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付属校出身者100人に聞いた「メリット・デメリット」人間関係に苦労することも…!?

大学まである付属校は、一体どういう点が人気なのでしょうか。また、“良くない点”はあるのでしょうか? 今回は、そのメリットとデメリットについて、付属校出身者100人のリアルな声を集めてみました。

付属校に行くことを“自分の意思”で決めたのは約6割

まずは、そもそも付属校に行ったのは、自分の意思だったのか親の意向だったのかを聞いてみたところ、自分の意思だったという人が約6割3割の人は親が決めたという結果でした。

大学付属の高校に行ったのは誰が決めましたか?

(大学付属の高校出身者100名)

さらにそのうち、系列の大学に進んだのは半数弱。付属校に行っても、半数以上の人が外部の大学に行っているというリアルが明らかになりました。

そのまま付属の大学に進みましたか?

(大学付属の高校出身者100名)

大学付属の高校に行った理由

大学への進学がラクそうだったという声もありますが、「志望校が偶然付属校だった」という人も少なくありません。というのも、付属校は勉強や部活動に力を入れている学校が多いという側面があります。

またなかには、スポーツ強豪校としての部活に魅力を感じつつ、「付属大学では体育教師の教員免許を取得できる」というメリットを視野に入れていた人もいました。

大学進学がラクそうだった

  • 大学進学が楽だと思ったから。
  • 早く進学を決めて親を安心させたかったから。
  • 受験の負担が少なくなるため。
  • 特別進学コースを狙ったのですが、それが無理でも付属校推薦で進学できると思ったので。

志望校が偶然付属校だった

  • 志望校がたまたま大学の附属だったため。大学進学よりも高校自体に魅力を感じた。
  • 大学に、当時自分が興味を持つ分野の学科があったから。

部活動に力を入れていた

  • 部活動が強かったから
  • 吹奏楽部が強かったので吹奏楽をやりたかった為
  • やりたい部活があったから

系列の大学に行かなかった理由

付属校に通いながらも系列の大学には進学しなかった人の理由は、至ってシンプル。単純に志望学科がなかったというもののほか、もっと上を目指せる行きたい大学が別にあったという3つに大別されました。

  • 地方だったので、首都圏か関西圏に出ていきたかったため
  • 高校で成績がよく、更に上のレベルを目指すことができたためです
  • 付属の大学に志望学部が無かったので他大学を受験した

付属校に行ったことで、良かったこと(メリット)

付属校に行ったことによるメリットは、内部進学する場合、大学受験にかかるストレスの圧倒的な少なさ外部受験する場合でも、“保険”がある状態なので、精神的に余裕があったという声は多くみられました。

さらにそういった安心感により、勉強以外のことにも全力で打ち込めたという声も多数。また大学併設のため、さまざまな設備が充実しているということも付属校の特徴のようです。

大学受験に対するストレスが少なく、高校生活を満喫できる

  • 大学受験の際に過度なストレスや緊張はありませんでした。落ちてしまったら付属大学に行こうという気持ちがある意味気持ちの安定につながっていたと思います。
  • 浪人せずに大学に行けた。
  • 大学受験のための勉強をする必要がないので、高校生活を満喫できた。
  • 高校時代を、勉強だけでなく自分の好きなことに費やせたのは嬉しかったです。
  • 大学の受験勉強に時間を取られなかったので、部活を本気で出来た。

教育環境が贅沢

  • 理系クラスでは附属大学に行って実験や研究の体験ができたり、文化祭の時には大学からのブースが出展されるなど、高校だけでは体験できないことを体験できた。
  • 私立だったため校内が広く綺麗で設備が充実していた。

やりたいことに打ち込める

  • ずっと同じ環境で勉強できるので、安心できた
  • のびのびとした環境で自分のやりたい事に自由に打ち込めた

大学進学時、すでに友達がいる状態なので心強い

  • 大学に入っても友だちが多い状態だった。
  • 高校から大学への進学時に、既に多くの友達がいて心強い。

付属校に行って、“ここは良くなかったかも”と思うこと(デメリット)

メリットとは対照的に、デメリットとなりそうなことを尋ねてみると、「チャレンジ精神、ハングリー精神がなくなる」「新しい環境に溶け込む努力をしなくなる」など、“ラク”さが諸刃の剣であることが明らかに。一方で、人間関係が変わらないため、“合わない”人がいた場合、辛いという声もありました。

勉強に対するモチベーションを保つのが困難、遊んでしまう

  • 他の大学を受験する場合、勉強できる環境ではない。
  • 付属大学に行く人が多かったので勉強に対するモチベーションを維持するのは苦労しました。
  • 簡単に上がれる(進学できる)ので遊んでしまう

ハングリー精神が足りない、ぬるま湯体質

  • 外部受験してきた生徒に比べて、ハングリー精神が足りない。高校~大学で人間関係が変わらないため、ぬるま湯に浸かっているようだった。
  • 進学する大学がある安堵感から将来について真剣に考える機会がなく、進学できれば何学部でも良いといった意見も聞かれ、流されやすい人は自分の進路について深く考えることが難しい環境であると感じました。
  • 大学に進学した時に無気力になってしまった。きちんとやりたい事を明確にして、やりたいことを学べる大学に進学するべきだった。楽をし過ぎてしまった。
  • 競争することを忘れていた気がします。勉強は一定ラインより落ちなければいいやって気持ちだったので、好きじゃないことに努力することが無くなってました。

新しい環境や人と協調しようとする努力を怠りがちになる

  • 学校を離れた時、特に就職した時に人に合わせたり、自分を理解して頂く迄の努力と苦労が大変。
  • 他のひととあまり馴染めなかったことです。
  • 新しい友人はあまりできなかったです。
  • 似たような感覚の人が多いので世間とズレるかもしれない。
  • 友人関係など幼稚園からずっとほとんど変わってなくて、そういう意味で世間は狭いかなと思う。

“合わない”人とも長く一緒にいることになる

  • 合わない友人とも長い付き合いをしなければならないこと。先輩達に気を使うこと。
  • 付属なのでほとんどがエスカレーター式にいくので同じ顔触れで、人間関係で嫌になる事がある。

自分の子どもを付属校に通わせたいと思う付属校出身者は約半数

付属校出身の人は、自分に子どもがいたとしたら、同じように付属校に通わせたいと思うのでしょうか。調査の結果は、ほぼ半々。

自分に子どもがいたら、付属校に通わせたいと思いますか?

(大学付属の高校出身者100名)

通わせたいという人の意見は、前述のメリットにあるように、「一貫した教育理念に基づいた環境で過ごす事ができる安心感がある」「貴重な高校生活は勉強以外のことにも打ち込んでほしい」というもの。とりあえず付属校に行かせておいて、志望が決まったら他大学も視野に入れたらよい、という意見もありました。

反対に、通わせたくないという人の大半は、本当に行きたい大学の付属校であればいいが、自分の人生について能動的に考えてほしいからという考え。あらかじめ選択肢の一つが用意された状態ではなく、“自分が何をしたいのか”といったことと向き合ってこそ成長するという意見が多くみられました。

通わせたい理由

  • 人生長い目で見た時、多感な時期は受験に囚われず、留学などして欲しいから。
  • 受験勉強に、あまり意味を見出せなくなっている時代はこれからも続くので、付属校に入り、友人を作り、部活などで好きなことをしたほうが人生にプラスになると思うから。
  • 大学の附属があると、高校の教師も大学まで見据えた授業や体験プログラムを取り合えているように思えた。高校の知識だけの授業だけでなく、納得する授業づくりやアクティブラーニングなど最新の教育を取り入れているようだった。
  • 違う進路に進みたくなったら受験して他大学に行けば良いと思うから。

通わせたくない理由

  • 金銭面の問題です。私立大の付属校だと、やはりお金がかかります。
  • 根性がつかなくなる。永遠に親の経済力に甘えていられる人はいいが、社会に出てから、受験で培ったハングリー精神が役に立つし、進学で人間関係が一新された方が、適応力が養われると思う。
  • 自分の意志でやりたいことをしっかり見つけてほしい。多少苦労はした方が後の自分のためになる。
  • 自由に色んな選択肢を見つけてそれに向けて頑張ってほしい。違う景色を見て欲しい、視野を狭めさせたくない。
  • 楽な道を選び、せっかくの選択の機会を失い、また自身の将来について考えることが減りそうだから。

メリットとデメリットは表裏一体。進学についての安心感があり、勉強にも、それ以外にも打ち込めるのが付属校のいいところというのは間違いなさそう。ただそれが、本当に「その子のため」なのかどうかは、よく考えたいところです。


女子校のメリット・デメリットは?経験者100名が明かす赤裸々実態 | 学資保険ナビ
女子校の実態を探るべく、女子校卒業生の声をもとに、行ったからこそわかったメリットとデメリットを分析してみます。
 

【調査概要】

  • 方法:学資保険ナビ調べ(インターネット調査)
  • 調査期間:2019年4月19日~2019年5月3日
  • 対象:大学付属の高校出身者100名
  • 画像はイメージです

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