「婚活疲れ」する理由とは。婚活に疲れたときの対処法

婚活の大変さは、実際にやってみた人でないとわかりません。
私もトータルで7年婚活をしましたが、はじめる前は「結婚なんてすぐにできる」とタカをくくっていました。
いざ婚活を開始してやっと「婚活がムリゲーすぎる……(泣)」ということに気づいたのです。今回は婚活疲れする理由とその対処法についてお伝えします。
私が「婚活疲れ」した話
婚活では失敗ばかりだった私ですが、唯一評価できるのは「行動力」です。
出会えるならば合コン・街コン・アプリ・婚活パーティー・紹介・テニスサークル等々、なんでも行きました。週に1回、多いときは週に3回は必ず出会いのために行動していました。
ただ、それを何年も続けるとさすがに疲弊します。
婚活の何がしんどいって、いつ終わるのかゴールが見えないマラソンを走っているような、出口の見えない暗いトンネルに迷い込んだような、そんな不安感や焦燥感の中で「将来の夫を決める」という大仕事を成し遂げなければいけないこと。
恋愛していたころとは打って変わって「好きになれる人すらいない」という状況に戸惑いました。
友人たちが続々と結婚していく中、「私はなぜこの好きでもない男性と食事をして無理に作り笑顔をしているのか?」
我に返って悲しくなりました。
それでもあきらめず出会いを続け、やっと好きになれる人ができたと思ったらうまくいかない。
「結婚前提で付き合ってほしい」と告白してきたハイスペ男性が実は既婚者だった。
そんなこともありました。
ようやく本気で思ってくれる男性とお付き合いができたのに、結婚の話が具体的になると男性は去っていく。
「あぁ、もう別れるんだな」と確信したときの絶望感ったらないです。
ようやく富士山の8合目あたりまで登ってきてあともう少しでご来光が拝めると思っていたのに、いきなりスタート地点に戻されたような感覚。
また一からやりなおし、あと何回これを繰り返せばいいのかもわからない。
もちろん私がこじらせすぎていたのも原因ですが、婚活は全体的にシンドイことが多すぎます。婚活に疲れても自分を奮い立たせ活動していましたが、ついに婚活5年目、心が折れました。
それから1年間は「婚活」を考えるのも嫌で、仕事以外は家に引きこもる生活。我ながらよく結婚できたなと思います。
婚活疲れしてしまうのはなぜ?
なぜ婚活に疲れてしまうのでしょうか。婚活疲れを引き起こす原因は3つあります。
(1)婚活の終わりが見えない、ゴールがどこなのかわからない
目的地が明確であれば最短ルートが割り出せるし、しんどくても「あと5分で着くからがんばろう!」と思えます。しかし婚活は「いつも道に迷っている状態」です。
自分が今どこにいるのか、どこへ向かえばいいのかわからない状態で結婚という目的地を探さなければいけない。ジャングルの奥地に迷い込んで今自分がいる場所がどこなのか、どこへ向かうのが正解なのかわからないという状況を想像してみてください。
寝ているときでさえ不安で気が休まるときがありません。
(2)「これをやれば結婚できる」というマニュアルがない
婚活は「こうすれば必ず成功する」というマニュアルがありません。
結婚するほど相性のよい相手と巡り合い、お互いが好きになるなんて奇跡みたいなこと、努力でどうにかなるものではないと思ってしまいますよね。
方法がわからない状態で行動し、うまくいかないことが続けば婚活を続けるのが怖くなります。
(3)婚活は恋愛よりも格段に難易度が上がる
婚活をはじめた人ならわかると思うのですが、恋愛と婚活は全然ちがいます。
好きなだけで恋愛できたのに、結婚となると年収やら条件やらいろいろと考えてしまい好きになれる男性が激減します。
そしてここが肝心なのですが、結婚に関しては男性のほうが慎重です。
好きな女性ができて付き合いたいと思っても、結婚前提となると考えてしまうのが男性です。婚活ではお付き合いどころか好きになれる人にすらなかなか出会えなくなる。やっと出会えても選ばれないことが続けば婚活を続けるのが嫌になります。
婚活疲れをする女性の特徴とは?
ここでは婚活疲れを引き起こしやすい女性の特徴を私の経験から挙げていきたいと思います。
婚活への覚悟が中途半端な人
私も含めなのですが、中途半端な覚悟で婚活をすると婚活疲れを引き起こしやすくなります。原因は「婚活の長期化」です。活動期間が長期化すればするほど精神的に追い込まれます。
恋愛感覚で婚活をする人
彼氏を見つけるスタンスで婚活をしている人は落ち込むことが多くなります。まず「彼氏」と「結婚相手」では対象となる数が全然ちがいます。
意気揚々と婚活をはじめたのはいいけれどまったく出会えないことに落ち込みます。
また恋愛は非日常なのでドキドキ感や刺激を求めます。ドキドキ感を感じる人は婚活市場に少なく、出会えたと思っても遊び人だったり既婚者だったりすることが実は珍しくありません。
自己流の婚活を続ける人
「こうすれば結婚できる」というマニュアルはありませんが、婚活のノウハウは世の中にあふれています。
婚活を経て結婚された方がそのプロセスをブログやSNSで発信しており情報を見ることもできます。
婚活アドバイザーやコンサルタントの情報も役立つはずです。
しかしそんな情報を取り入れようとせず、自己流の婚活を続ける人が少なくありません。私も当事者なので言いますが、婚活をしているということは、恋愛のプロセスを経て結婚できなかった何らかの理由があるのです。
もちろん仕事などで結婚どころじゃなかったという方もいるでしょう。しかしそんな方は婚活市場に登場した瞬間に結婚していきます。
自己流で婚活をしている方も一生懸命活動し、考え、悩んで落ち込んでいるはずです。しかし、自分を客観視しプロや成功者のアドバイスを取り入れていく柔軟さがなければ婚活は長期化し、自分自身が追い込まれていくのです。
婚活疲れしたときの対処法とは?
では、婚活疲れしてしまったときはどうすればいいのでしょうか? 対処法を4つ伝授したいと思います。
(1)疲れたら婚活を休んで自分を癒す
私も7年間の婚活で何度も「婚活疲れ」を経験しました。そのたびに自分を奮い立たせ出会い続けてきましたが、婚活5年目、ついに心が折れ再起不能になりました。
私は存在する価値がない、自分はもう誰にも選ばれない、世の中の誰も私に興味なんてないと思い、「婚活」という言葉を聞くのも嫌になりました。
そんな状態で婚活をしてもうまくいくはずがありません。怪我や病気と一緒で、まずは元気に生活できる状況まで自分を戻していく必要があります。それまでは思い切って婚活をお休みしましょう。
自分の体とココロが癒される方法を見つけ、子どもになった気分で好きなことをやってください。
(2)婚活する目的をもう一度考える
婚活疲れしているときは「私は本当に結婚したいのだろうか」と考えるようになります。気持ちがブレた状態で婚活をしてもうまくいきません。
今一度、自分は本当に結婚したいのか、なぜ婚活をはじめたのか考えてみてください。「私は必ず結婚する」と覚悟ができれば気持ちも前向きになってきます。
(3)自己否定をやめる
婚活はたったひとりの結婚相手に出会うための活動です。それまでは選ばれない経験、別れを繰り返します。
「私は選ばれない人間なのだ」と自分を否定するのはやめましょう。ただその人はあなたの結婚相手ではなかっただけ。自分が否定されたのではなく、別の人が結婚相手だっただけの話です。
(4)婚活は短期決戦! 半年で決める覚悟を
婚活に疲れて嫌になったとしても、結婚するためには婚活をしなければいけません。最後まであきらめない人が結婚をします。
元気になって婚活を再開するときは「短期決戦のスピード婚」を目指してください。活動期間は3カ月~半年と決めて、その間にできるだけたくさんの人と会い、最初にお付き合いした人と結婚する。そんな覚悟が婚活には必要です。
結婚できる人と効率よく出会うため、結婚相談所などの婚活サービスを取り入れることをオススメします。もし「もっといい人が現れたら迷ってしまうかもしれない」「恋愛して結婚したい……」と思う場合は、あなたのホンネは結婚したいのではなく恋愛をしたいのです。
婚活で出会う人もお互いを大好きになって結婚します。しかし恋愛したい人が想像しているような『ドキドキ感やあこがれの感情』ではなく『安心感や楽という感情』なので、性質が異なります。
恋をしたい人は刺激を求めているので『安心感や楽という感情』を出会った男性に感じることはできません。本当に大好きな人と結婚したいのなら、ゆるぎない覚悟を持ってください。
結婚すれば婚活疲れからは解放されます
結婚しない限り、婚活疲れから逃れることはできません。だからこそ「必ず結婚する」という強い意志が必要なのです。
短期決戦でスピード婚をすることが一番の解決法。覚悟が決まればしっかり戦略を立てて活動再開していきましょう!
(kana)
※画像はイメージです
婚活に関するキーワード
婚活に関する記事
