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【朝ヨガ】連休明けの心と体を仕事モードに! 集中力を高めるヨガ「ハタ呼吸」とは?

村上華子(ヨガインストラクター)

恋に仕事に大忙し。がんばる自分も好きだけれど、休日くらいはお家でリラックスする時間を作りたい。そんな働く女性に向けて、ヨガインストラクターの村上華子さんが「日曜日の朝にオススメのヨガ」をお届け。約5000年前の古代インドから継承されてきたヨガのパワーで心と体をリフレッシュさせて! ※毎週日曜日7:00配信予定

連休最終日、みなさんいかがお過ごしですか? 思い思いの時間を楽しくリラックスして過ごしたからこそ、心と体は完全にお休みモード。明日からの出勤に向けて、そろそろ気持ちを切り替えておきたいところですよね。そんなとき、ヨガウエアに着替える手間もなく、いつでもどこでも実践できる呼吸法は、血流やリンパ、気の流れを促進するほか、自律神経を整え、脳を活性化するなど、心と体のパフォーマンスを上げるたくさんのメリットがあります。そこで連載6回目は、連休明けのぼんやり頭にも効果を発揮してくれる「ハタ呼吸」をご紹介します。

 

右鼻と左鼻で呼吸の意味合いが変わる!? 「ハタ呼吸」とは?

「ハタ」のハは「太陽(陽)」、タは「月(陰)」を表し、“相反する力を統合、調和する”という意味を持ちます。少々マニアックなヨガ哲学の世界では、右鼻は「太陽の気道(ピンガラー)」で、活力の通り道。左鼻は「月の気道(イダー)」で、落ち着きが通る道と考えられています。そして、左右の鼻から交互に呼吸することで、心と体の興奮と鎮静のバランスを整える目的があります。また、片鼻を交互に指で押さえる動作を伴うために、日ごろから気が散りやすい人でも、無理なく集中が深まりやすい、優れたテクニックのひとつです。

「ハタ呼吸」手順

(1)あぐらか正座、楽な姿勢で座る。

(2)左手は膝の上。鼻を押さえる右手は、人差し指と中指を折り曲げ、顔の前に準備。

(3)ひとつ息を吐いたら、右の親指で右鼻を閉じて、左鼻から息を吸う。

(4)息を吸いきったら、薬指で左鼻を閉じ、右鼻から息を吐く。

(5)息を吐ききったら、そのまま右鼻から息を吸う。

(6)親指で右鼻を押さえて、左鼻から息を吐く。

(7)上記を1サイクルとして、心が落ち着くまで5セット程度繰り返す。

※呼吸法の注意点

はじめは交互に片鼻を押さえる手順に意識が向かいがちですが、慣れてきたら肩の力を抜いて、呼吸が深まっていく過程を味わいましょう。呼吸法を終えたら目を閉じたまま、5呼吸ほど自然な呼吸で余韻を味わいます。

本日のレッスンまとめ

ハタ呼吸の〆に、自然な呼吸に戻した瞬間のなんともいえない心地よさを十分に味わうのが醍醐味。“呼吸を楽しむ”感覚でどうぞ! 眠気が取れない朝や、お仕事の合間にリフレッシュの一環として行ってもいいですよ。

(監修・文:村上華子、撮影:masaco)

※次回は5月15日(日)更新予定。お楽しみに!

※この記事は2016年05月08日に公開されたものです

村上華子(ヨガインストラクター) (ヨガインストラクター)

ヨガインストラクター、薬膳フードデザイナー。綿本彰氏のもとでヨガを学ぶ。2008年、ヨガ仲間と銀座に「HASYOGA」を立ち上げる。現在は、伝統的なヨガのクラスに加えて、身近な食材で作る、薬膳講座なども開催している。

インスタグラム:https://www.instagram.com/tokimusubian/

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