「飽き性な人」の特徴と直す方法とは? 続かない性格を克服しよう
「何かをやろうと決めて取りかかっても、いつも長く続かない」……私って飽きっぽいのかもと悩むことはありませんか? この記事では、飽き性な人の特徴や長所と短所、飽き性を克服するための方法について、心理コーディネーターの織田隼人さんに解説してもらいました。
続けることが苦手で、新しいことをはじめるのはいいけれどすぐ飽きてしまう。
そんな人、けっこういると思います。
飽き性は短所な部分もありますが、長所の部分もあります。
そんな飽き性な人が長所を生かしつつ、短所をうまくカバーして続かない性格を克服するにはどうすればいいのか、詳しく見ていきましょう。
飽き性な人の特徴とは?
飽き性な人は名前の通り「飽きっぽい」性格をしています。
飽きっぽく、すぐほかのことに興味が移るタイプの人にはいくつかの特徴があります。
まずは飽き性な人に共通する特徴からチェックしていきましょう。
(1)いろいろな情報収集をしている
毎日のようにSNSやニュースサイト、知人などから情報収集をしていて、流行に敏感な人は飽き性であることが多いです。
新しい情報というのは刺激的で、おもしろく感じやすいもの。
情報収集をすればするほど刺激を受け取ることができます。
その反面、現在やっていることは毎日少ししか刺激を受けないので新しいことに比べて物足りなく感じ、徐々にやる気がなくなって飽きてしまうのです。
(2)器用で物覚えがよい
飽き性な人は新しいことにチャレンジして、ある程度すぐにその技術を身につけたり覚えたりすることが得意です。
物覚えの早い人でも職人レベルになるには時間がかかりますが、6割から8割程度の完成度でよいのであれば素早く身につけてしまうもの。
「学ぶべきことはだいたい学び終えた」と感じて残りの部分を学ばないまま、次に進んでしまいます。
器用であるがゆえにどんどん身につく部分はがんばりますが、細かい努力が必要な部分は避けてしまう傾向があります。
(3)行動力があり、手をつけるのは早い
行動力があってチャレンジしたいものが出てきたとき、取り組むのが早い人が多いです。
新しいことに手をつけるため、これまでやってきたことに対しての興味が相対的に薄れて飽きてしまう、というわけなのです。
(4)完成させることに対して興味が薄い
飽き性な人は物事を完成させることに対して、興味が薄い傾向があります。
ゴールが見えてくると「あとは自分がやらなくても自然にゴールにたどり着けるだろう」と思って、ゴールに行くことが面倒になります。
飽き性な人はゴールに行くことを目標にしているのではなく、ゴールに行けるまでの道筋を見つけてゴールする仕組みを作るまでに興味があるのであって、ゴール自体はほかの人が行ってもいいと思っているのです。
(5)見切りをつけるのが早い
失敗しそうになったら早めに損切りをするなど、飽き性の人は見切りをつけるのが早いケースが多いのも特徴です。
このままがんばれば成功するかもしれないものであっても、途中で困難が多そうであれば、さっと続けることをやめてしまうことも多いです。
いろいろやりたいことがたくさんあるがゆえに、面倒なことに対してはすぐに見切りをつけてしまうのです。