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「失念」の意味は? 使い方や例文・言い換え表現を解説

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

改まった印象を与える漢語の響き

いかがでしたか?

「失念」という言葉は、意味的にも「忘れっぱなし」という状態ではないので、相手に対する失礼な印象が多少なりとも軽減されます。

「度忘れ」も同じ意味ですが、「失念」のように漢字の熟語は、その響きが改まった印象を与えることもあって、ビジネスでは重宝されています。

ただし、「失念」を使いさえすれば事が収まるわけでもありませんね。

大事なことは、忘れないようあらかじめ工夫をすることです。そして、もし失念して迷惑を掛けた相手がいれば、誠意を持って対処するという、その後の行動も大切にしたいものです。

(前田めぐる)

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※画像はイメージです

※この記事は2021年03月16日に公開されたものです

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師) (ライティングコーチ・文章術講師)

コピーライターとして長年「ことば」に関わってきた経験値を元にまとめた「ほどよい敬語」(https://ameblo.jp/comkeigo/)が好評。過剰さや不適切さを排し、明快に説く内容は「違和感の理由がわかりスッキリした」と質問サイトなどでたびたび引用される。

自治体・団体・医療機関向けSNS活用、文章術研修の講師でもある。

著書に『この一冊で面白いほど人が集まるSNS文章術』(青春出版社)『前田さん、主婦の私もフリーランスになれますか?』(日本経済新聞出版社)『ソーシャルメディアで伝わる文章術』(秀和システム)など。公益社団法人日本広報協会アドバイザー。

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