【わらしべ13】男性上司・コカ・コーラさんからの紹介
「出会いがな~い」と嘆いている女子に告ぐ! 出会いは“自分の手”でつくるべし! 本連載では、おとぎ話「わらしべ長者」にならい、自分がすでに持っている縁を使って、女性みずから「出会い」を手に入れる方法を、マイナビウーマン編集部梅子の体当たりレポートでお届けします。本連載を通じて「出会いがない」と口にする女子がいなくなることを願って……。
こんにちは。マイナビウーマン編集部の梅子です。
前回が最終回と匂わせていただけに、今回梅子に再び会えてうれしい! って人も多いのでは? でもごめんね、マイフレンド……。急遽ある人にメンズを紹介してもらえることになって1回分デートが増えただけで、今回で本当に「わらしべの旅」は終わるよ! 今まで応援してくれて、本当にありがとう。 「やだっ! 梅子と離れたくないから読まないっ」って思う人もいるだろうけど、私はみんなのために今まで体を張ってこの旅をしてきた……それがどのように幕をおろしたのか、最後まで見届けてくれよな!
最終回は男性上司からの紹介、4代目J Soul Brothersさんです!
わらしべ13 男性上司
わらしべちゃん: コカ・コーラさん
梅子との関係: 梅子の新しい上司で熱血系。お酒に弱く、飲み会ではいつもコカ・コーラ。ペプシを頼むと怒る。
紹介してくれた人
●4代目J Soul Brothersさん(33歳)
J Soul Brothersにいそうなハードボイルドな外見。大学時代は、カナダ、オーストラリアへ留学した経験を持つ。
レポート13 4代目J Soul Brothersさん
●春に部長に昇進! もしや玉の輿? なメンズが登場!
「梅子を落としたら付き合える可能性もあるの?」
飲み会の席でそう返してきたのは、この秋より梅子の上司になったコカ・コーラさん。「誰かメンズを紹介してください!」とダメ元で頼んだら、なんとまさかのOK。この4月に部長に昇進したというデキル男を紹介してくれることになり急遽本連載が1回分増えたというわけです。
女性上司から紹介は貰えたものの(※第6回ストールさん参照)、男性上司陣からは「紹介できる人ができない」とNGを食らい続けてきたこともあり、なかば諦めていた、男性上司からの紹介。そんな時に突如現れたメシア、コカ・コーラさん。今回ほど感謝した人事異動はなかったと心底歓喜しました!
さて、梅子を落とせる男としてコカ・コーラさんが自信満々で紹介してくれたのは、ワイルドな見た目がEXILE系を彷彿させる、4代目J Soul Brothersさんでした。最初の印象は見たまんま……イカツイっ! しかし、話してみるととっても礼儀正しく腰が低いのなんのって。部長という肩書きを梅子に振りかざすこともなく、終始ニコニコと対応してくれたので、「人は見かけによらない」ってほんとだなっって、チラッと思いました。
ワイルドな見た目もそうですが、外国に留学経験をもつせいか、今まで出会った男性とはどこかちがう雰囲気の4代目J Soul Brothersさん。本人もそれは自覚しているようで、
「今までの回を読んだんですけど、僕1人だけ毛色がちがうんで大丈夫かなって心配です。あ、でもトムクルーザーさんの回を読んで、こういう人もいるのかと安心したんですけどね」と教えてくれました。
……トムクルーザーさんにくっそ失礼(笑)!
確かに見た目でいうと歴代デートした男性にはいなかったタイプだったので、正直私も緊張しました。だけど4代目さんは質問されるばかりではなく、率先して私のことも聞いてくれたので、すぐに打ち解けムードに。
「大学を卒業して1年間カナダへ留学しました。帰国後は東京で1年生活して。そのあとはオーストラリアへ半年間留学したんですが、留学っていうよりも1人旅みたいな感じで気ままに行きたいところへ行く生活をしてました。そんな感じなので梅子さんが男性に求めるポイント『サバイバル力』はあるんじゃないかなって思っています。」
自分からアピールしてきたよこの人!! さすが組織の上に立つ人は「自分アピール」も抜かりがないな! 4代目J Soul Brothersさんからの口撃はつづきます。
「梅子さんの好きなタイプってどんな人ですか?」
「えっと、マットデイモンが好きです。強くて知性のある人が好きです。」
「ハードル高くないですか!?」
「え、でもレオナルドディカプリオっていうよりハードル低くないですか? レオっていうと謎に男性が引くので、次に好きなマットデイモンって言うようにしてるんです」
「あ~たしかに。マットデイモンなら男性ファンも多いですしね。僕も好きです。でもマットデイモンみたいな男性ってあまり居なくないですか?」
「カーチェイスとか銃撃戦とか、“マットデイモン力”を発揮できる場が日常にないので、どの人がマットデイモンタイプか、分かりづらいってのは確かにありますよね。でもメンタル面でいうと、自分に自信があって自己主張をはっきりできるタイプが好きなので、それでいうと4代目J Soul Brothersさんは当てはまります」
「たしかに留学がキッカケで物をはっきり言うタイプになりましたね。むこうの人ってバンバン言うし、こっちもはっきり言わないと伝わらなかったから。でも、外国人特有の愛情表現が苦手で……。そこだけは変わりませんでした」
メンタル面はいいな~と思っていたのに、なんと4代目J Soul Brothersさんは人前で手をつないだりハグが出来ないことが判明! くぅう~これは痛烈なボディーブローだぜ……。なにせ私は人前でイチャイチャしたい派! プラス「好き」とか「愛してる」といった愛の言葉も定期的に囁かれたい!
「人前で腕を組まれるのも勘弁してほしいですね。」
「え~! それも!?」
「ほんとに恥ずかしいです。好きとかも言えないです。だって関係がある程度出来上がってるのに、面と向かって言う必要ありますか?」
「あらたまって言おうと思うからこっぱずかしいんですよ。朝起きて、『おはよう、好き!』とか、『今日もかわいいね、好き!』とか、軽く言えばいいじゃないですか」
「いやいやいや~。前の彼女にも言って欲しいと頼まれたことがありますが、そういうのって自然に出るからうれしいものでしょう」
「さっき恥ずかしいから絶対言えないとかいってたじゃないですか」
「だから僕はそういったことの代わりに、料理を作ったり部屋を掃除したりします」
なるほど……。4代目J Soul Brothersさんは家事をすることで愛情を伝える派なのか。初めて知ったよ、そんな人種がいることを。梅子ちょっとビックリ。でも、私は家事やってもらうよりもキスして欲しいよっ!
4代目J Soul Brothersさんの恋愛・結婚観は
4代目J Soul Brothersさんの現在の恋や結婚願望のほうはどうなのでしょう。
「好きなタイプは明るくて、対等にケンカができる子です。何かを言われて押し黙っちゃうタイプは苦手ですね、僕が罪悪感を感じてしまうから。それからわがままな女性が好きです。わがままな人って何でも思ったことを言ってくれるので一緒にいてラクなんです」
話を聞いてると、かわいくて男に頼るタイプのTHE女の子よりも、男性と対等に付き合える自立したTHE女性が好みのよう。また結婚についてはあまりイメージが沸かないようで、したくないわけでもないけど、今すぐにしたいわけでもないと言います。
「子どもだけはマジでほしいんですけどね。でも子どもが欲しいから結婚するっていうのはおかしくないですか? きちんと恋愛をして結婚したいです」
仕事が乗りに乗って忙しそうだし、なんといっても仕事が楽しくてたまらない時期みたいだから「結婚」はまだまだって感じなのかもなぁ。う~ん、でも子どもは欲しいって言ってるから、決断すればトントン拍子に話が進むこともありえそう! まずは友だちからってのもありかな……。
「4代目J Soul Brothersさんのお住まいはどこですか?」
「北海道です」
!!?? まさかの遠距離恋愛フラグで心がポッキリ折れた梅子なのでした。
デートを終えて、梅子の評価は……
ユーモア:★★★★☆
リーダーシップ:★★★★★
スマート:★★★☆☆
サバイバル力:★★★★☆
付き合いたいレベル:★☆☆☆☆
理由:
男性上司からの紹介ということで、職業、人格ともに問題なしの男性を紹介してもらえました! ただ好きな人とは思いっきりイチャイチャしたい私とちがって愛情表現が苦手だという4代目J Soul Brothersさんとの結婚生活は、私の忍耐力がもつかどうか……。極めつけは現在北海道にお住まいということで、これじゃ縮められる距離も縮まらないよ~とガックリ。やっぱり恋愛において地理的要因って大事です。遠距離恋愛は、「心理的負担」が大きいと過去の恋愛経験から痛いほど知ってるので、さすがの私も遠距離恋愛に踏み込むモチベーションもなく、デートを終えました。
わらしべの旅を終えて……
友だちや同僚、先輩、上司まで。自分の縁を駆使して見事13人の男性と出会い、デートをしてきました。結果として誰かと付き合うまでには至りませんでしたが、この経験を通じて分かったことがあります。それは色んな男性とデートをすることは、「自分を知る」という作業であり、自分をよく知ることは恋愛・婚活市場でミスマッチを防ぐためにとても重要だということです。人は、異性に対して色々と条件を付けがちですが、実際重要視していた条件はそこまで重要じゃなかったということは往々にしてあると思います。でもそれに気付くには、異性との出会いを重ねないことには分かりません。
もうひとつは、新たな出会いの可能性が増えたということです。残念ながら今回出会った男性陣とはご縁がありませんでしたが、彼らを「わらしべ」として、また誰かと出会う可能性ができました。そして、人の価値観は変わるものです。今ピンと来なかった相手であっても、将来会ったとき、恋愛関係に発展する可能性は充分あります!(と私は信じています)
結論なにが言いたいかっていうと……オリジナルの物語「わらしべ長者」は、わらしべを出発点に、どんどん手に入れるものがグレードアップしていきましたが、人間関係はグレードアップするものではなく “広がる”ものだと思いました。そしてこの関係は決してやみ雲に広がった関係ではなく、自分を拠点として「わらしべ(知人)」で繋がった、尊い関係だということです。自分の知り合いの先にこれからのパートナーとなる人が居るかも……って思うとワクワクしてきませんか? 出会いとは本来、ワクワクするものですよね! だからみんなには、恥ずかしがったり怖がるのではなく積極的に「出会い」を楽しんでもらいたいなって、梅子そう思います! ってことで明日から、「メンズを紹介して!」って堂々と言える女子が街に溢れかえることを期待します! 笑
Fin!
今回デートした場所はコチラ!
店名:ティールーム 花
住所:東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル 1F
アクセス:地下鉄「竹橋」駅より徒歩1分
電話:03-3213-2008
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130201/13044218/
営業時間:8:00~18:30(月~金)/8:00~15:00(土曜)
定休日:日曜日・祝日
備考:フードと飲み物のセット注文で、飲み物はサービスプライスになる
(取材・文/マイナビウーマン編集部梅子 撮影/加藤貴史)
今回をもちまして「恋愛わらしべ長者」は最終回となります。 今までご愛読いただきましてありがとうございました!
★スペシャルサンクス★
<わらしべのみなさん>
まりも、アリスちゃん、のりかちゃん、コミュ神、築地おじさん、ストールさん、のっぽさん、クマさん、パリコレさん、スイーツ男子さん、ポパイさん、コカ・コーラさん
<男性のみなさん>
目力スゴ男さん、賀谷さん、ハンバーグ師匠さん、スティーブ・ジョブズさん、トグロ(弟)さん、スナフキンさん、クライマーさん、野球少年さん、波乗りジョニーさん、トムクルーザーさん、ケミストリーさん、ジェントルメンさん、4代目J Soul Brothersさん
<カメラマンのみなさん>
山崎あゆみさん、三澤威紀さん、加藤貴さん、中村早さん
そして、取材場所としてご協力してくれた飲食店の関係者の皆様、お店のコーディネートをしてくださったPR会社の皆様。
最後に……。このむちゃくちゃな企画案にGOサインを出し、毎回ていねいな原稿チェックをしてくださった中島編集長。みなさんなくしてこの連載は実現できませんでした。心より感謝いたします。有難うございました!
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※この記事は2016年10月27日に公開されたものです