浮気性の男女の特徴とは？ 心理＆見抜く方法を解説
何度も浮気を繰り返してしまう「浮気性」な人。浮気性な男女にはどのような特徴や心理があるのでしょうか。恋愛コラム二ストのひろたかおりが解説します。
付き合っている恋人がいるけど、浮気症でいつも泣かされている。
「もうしない」と言うのに何度も繰り返されて、でも好きだから別れたくない。
浮気性でさえなければ最高な恋人なのにと思うかもしれませんが、そもそも付き合っている恋人がいながら別の人にも手を出せるような男女は、誰に対しても誠実とはいえません。
浮気性を治す手立てはただひとつ、当人が反省することだけです。それができない人とは、お付き合いを見直すのも自分のためには大切なこと。
浮気性な男女について、恋愛コラムライターのひろたかおりがお話しします。
浮気性とは？
「浮気性」とは浮気体質な人を指す言葉。反省したように見せかけて、何度も浮気を繰り返すような人のことをそう呼びます。
まるで病気のように浮気を繰り返してしまう様子から「浮気”症”」という漢字で認識している人もいますが、正しくは「浮気”性”（うわきしょう・うわきせい）」と表記します。
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浮気性な男女の心理
浮気性な男女は、まず「自分はモテる」という自負を持っています。
異性が寄ってくるのを実感しているので自分に自信があり、ちやほやされることを望みます。自分からガツガツしなくてもすぐに恋人ができるにもかかわらず、恋人がいても別の異性に目を向けてしまうのは、それだけ自分の魅力を確認したいから。
浮気を繰り返すことで得たいのは「モテる自分」の確信。多くの異性に愛されることで自尊心が満たされるのです。
浮気がやめられな男女の心理を、恋愛コラムニストのぱぷりこさんが解説します。
あなたの恋人は浮気性？ 診断でチェック
あなたの恋人は浮気性なタイプでしょうか？ まずは下記記事から診断でチェックしてみてください。
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浮気性な男女の特徴とは？
では、浮気性な男女には、どんな特徴があるのでしょうか。
必ずしも特徴に当てはまるからと言って「浮気性だ！」と決めつけることはできませんが、複数の項目に心当たりがある場合は注意が必要かもしれません。
（1）異性に優しい
浮気性な男女は、基本的に恋愛上手。
例えば男性の場合、レディファーストは当然だし、困っているときはすぐに駆けつけて手助けする。これらは一見すると男らしく見えますが、実は女性に気に入ってもらいたい下心があってのこと。笑顔を絶やさず常に女性を気遣う自分を見せることで、信用されたいと思っているのです。
（2）異性が喜ぶ言葉や態度を知っている
また、恋愛上手で浮気症な男女は、異性が喜びそうな言葉や態度を、経験を通じてよく理解しています。
髪を切ったときはすかさず「髪切ったんだ、似合うよ」と声をかける、落ち込んでいるときは「私でよければ話を聞くよ」と相談役に徹するなど、異性を喜ばせることで振り向かせようとします。
（3）オシャレでこだわりがある
常に異性の目を意識している浮気性な男女は、自分の外見をよくすることにも手を抜きません。
似合う服を着るのはもちろんのこと、色気を引き立てる小物などにもこだわりがあり、オシャレな自分をアピールします。外見のよさはモテるための重要な条件ですが、浮気症な男女は異性の好みもよく把握しているのが特徴です。
（4）LINEなどの連絡がマメ
浮気性な男女は、LINEなどの連絡がマメな傾向にあります。
逆に考えると、ずぼらで面倒くさがり屋な人は、どちらかと言うと浮気をしにくいかも。恋人にバレないように取り繕ったり、複数の異性と同時にやりとりしたりするのにも体力が必要なものですから。
（5）普段からうそをつくことが多い
浮気だけでなく、日常のちょっとしたことに対してもうそをつくことが多い人は、浮気性になりやすいかもしれません。
うそをつくことに慣れてしまうと、経験から「謝ればどうにかなる」という考えにつながりやすくなります。
嘘つきな人の見抜き方を心理カウンセラーが解説しています。
（6）寂しがり屋
浮気性の男女には、寂しがり屋な人が多いと言えます。
恋愛していると、会えないときがあったり相手の愛情を疑ったりするのは当然のこと。浮気性な人はそんな寂しさに耐えられず、気持ちを紛らわせようと浮気に走ってしまうのかもしれません。
さみしがりやになる原因は何？ 心理カウンセラーが解説しています。
（7）飽き性
飽き性で、いわゆる「熱しやすく冷めやすい」タイプの人も浮気をしてしまいがちかもしれません。恋愛体質、とも言い換えられますね。
常に恋愛の刺激やドキドキを求めるので、恋人との関係性が安定してくると退屈に思えてしまうのかも。それが、浮気の原因になっている可能性があります。
飽き性な人の特徴と直し方を解説します。
（8）性欲が強めな傾向にある
男性でも女性でも、性欲が強いのは悪いことではありません。
しかし、性欲に流されて恋人以外の人と関係を持ってしまうと、それは浮気になってしまいます。
恋人への気持ちが冷めたわけではなく、恋人と会えないときに我慢できず他の人と関係を持ってしまう、というパターンもあるかもしれません。
性欲が強い男性の共通点を、恋愛コラムニストのマドカ・ジャスミンさんが解説しています。
（9）過去の恋愛にトラウマがある
例えば、過去に自分自身が恋人に浮気されたり、裏切られたりなどのトラウマがある人は、「また裏切られるのでは」という不安から自分が浮気に走ることもあります。
大好きな恋人に浮気されてしまう悲しさは測りきれません。その経験をした人にしかわからないつらさです。
でも、それでまた傷つく人が出てしまうのは、悲しいことですよね。
恋愛のトラウマを乗り越える方法や、恋人がトラウマを持っている場合の付き合い方を解説しています。
（10）好奇心旺盛
好奇心が旺盛な人は、恋人がいながらも「○○さんの××なところがすてきだな」と目移りしてしまう場合も。
不特定多数の人に恋愛感情を持ちやすく、浮気性になりやすいかもしれません。
男女で浮気をする人のちがいはあるのでしょうか？ 恋愛コラムニストのウイケンタさんと考えていきましょう。
浮気性な男女を見抜く方法とは？
浮気性な男女は、出会いの場などで、できる限りたくさんの異性に声をかけます。
自分に自信があるので気軽に話しかけることができ、豊富な話題で異性の笑いをとったりさり気なく調子を気遣って優しさをアピールしたり、自分の魅力を多くの異性に伝えようとします。
一途なタイプの場合、好きな人ができればその人だけに愛されることを考えて行動するので、本命の恋人としっかりと話をすることを好みます。
しかし、浮気性な男女はたとえば本命の恋人ができても、そのほかの異性に関心を向けることをやめられません。
ひとりの異性を深く知ることより、多くの異性に愛されてもっと刺激を味わいたい、モテる自分を実感したいという気持ちのほうが強いのです。
ですので、常に複数の異性に声をかけているような人には注意したいですね。
また、いつも異性ウケしそうなファッションを意識していたり、異性が好きそうな話題を仕入れていたり、モテることに力を入れている男女は浮気する可能性が高いといえます。
浮気性は治らないのか？
浮気されるのは、悲しいしショックなことですよね。
「自分がいながらほかの異性に手を出されるのは、自分に魅力がないせい」などと間違った理由に傾きがちですが、そもそも浮気ができる時点で誠実な人とはいえません。
お付き合いをするなら恋人だけに愛情を向けるのが正しい姿であり、相手が悲しむとわかっていながら別の異性とも関係を楽しむ自分を許すのは、エゴでしかないでしょう。
浮気性を治すには、本人が心から反省して恋人だけを愛する決心が必要ですが、それほどの愛情をひとりにかけられないから浮気するのです。浮気性をいくら責めたところで、ほかにも“恋人候補”が多ければ「嫌なら別れよう」で済み、結局浮気されたほうだけが傷ついて終わることも多々あります。
浮気を繰り返す男女は、ひとりの異性と落ち着いた関係を築くよりモテる自分を確認したい、多くの異性から刺激を得たいという気持ちがあり、その欲望を捨てるのは難しいのが現実。本気にならなければ、浮気性が治ることはありません。
ですが、その本気が相手自身の問題だとすれば、こちらが努力しても「浮気性は治せない」と思うのが正解ではないでしょうか。
浮気性な男女を好きになってしまったら
浮気性な人とお付き合いすると、「自分だけを大切にしてくれる」実感が得られず、苦しむ時間が多くなります。
浮気されないようにと自分磨きをがんばり、あれもこれもと尽くしてほかの異性に目が向かないようにしていても、誠実さのない人には通じません。愛情をないがしろにされる扱いを自分に許してしまえば、どんどん幸せな恋愛から遠ざかります。
「別れる」ことを検討する
どんなに好きでも、恋人がいながら別の異性にも手を出せるような浮気性な人との交際は、諦めることも自分のためには必要です。一途な人は、お付き合いしている恋人が悲しむようなことはしないし、そもそも浮気がまともではないことを知っています。
お互いが対等な立場で愛し合える関係こそ、本当に幸せな恋愛といえます。浮気性な人を好きになってしまったら、まずあなた自身がそんなお付き合いを許せるかどうか、自分に問い直してみてください。
浮気されたときの対処法
自分のためには「別れる」という選択をすることも大切です。でも、そう簡単に諦められない、もう一度チャンスを与えたいと思うならば、「別れない」という決断も間違いではありません。
浮気をされてしまった相手に対しては、以下のように接してみてはいかがでしょうか。
（1）相手への愛情を伝える
もしも寂しさが理由で相手が浮気をしていた場合、あなたの愛情が伝わっていなかったのかもしれません。
「浮気をされたけどまだ好き」という気持ちがあるならば、それを素直に伝えれば解決に向かっていく可能性もあるでしょう。
（2）恋人の友達と仲良くなる
もう二度と浮気をさせないために、恋人の友達と仲良くなって外堀を埋めておく方法もあります。
恋人の友達もこちらの味方になってくれたら、一緒になって浮気を止めてくれるかもしれません。
（3）冷静に話し合う
これがとくに難しく、でもとくに大切。浮気をされたショックで取り乱してしまうこともあるかもしれませんが、こちらがパニックになると話し合いが成立しません。
つらいかもしれませんが、相手への愛情が残っているならば、冷静になって話し合い、どう解決していくかを2人で決めることが大切です。
浮気性な恋人とのお付き合いは、我慢を強いられる
「惚れた弱み」とよく言いますが、どんなに浮気を繰り返されても、愛情がある限り別れられないという人もいるでしょう。浮気は許さないと思っていても、何度言ってもやめてくれないし、そのうち責めることにも疲れてしまう。
少しでも愛情をかけてくれる姿に安心し、「浮気される自分」を当たり前にしてしまえば、相手は浮気をどんどん正当化していきます。
一方だけが我慢を強いられるようなお付き合いは、決して幸せとはいえません。
「浮気性は治せない」と思えば、そんな人との恋愛はいい結末にはならないことがわかります。一途なタイプならこんな扱いを好きな人にはしないことを思い出し、関係を終わらせる勇気を持つのも、ときには自分のために必要です。
「別れる」という決断も、「許す」勇気も。どちらを選ぶにしても、大切にすべき判断軸は「自分がどうしたいか」。これを忘れないようにしましょう。
（ひろたかおり）
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