
うさぎのポーズとは? 効果とやり方を専門家が解説【写真付】
恋に仕事に大忙し。がんばる自分も好きだけれど、休日くらいはお家でリラックスする時間を作りたい。そんな働く女性に向けて、ヨガインストラクターの村上華子さんが「日曜日の朝にオススメのヨガ」をお届け。約5000年前の古代インドから継承されてきたヨガのパワーで心と体をリフレッシュさせて! ※隔週日曜日配信予定
長時間のパソコン作業で酷使した疲れ目にオススメなのが、頭頂部の「百会(ひゃくえ)」のツボを刺激する、やさしい逆転系のヨガポーズです。逆転系とは、頭を下にして体を逆転させる姿勢のこと。第18回の今回は、眼精疲労に効く逆転系の「うさぎのポーズ」をご紹介します。
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脳を活性化させる「うさぎのポーズ」とは?
頭頂部にある「百会」は“百の数、多くの気(血液)が出会うところ”と呼ばれる重要なエネルギーポイント。「眼精疲労・頭重感・肌荒れ・顔のくすみ・抜け毛」など、多くの効果に働きかける万能ツボです。「うさぎのポーズ」は頭頂部を床に押しつけ、直接的にこのツボを刺激! 逆転の姿勢を作ることで、血液を頭部に集め、脳を活性化してストレス解消を促します。また、ポーズの仕上げに腕を真上に持ち上げ“うさぎの耳”を作ることで、肩甲骨まわりの筋肉をほぐし、肩こり解消にも役立ちます。ポーズはたった30秒でOK! 簡単なのにスッキリの実感が高い優れたヨガポーズのひとつです。
「うさぎのポーズ」手順
(1)おでこを床につけた姿勢で、両手は顔の横に。
(2)息を吐きながらお尻を持ち上げ、ヒザを立てる。首は床と垂直、ヒザは腰の真下に来るように調節する。
(3)下腹を締めて体を安定させたら、両手を床から離して背中側で手を組む。息を吐きながら組んだ手を天井方向へと引き上げる。5呼吸キープ。
(4)ポーズをほどく時は両手を床に戻し、お尻をかかとに下しながら(1)の姿勢で5呼吸ほど休息。その後、頭が最後に持ち上がるようにゆっくりと背骨を持ち上げて、正座の姿勢でひと息つく。
※ポーズの注意点
サッカーボールを転がすように、頭を前後に軽くローリングすると、心地よい刺激で頭蓋骨がマッサージされ、疲れで鈍った思考もクリアに。ただし、首や肩に鋭い痛みがある場合は、無理をせず(2)の姿勢に戻りましょう。
本日のレッスンまとめ
うさぎのポーズは、高ぶった神経の興奮を鎮め、自律神経のバランスを整える効果もあるので、寝つきが悪く不眠でお悩みの方にも効果的です。ポーズを行い心身がゆるんだあとは、できればスマホのチェックや読書もやめて、そのまま体をリラックスさせましょう。
(監修・文:村上華子、撮影:masaco)
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※この記事は2016年09月25日に公開されたものです