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【良縁遠ざけ女子】その「専業主婦」願望、結婚前から言う必要ありますか?

にらさわあきこ(文筆家、美容研究家)

「幸せな結婚につながるような恋愛がしたい!」と思っていても、なかなか「いい出会いがない」と嘆いている女性は少なくないはず。もしかしたら、自分では気がつかないうちに、出会いのキッカケを逃してしまっているのかも……。そこで、恋愛・婚活研究所主宰のにらさわあきこさんが、「良縁を遠ざけてしまうNG行動」を毎回ご紹介。解決のヒントをチェックして、素敵な異性を引き寄せる女性へと近づいて♪

●今回の良縁“遠ざけ行動”は?

「専業主婦願望が強い」

幸せになれる恋をしたい女性のみなさま、こんにちは。「恋愛・婚活研究所」主宰のにらさわあきこです。昨今、女子大生に卒業後の希望進路を聞いてみると、「専業主婦になりたい」という人がかなり多いです。いえ、女子大生でなくとも、結婚したら専業主婦になりたいと願う女性は多いもの。けれど、イマドキの男性で結婚したら、妻に『専業主婦』になってほしい」という人は希少。ということで、今回の良縁遠ざけ行動は、「専業主婦」になりたいという考え方についてです。

●専業主婦を求める男性はわずか

結婚率が下がり続ける昨今、みなさまは、男性の収入と結婚率の割合に相関関係があることをご存知でしたでしょうか? 男性に限っては収入が高い人ほど、結婚している割合が高いのです。そして、結婚していない男性に、結婚しない理由を聞くと「経済的に自信がない」とか、「家族を養うほど稼いでない」という声が圧倒的なのです。つまり、「専業主婦になりたい」という希望だと、男性の結婚に対するハードルを上げてしまうということです。

●男性に求めるハードルが上がる

もうひとつあります。専業主婦になりたいという女性に話を聞いてみると、男性に求める条件が「専業主婦にさせてくれる度量(経済面+精神面)」に加えて、「好みかどうか」「恋できる相手かどうか」となっている人が多い。これがダメってことはないのですが、専業主婦願望が強すぎると、タイプの男性に出会いづらくなるのです。

なぜかというと、専業主婦になりたいと思っていると「相手にその度量があるか」を先にチェックしてしまい、相手の内面を見る前に、スペックをチェックするようになってしまうというのがひとつ。 さらに、あなたの素敵さが男性に伝わりづらいというのもあるでしょう。

●「専業主婦になりたい」ではモテない

というのも、人は「今現在がどうか」を見て恋をするものですから、あなたが「未来は専業主婦になりたい」としても「専業主婦っぽい」行動をしていなければ、口先だけのアピールしかできなくなってしまのでモテません。いえ、もしも毎日、掃除洗濯料理を完璧にしていて、専業主婦も顔負けのゆったり感をあなたが醸し出せているのなら「専業主婦になりたい」と言ってもその魅力が専業主婦をイメージさせるものなので、そこに魅力を感じて寄って来る男性はいるでしょう。

けれど、普通の勤め人として活動しているだけならば、「専業主婦になりたい」と言っても、それは口先だけのこと。専業主婦としてのあなたの魅力をアピールできていないので、男性から見たあなたの魅力は「ゼロ」ということになってしまうし、場合によっては「ただ、仕事を辞めたいだけなのかな」と思われる恐れだってあるのです。

つまり人は……特に男性は、目の前の異性の言っていることと行動が同じであって初めて相手の発言を評価できるということです。

●今の自分の魅力を意識すべし

たとえばあなたが「将来は社長になりたい」と言っている男性を評価する場合、彼がしっかりと働いていて、努力もしているのがわかれば、「素敵」と思うでしょうが、ぐうたらしていて口だけで「社長になりたい」と言っているだけなら評価しませんよね。ただし、その彼が社長業とは無関係な現在の業務、たとえば営業職でがんばっているならば、彼の営業力や人柄を評価して好きになることはあるでしょう。なので、あなたも将来的には専業主婦になりたいとしても、その希望を最初は封印し、今現在「こういうことをしています」と話せる魅力を押しだしたほうが、よほど有利なのです。

●まとめ:「専業主婦願望が強い」あなたへのアドバイス

専業主婦になるかどうかを考えるのは彼ができてからで十分。知り合う段階では、今現在の自分の魅力を押し出して、素敵な男性と出会う確率を上げていきましょう。ただし、「好みは無視していいから専業主婦にさせてくれる男性と知り合いたい」というのなら、この限りではありません。たとえば「専業主婦になれるのなら、ほかは無条件にする」というのなら、20歳以上年上でも、ルックスがイケてなくても、おもしろくなくても、専業主婦願望をかなえてくれる男性は存在します。そういう人を探すほうにシフトするのも、道としてはアリでしょう。あなたが、「ほかの条件はすべて我慢する」というのであれば、です。

(文:にらさわあきこ イラスト:カツヤマケイコ)

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※この記事は2016年11月16日に公開されたものです

にらさわあきこ(文筆家、美容研究家) (文筆家・恋愛婚活研究所主宰・美容研究家)

文筆家。NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容などの分野で取材・執筆活動を行う。未婚男女の実情に迫った『未婚当然時代』(ポプラ新書)や婚活する女性たちを描いた『婚活難民』(光文社)、『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など著書多数。2019年からは美容活動「美活」を積極的に行い、簡単&ラクに綺麗になるための情報を発信中。
インスタ:akiko_nirasawa_beauty
ブログ:『美活☆365日 簡単&ラク~に綺麗になろう!』

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