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ヨガの服装の基本とは? シーン別おすすめコーデ【初心者必見】

村上華子(ヨガインストラクター)

ヨガの服装の基本とは? 常温、ホットヨガなどシーン別に最適アイテムも変わるもの。初心者にもおすすめしたい実用的でおしゃれなコーディネートをヨガインストラクターの村上華子さんが紹介します。

はじめて行くヨガスタジオは、わからないことだらけで不安がつきもの。なかでも「ヨガをするときに何を着ればいいの?」というお悩みは多く聞こえてきます。

よくスタジオの説明書きなどに「動きやすい服」と書かれてはいるけれど……。ヨガにおける動きやすい服とは、具体的にどんなデザインなのでしょうか。

それにおしゃれはしたいけれど、まわりから浮くのは嫌!

今回は、ヨガスタジオで気後れしない服装や、ヨガウェアのいろはをインストラクターの視点からお届けます。

初心者向けヨガの基本服装

初心者向け! ヨガの服装の基本

ヨガのレッスンにはバラエティーに富んだ内容がありますが、それに合わせて、どんなものをチョイスすればよいのでしょうか。

まずは“これさえ持っていれば大丈夫!”という、基本アイテムからご紹介します。

ヨガの服装基本アイテム

ブラトップやスポーツブラ

体の動きに集中しながら、ストレスなくヨガを行うためには、適度に体にフィットしつつ締めつけすぎない下着を選びたいもの。

特にワイヤーなどが入った補正下着は、ツイスト系のポーズ(体をねじるポーズ)や呼吸法を実践するときに、心地よさを妨げることもあります。

ストレッチ素材のブラトップやスポーツブラ、またはブラカップつきのキャミソールがオススメです。

レギンスやヨガパンツ

ヨガでは「あぐらの姿勢」がよく登場します。これを行う際、伸縮性が少ないパンツはヒザまわりや太もものツッパリ感が気になりリラックスできません。

また、脚を開いたり、屈曲したりするときに、股関節のまわりに布地が重なるようなデザインも動きの妨げに。

装飾のないシンプルなデザインで、ストレッチのよく効いたレギンスやヨガパンツが快適です。

Tシャツや重ね着用のトップス

ヨガのクラスの多くは、前半にじんわりと汗をかくようなダイナミックな動きのポーズを行い、後半に向かって静かで瞑想的なリラックスタイムに入っていく構成をしています。

クラスの最中、適切な温度調節を行うためにも、ブラトップやキャミソールの上に、脱ぎ着できるTシャツやトップスを重ねていると便利!

ハンドタオル

汗を拭く目的はもちろん、仰向けになって寝転ぶ「シャバアーサナ(ヨガの休息)」の際、アイピロー(アイマスク)代わりにも使えるハンドタオル。

また、ヨガグッズの準備がない場所でヨガを行うときにも有効! たとえば、つま先にタオルをかけて前屈ポーズの補助ができるなど、ヨガポーズをとる際にも役立つ便利で優秀なアイテムです。

ヨガのシーン別コーディネート

ここからは想定されるシーン別に、オススメのコーディネートをいくつかピックアップ。ヨガの目的やレッスンに合わせて、とっておきのコーディネートを選んでみてくださいね。

シーン1:アクティブな動きのヨガ

ヨガの服装(レギンスタイプ)

呼吸のリズムで動いていくスタイルのヨガや、アドバンスポーズ(難しいポーズ)を行うときは、スポーツブラ×レギンスの組み合わせがオススメ。

裾がめくれず、ひらひらしないタイトなシルエットは、足さばきを軽やかに、集中を深めてくれます。

トレンドはくすみが効いたニュアンスカラーのウェア。また、明るい気持ちでさまざまなポーズにチャレンジしたいときは派手な柄物を選ぶのもOK! 気分に合わせてウェアのデザインを決めれば、ヨガの楽しみ方が広がります。

シーン2:リラックス系のヨガ

ヨガの服装(リラックスタイプ)

身も心もリラックスしたいときは、締めつけのないゆったりしたシルエットのコーデを選びたい。そんなときは体にそこまでフィットしないヨガパンツをチョイスして。

とはいえ、だらしなく見えないように、色や柄選びはトレンドのものを選ぶと洗練された印象になります。流行は先ほども紹介したニュアンスカラー。さらに柄は、かわいい花柄やボタニカル柄が旬!

スタイリッシュなレギンスに挑戦したいけれど、腰まわりや太ももの体型露出に抵抗がある人も安心してヨガができるスタイルです。

シーン3:逆転系のポーズ

ヨガの服装(オールインワンタイプ)

「逆立ち」や「肩立ちのポーズ」など、ヨガには逆転系といわれるポーズがたくさん。これらのポーズがたくさん出てくるレッスンでは、おなかがめくれて胸まで露出……なんてことにならないように、オールインワンのウェアを選ぶといいでしょう。

「まわりと同じじゃ嫌!」という女性にぜひ選んでもらいたい、かわいくて便利なアイテムです。

シーン4:ホットヨガ

ヨガの服装(ホットヨガタイプ)

湿度の高いホットヨガのクラスや、海や湖でパドルボードに乗って行うサップヨガなどのシーンはショートパンツスタイルで。速乾性の素材やUV加工といった優秀な機能を選ぶと快適にヨガが楽しめます。

脚の露出に抵抗がある人はショートパンツの下にレギンスを重ねてもキュート!

その他のポイント

このほか、+αでコーデにプラスするといいアイテムを紹介します。

足元の冷え対策にレッグウォーマー

ヨガに使えるレッグウォーマー

エアコン対策に靴下を履きたいけれど、マットやラグから足がすべる……。

そんなときは、足の裏に滑り止めがついたヨガソックスや、かかとやつま先が隠れないレッグウォーマーを加えると◎

休息時やスタジオの行き帰りには羽織物を!

ウェアのほかに羽織物を1枚用意しておくのもオススメです。

ヨガのクラスを締めくくる至福の休息「シャバアーサナ(ヨガの休息)」で肩が冷えないように使ったり、スタジオの行き帰りに、ヨガウェアの上にさっと羽織ったりしましょう。

ヨガウェアの選び方とポイント

ここまでコーディネートを紹介してきましたが、サイズ選びや機能性の高い素材選びなど、もう少しくわしく解説していきます。

近年のヨガブームに乗って、ヨガウェアもどんどん進化しています。お気に入りのデザインを選びながら、しっかりポーズを取るための機能性も重視していきましょう!

(1)ジャストサイズを選ぼう

パンツの裾が長いと、かかとが引っかかり、転倒のリスクに。

ゆるいブラトップやキャミソールは、四つん這いの姿勢で胸元が開き、肩ひもが落ちてしまうことも……。

日常とはちがう動きをすることを念頭に置き、最適なサイズ選びましょう。

(2)静電気や摩擦音が出ない素材がGOOD

意外と盲点なのが素材のチョイス。

動きやすくても、トレーニング用のシャカシャカ素材は、静かな空間で音が気になります。重ね着した際に、静電気が起こる素材も“気が乱れる”ので、控えたいところ。したがって、できればジャージも避けるといいでしょう。

気持ちいい素材をまとうのがオススメです。

(3)装飾のないシンプルなデザインを

生地に凹凸ができる装飾や金属性のチャックなどは体を床に伏せた姿勢のとき肌にあたり、ポーズの妨げになる場合も多くあります。

また、フードのついたパーカーもオススメできません。仰向けの姿勢で首のうしろをもたつかせるので、ないほうがベター。

(4)生地の「薄さ」チェックしてる?

購入時には気がつかなかったけれど……。ヨガのポーズで足を開き、お尻周辺をストレッチする動きによって、レギンスの生地が引き伸ばされ、下着が透けて見えることも。

タイトなシルエットは、試着のときに生地の薄さのチェックをお忘れなく。

(5)汗かきさんは機能性素材を選ぼう

汗をかくとワキの汗染みが気になりますよね。それによって腕を上げるポーズがぎこちなくなるなど、伸び伸びできないヨガなんて本末転倒!

女性のデリケートなお悩みを払拭させる「汗染み防止素材」という画期的な素材のヨガウェアも開発されています。気になるときは素材に目を向けてみてください。

おしゃれも取り入れてモチベーションUP!

せっかくヨガスタジオに行くならば、「ストレスなく動きやすい」「集中が深まる」ということだけではなく、自分に自信がついたり、華やかな気持ちになったり、モチベーションを上げるためのおしゃれもしたいですよね。

これからの快適で、楽しいヨガライフのために、ぜひ紹介したポイントを参考にしてみてください。あなたが楽しみたいヨガシーンに合ったコーディネートを選びましょう!

(文:村上華子、イラスト:チヤキ)

ヨガのポーズ一覧

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