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【朝ヨガ】体をポカポカに! むくみと冷えを緩和する「ピラミッドのポーズ」

村上華子(ヨガインストラクター)

恋に仕事に大忙し。がんばる自分も好きだけれど、休日くらいはお家でリラックスする時間を作りたい。そんな働く女性に向けて、ヨガインストラクターの村上華子さんが「日曜日の朝にオススメのヨガ」をお届け。約5000年前の古代インドから継承されてきたヨガのパワーで心と体をリフレッシュさせて! ※隔週日曜日配信予定

いよいよ12月に入り、今年も残すところあとわずか……。寒さと気ぜわしさで、心も体もガチガチになっていませんか? 第23回の今日は、体をのびのびと広げることで、足のむくみや冷えまで緩和する「ピラミッドのポーズ」を紹介します。

血液やリンパを巡らす「ピラミッドのポーズ」とは?

ピラミッドのポーズは、サンスクリット語で「プラサーリタ・パードッタナー・アーサナ」と呼び、直訳では“広げた足を強烈に伸ばすポーズ”の意。その名の通り、開脚しながら前屈を行い、ピラミッドのような三角形をつくることで、日ごろあまり使わない、足の裏側の筋肉を伸ばします。このストレッチ効果によって、滞りやすい血液やリンパの流れを促進し、足のむくみや冷えの緩和にも効果を発揮! また、ポーズの仕上げに両手を組み、頭上に引き上げることで肩甲骨まわりがほぐれ、肩こりのケアにも役立ちます。心地よい刺激を楽しみながら、深い呼吸と一緒に、寒さと疲れで縮こまった体を大きく広げるようなイメージでポーズを行いましょう。

「ピラミッドのポーズ」の手順

 

(1)つま先を正面に、足を大きく開いて立つ。両手を腰に置き、背筋を伸ばしつつ、両足の裏をしっかりと床に根付かせる。

(2)背筋をまっすぐに保ったまま、息を吐きながら、腰の辺りから上半身を前に倒す。

(3)足裏で床を踏みしめ、座骨を天井に持ち上げながら頭頂は床の方向に。頭の重さを感じながら、首の力を抜く。

(4)両手を背中で組み、肩甲骨を寄せながら天井方向に引き上げる。このままの姿勢で3~5呼吸キープ。ポーズを解くときは、両手を腰に戻し、頭が最後に持ち上がるようにゆっくりと上体を戻して、ひと息リラックス。

※ポーズの注意点

前屈を行う際は、重心が前のめりにならないように注意が必要。かかとから親指の付け根まで均等に、足の裏全体で床を踏みしめましょう。

本日のレッスンまとめ

ヨガの哲学では、逆転した姿勢を行い、見える景色がひっくり返ることで、“新しい角度から物事を眺められる”と考えます。年の瀬の慌ただしい時期だからこそ、ヨガでメンテナンスを行いながら、心機一転、新しい年を向かえる準備をはじめましょう!

(監修・文:村上華子、撮影:masaco)

>連載「日曜日の朝ヨガ」バックナンバーはこちらから

※この記事は2016年12月11日に公開されたものです

村上華子(ヨガインストラクター) (ヨガインストラクター)

ヨガインストラクター、薬膳フードデザイナー。綿本彰氏のもとでヨガを学ぶ。2008年、ヨガ仲間と銀座に「HASYOGA」を立ち上げる。現在は、伝統的なヨガのクラスに加えて、身近な食材で作る、薬膳講座なども開催している。

インスタグラム:https://www.instagram.com/tokimusubian/

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