合いする男性と結婚」と決めてしまい、男性自身の人柄を見るのではなく、「自分の結婚相手としてふさわしいかどうか」を減点方式でジャッジするようになります。
そうすると相手の欠点や嫌なところばかりが目に付くので、自分自身のマインドもネガティブで批判的になってしまいます。結果、誰と会ってもときめかず、交際すら始まらない事態に陥り、婚活がどんどんつらくなります。
◇(2)思考優先になっている
自分の感情ではなく思考優先になっている女性は、先に条件などを頭で考えてしまうので、どんな男性と出会ってもときめきにくくなります。せっかく直感で「いい」と思った男性がいたとしても、年齢・年収・結婚後の生活などもろもろの条件を考えた結果、恋の始まりを理性でセーブして「なし」にしてしまうので、婚活がどんどんつらくなるのです。
◇(3)自分の人生目標が定まっていない
どんなにたくさんの男性と出会っても、自分自身の人生設計がしっかりできていないと、「自らの幸せ」を相手に依存してしまいます。自分がどうなったら幸せなのかを明確にしない状態で、相手に求める条件ばかりを考える方は、結果として相手に振り回されてしまい、婚活がどんどんつらくなっていきます。
■つらい婚活から抜け出す方法
上で澤口さんが解説したような理由で、婚活がつらくなるケースが多いとのことですが、そうしたつらい状況を乗り越えるためには、どのようなことを意識すればいいのでしょうか? 澤口先生にアドバイスを頂きました。
◇(1)すぐに白黒つけようとしない
たとえ結婚相手として「なし」だとしても、趣味友だちや飲み友だちになったり、もしかしたらその男性に誰かを紹介してもらえたりするかもしれません。人生は人とのご縁で決まります。
肩を張って結婚相手だけをピンポイントで探そうとするのではなく、たくさんの「結婚相手候補」を探し、ゆるくご縁をつなげていくことで、気持ちとしても余裕が生まれ、結果として結婚のようなすてきなご縁につながります。
◇(2)直感を大切にする
私たち人間は動物です。相手のことを理性でOKと判断しても、気持ちがNOだと遅かれ早かれ、相手との関係は崩れてしまいます。
相手の条件や結婚をするメリット・デメリットよりも、一緒にいて居心地がいい、疲れないなど動物的な直感、いわゆる「自分自身の心の声」を大切にしましょう。
◇(3)人生で大切にしたいものを明確にする
自分の人生で大切にしたいものをきちんと自分でわかっており、自分の軸がしっかりしている女性は、結婚相手に求めるものも明確でブレがありません。
将来、専業主婦になりたいのか、バリバリ働きたいのか、出産を希望するのかしないのか、ご自分の人生をしっかり考えてみましょう。自分の幸せの形がわかっている方は、出会うべき男性に出会ったら結婚まで早いでしょう。
■意識を変えて結婚、婚活の不安を解消しよう
婚活がつらいと感じている人の多くは、「なかなかよい相手が見つからないこと」に焦り、つらいと感じているとのこと。
しかし、澤口さんが指摘しているように、自分のほうに問題があって、よりつらくなっている場合もあり得ます。まずは自分自身を振り返って「どんなことでつらいと感じているか」を探り、澤口さんが挙げた「つらいと感じる原因」に当てはまる場合は、婚活に対する意識を変えるよう心掛けるといいですね。もちろん、これから婚活に臨むという女性もぜひ参考にしてみてください。
(監修・文:澤口珠子、文・中田ボンベ/dcp)
※画像はイメージです
※マイナビライフサポート調べ
調査日時:2018年4月25日~4月26日
調査人数:390人(21歳~44歳の婚活経験者女性)
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