冷房バテにさよなら。料理家・両角さんが教える甘酒&夏野菜の簡単レシピ

ヘアも、メイクも、ファッションも、カラダの中も。 40歳は「美に対する意識」が変わるとき。 目指したいのは、取り繕うことじゃなくて、これからの自分を大切にしたくなる美容。 ココロとカラダが心地よくリンクする、“ちょうどいい”自分を探しましょう。

冷房バテにさよなら。料理家・両角さんが教える甘酒&夏野菜の簡単レシピ

気温の上昇とともに、悩みのタネになるのが、オフィスや電車などでガンガンに入った冷房。冷え性を悪化させたり、体調を崩したり、お肌が乾燥したりと、なかなかの大敵です。今回は料理家の両角舞さんに、カラダを温める、ひんやりデザート&使いまわしできる簡単だしを教えてもらいました。

夏に真価を発揮する「甘酒」。やさしい甘みが胃腸の疲れも癒す

冷房がカラダに与える影響はさまざま。どんな症状に困っているかによって、選ぶ食材が変わります。

「たとえば、カラダが冷えたときには温める食材、冷房で汗がかけず、体内に熱や水分がたまっているときはカラダを冷ます食材、乾燥が気になるときは潤いをもたらす食材といったように、うまく利用することが大切」と両角さんは言います。

まず、ひとつめの両角さんおすすめの食材は「甘酒」。

「何となく冬のイメージがありますが、実は甘酒って“夏の季語”なんです。“飲む点滴”と呼ばれるほど栄養豊富で、消化吸収もいいので、夏バテで胃腸が疲れている時、体力が衰えている時にピッタリ。腸内環境を整えてくれるから、お肌を整える食材としても期待できます」と両角さん。

さらに、漢方スタイリスト(漢方養生指導師)でもある両角さんいわく、「漢方の視点では、甘酒のような“やさしい甘み”は胃腸の疲れを癒すと言われています。また、体内に潤いをもたらす“白い食材”でもあるので、冷房で乾燥気味のお肌やノドにも働きかけてくれます」。

「夏野菜」を上手に摂りいれて、水はけのいいカラダに!

両角舞さん/フードコーディネーター、漢方スタイリスト。調理師、漢方養生指導士の資格を持つ。2012年『ELLE a table』フードバトルグランドチャンピオン。海外のレストラン立ち上げ、コカ・コーラ、ホテルニューオータニなどの広告・カタログのスタイリング、日本ハム、高島屋といった企業のレシピ開発など幅広く活躍。

もうひとつのおすすめは「夏野菜」。

「ナスやキュウリなどの夏野菜は、一般的にカラダの熱を冷ますと言われています。体内に熱がこもった感じがして、体調がすぐれないときは夏野菜を摂るといいですよ。また、余計な水分を排出してくれるので、冷房の効いた室内で汗がかけず、水分がたまっている時にも力を発揮してくれます。夏野菜の力を借りて、水はけのいいカラダを目指しましょう」と両角さん。

また、夏になると食欲が落ちるという人もいますよね。そんな人には、「胃腸の疲れにいいとされる山芋を摂り入れるといいですよ。粘りがあるので、するするっと食べがちですが、胃腸への効果を高めるためには“よく噛む”ことが大切」だと言います。

そして、カラダの冷えには、やっぱり生姜。もちろん、たっぷり摂り入れるのもいいのですが、夏野菜といっしょに摂ることで、カラダの熱を冷ましすぎないように、ほど良く緩和してくれるそう。今回は両角さんおすすめ食材を使った、簡単レシピを2つマスターしましょう。

レシピ1  夏バテや冷房による乾燥に『甘酒のブランマンジェ』

甘酒の甘みがあるので、砂糖は少量で十分。冷蔵庫で冷やした、ひんやりデザートで、ヘルシーにおいしく、夏バテと乾燥に備えましょう。

材料

米麹甘酒 180g程度(缶入りの甘酒1本分)
牛乳 25g
砂糖 8g
板ゼラチン 5g
生クリーム 30g

作り方

①板ゼラチンは、冷水につけてふやかしておく。
②鍋に甘酒、牛乳、砂糖を入れて、沸騰させない程度に温める。火を止めたらゼラチンの水気をよく絞り、鍋に加えよく混ぜ溶かす。
③②を氷水に当てて冷やす。とろみがついてきたら、生クリームを加えて保存容器や型に流し、冷蔵庫で冷やし固める。

★ちょっぴりアレンジしたいときは、レモンソースをプラス★
「レモン1コを半月切りにして、レモンの重量の1.2倍の砂糖と、水50ccでかるく煮詰めるだけでOK。さっぱりして、夏にぴったりですよ」

レシピ2  熱や水分をためこんだカラダに『切って和えるだけの夏野菜だし』

体の熱を冷ます夏野菜を使った、作り置きできる簡単だし。昆布を入れることで、だしにうまみと粘りが加わるので、ごはんにも、冷ややっこにも、納豆にも合いますよ。

材料

ナス 小さめ1本
キュウリ 1本
山芋 100g
生姜 20g
刻み昆布 3g

※A(出汁用調味料)
みりん 小さじ2
醤油 大さじ1
酢 大さじ1/2

作り方

①ナスは7㎜くらいの角切りにし、水にさらしてアクを抜く。縦に4等分にして種の部分を取り除いたキュウリと、山芋も同じく7㎜程度の角切りに。
②生姜は3㎜くらいのみじん切りにする。
③ボウルに①②と刻み昆布、Aの調味料を入れ、よく混ぜ合わせたら20分ほど置く。昆布が柔らかくなったら、できあがり!

★保存期間はどれくらい?★
「タッパ―などの容器に移して、冷蔵庫に入れておけば、3日ほど持ちます。料理にひとアレンジ加えたい時に活用してくださいね」。

どちらのレシピも簡単なプロセスで、最後は置いておくだけ。忙しい時期でも、手軽にできます。体調管理が難しくなる、アラフォー女性にとってうれしいレシピですね。

次回は、毎日、太陽をたっぷり浴びるのに、意外と忘れがちな“髪の紫外線対策”を、ヘアスタイリストの松島春樹さんが教えます。

(取材・文:宮浦彰子/撮影:アベユキヘ)

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この記事のライター

40歳は「美に対する意識」が変わるとき。 目指したいのは、取り繕うことじゃなくて、これからの自分を大切にしたくなる美容。 ココロとカラダが心地よくリンクする、“ちょうどいい”自分を探しましょう。各業界のトップで活躍するメイクアップアーティスト、ヘアスタイリスト、スタイリスト、料理家が、さまざまな角度から“40歳の美”を提案します。