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一人暮らしの電気代はどのくらいかかるか不安に思ったり、自分が毎月支払っている電気代が多いのか少ないのか気になったりしている方も多いのではないでしょうか。一人暮らし世帯の電気代を安く済ませるための第一歩は、電気代の相場や節約ポイントを知ることです。
そこで今回は、一人暮らしの電気代について解説をしていきます。
一人暮らしの電気代ってどのくらいかかる?
初めての一人暮らしだと、電気代がどのくらいかかるのか気になりますよね。
ここでは、総務省の統計局のデータから、一人暮らしの平均的な電気代を見ていきましょう。
家計調査から見る一人暮らしの電気代
☆単身世帯全体の電気代平均
月額 | 年額 | |
---|---|---|
2017年 | 5,392円 | 6万4,704円 |
2016年 | 5,320円 | 6万3,839円 |
2015年 | 5,599円 | 6万7,189円 |
2014年 | 5,565円 | 6万6,784円 |
2013年 | 5,482円 | 6万5,779円 |
2012年 | 5,141円 | 6万1,696円 |
2011年 | 4,801円 | 5万6,708円 |
2010年 | 5,016円 | 6万0,190円 |
2009年 | 4,769円 | 5万7,231円 |
2008年 | 4,868円 | 5万8,421円 |
北陸電力、中国電力、沖縄電力を除く大手電力会社(旧一般電気事業者)は2011年に発生した東日本大震災の翌年以降に続々と値上げをした(消費者庁「小売電気料金及び託送料金の推移 日本と海外の比較」より)ことも影響し、2012年以降は平均の電気代がやや高くなっています。
では、勤労者世帯(サラリーマン世帯)に限った電気代平均はどうでしょうか。
☆勤労単身世帯(サラリーマン世帯)の電気代平均
月額 | 年額 | |
---|---|---|
2017年 | 4,219円 | 5万633円 |
2016年 | 4,148円 | 4万9,776円 |
2015年 | 4,302円 | 5万1,626円 |
2014年 | 4,388円 | 5万2,651円 |
2013年 | 4,346円 | 5万2,156円 |
2012年 | 4,027円 | 4万8,329円 |
2011年 | 3,927円 | 4万7,119円 |
2010年 | 3,974円 | 4万7,692円 |
2009年 | 3,841円 | 4万6,096円 |
2008年 | 4,117円 | 4万9,399円 |
一人暮らしのライフスタイルにも差異はありますが、全体で見ると、月額4,000円から5,000円が電気代の相場と言えそうです。
ガス代・水道代も合わせた水道光熱費は?
☆単身世帯全体の光熱費平均
月額 | 年額 | |
---|---|---|
2017年 | 1万1,380円 | 13万6,560円 |
2016年 | 1万1,028円 | 13万2,336円 |
2015年 | 1万1,667円 | 14万4円 |
2014年 | 1万1,849円 | 14万2,188円 |
2013年 | 1万1,863円 | 14万2,356円 |
2012年 | 1万1,404円 | 13万6,848円 |
2011年 | 1万875円 | 13万500円 |
2010年 | 1万737円 | 12万8,844円 |
2009年 | 1万649円 | 12万7,788円 |
2008年 | 1万999円 | 13万1,998円 |
☆勤労単身世帯(サラリーマン世帯)の光熱費平均
月額 | 年額 | |
---|---|---|
2017年 | 9,288円 | 11万1,456円 |
2016年 | 9,016円 | 10万8,192円 |
2015年 | 9,463円 | 11万3,566円 |
2014年 | 9,653円 | 11万5,836円 |
2013年 | 9,837円 | 11万8,044円 |
2012年 | 9,086円 | 10万9,032円 |
2011年 | 9,093円 | 10万9,116円 |
2010年 | 8,803円 | 10万5,636円 |
2009年 | 8,813円 | 10万5,756円 |
2008年 | 9,343円 | 11万2,116円 |
ライフスタイル別・一人暮らしでの電気代と電気の使用状況
それぞれ、どのぐらいの電気代がかかって、どの程度の差があるのでしょうか?
学生・若い社会人の一人暮らし
電気代 | 3,172円 |
ガス代 | 2,384円 |
水道代 | 1,363円 |
光熱費月額 | 6,979円 |
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自炊よりも外食が多かったり、自分の洗濯機でこまめに洗濯するよりも、まとめてコインランドリーを利用したりと、家電の利用時間が少ないのも光熱費が少ない要因と考えられます。また、上の世代と比べると収入が少なめで光熱費を節約する人が多いのも理由のひとつでしょう。
35歳以上の社会人の一人暮らし
35歳から59歳の単身世帯と単身勤労者世帯の光熱費を2017年度の平均値で見てみます。
単身全体 | 単身勤労者 | |
---|---|---|
電気代 | 5,092円 | 4,768円 |
ガス代 | 3,197円 | 3,157円 |
水道代 | 2,355円 | 2,322円 |
光熱費月額 | 11,191円 | 10,637円 |
電気代は、ガス代・水道代の差に見られる30~40円よりも大きく、300円以上の開きがあります。
入浴などで使うガスや水道は勤労者であるなしに関わらずさほど変わりませんが、在宅時間が短いことによる電気だけは明確な差が出ています。
高齢者の一人暮らし
電気代 | 6,254円 |
ガス代 | 3,252円 |
水道代 | 2,378円 |
光熱費月額 | 12,915円 |
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一人暮らしの電気代を節約するポイント
平均的な電気代よりも毎月の電気代が大幅に高い方は、電気の使い方次第で節約ができるかもしれません。
電気代を節約するための基本的なポイントをしっかりチェックしておきましょう。
エアコンを上手に利用する
夏と冬は、エアコンの使用によって電気代の比率が高まるので、扇風機やサーキュレーターとの併用や温度や風量の設定を「自動」にするなどして、効率的な使い方をしましょう。
室外機やフィルターが汚れていると、稼働効率が悪くなります。とくにフィルターは2週間に1度を目安に掃除をすることをおすすめします。
また、室外機の周囲にものがあると外気を取り入れにくくなるため、室外機の周辺にものを置かないなどの対策も大切です。
待機電力を減らす
長時間使わない家電の電源プラグは、コンセントから抜いておきましょう。
常時稼働が必要な冷蔵庫やタイマー予約をよく使う炊飯器などは仕方がありませんが、電気ポットや電子レンジなどは、使用時以外はプラグを抜いていてもさほど不都合はないでしょう。
電力会社を変える
電力自由化で電力会社も選べるようになりました。賃貸マンション・アパートでも条件によっては電力会社の変更は可能なので、現在の電気代と比較して安い電力会社があれば切り替えを検討してみましょう。
まずは現在の契約プランの内容をチェックして、自分のライフスタイルにあっているどうかをもう一度確認してみてください。
選べる電力会社が増えたのと同時に、時間帯や曜日によって料金が異なるプランなども増えているので、より自分に適したプランが見つかるかもしれませんよ。
電力比較・電気代節約シミュレーション

一人暮らしの電気代も節約できる!できることから始めよう
一人暮らしの電気代は、毎日の使い方を工夫するだけではなく、電力会社やプランを変えることでも安くすることができます。
年間で考えれば大きな違いになることもあるので、さまざまな方法を検討して、自分に合った電力会社やプランを選んでくださいね。
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