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【良縁遠ざけ女子】“お願い”こそが美徳!? 「完璧主義」が恋の障害となってしまうワケ

にらさわあきこ(文筆家、美容研究家)

「幸せな結婚につながるような恋愛がしたい!」と思っていても、なかなか「いい出会いがない」と嘆いている女性は少なくないはず。もしかしたら、自分では気がつかないうちに、出会いのキッカケを逃してしまっているのかも……。そこで、恋愛・婚活研究所主宰のにらさわあきこさんが、「良縁を遠ざけてしまうNG行動」を毎回ご紹介。解決のヒントをチェックして、素敵な異性を引き寄せる女性へと近づいて♪

●今回の良縁“遠ざけ行動”は?

「完璧主義だ」

仕事はもちろん、美容も趣味も、なんなら女子会の仕切りも完璧に行えるのに、恋だけはうまくいかないとお嘆きの女子のみなさま、こんにちは。「恋愛・婚活研究所」主宰のにらさわあきこです。完璧を目指すのは素敵ですが、恋愛に限っては完璧さこそが障害になってしまうことが多いのも事実。今回は「完璧主義者」さんの恋愛対策について取り上げます。

●完璧主義は、とにかく「隙がない」

まず完璧主義で何がいけないのか? ひと言で言いますと「隙がない」ことに尽きるでしょうか。だって恋とは2人で行う共同作業のようなもの。なのに、ひとりでなんでも行なっては、共同作業者たる男性の入り込む隙がありません。もちろん、ひとりで完璧に行いたいと思う気持ちはとても素敵です。でも恋においては、「人にものを頼めるほうが、より完璧なのだ」という情報にバージョンアップしてほしいと思います。

●頼む癖をつける

では、具体的にどうすべきか。まず、これからあなたが何かをしたいと思ったときには、他人に頼む癖をつけましょう。たとえば映画に行きたいと思ったときに、今までのあなたなら今やっている映画の中でおもしろそうなものをネットで調べて、上映場所をチェックして、さらに近くで立ち寄れそうな素敵カフェを探したかもしれません。そうやって楽しい映画デイのスケジュールがくまなく組めたかもしれませんが、それでは「自立しすぎて」隙がない。

そこで、今後は自分以外の人を頼るようにしてみましょう。たとえば「今、おもしろい映画って何?」と友だちや同僚に聞いてみたり、「近くにあるカフェを探して」と頼んだり。自分で完璧に行うことを「美徳」と考えず、「いかに人に頼めるかこそが美徳なのだ」とシフトしていきましょう。

●お返しよりも「ありがとう」を!

お願いしてからも重要です。誰かに何かをしてもらったら、「ありがとう」とにっこりと笑ってお礼を言うのを意識する。完璧主義者は、自分でなんでも行おうとするだけでなく、人に何かをしてもらうと、「ありがとう」よりも先に「お返しに何かをしなければ」と考えてしまいがちですが、それだと相手への称賛が足りません。

実は、恋においては(特に対男性にお願いするときは)、お返しなんてしないほうがいいのです。してもらったら、その素晴らしさを「ほめたたえること」こそが、男性にとっての「お礼」。何かをしてもらったから、「代わりに、私もこれをしておくね」というようでは、職場であれば「できる同僚」、プライベートであれば「友だち」という立ち位置になるだけ。恋を目標にしたいなら、自分の立派さよりも彼の立派さを際立たせることこそが大事だと心得ておきましょう。

●まとめ:「完璧主義」というあなたへのアドバイス

今後、人にものを頼んだら、「わあ、自分じゃできなかったわ、ありがとう」「○○くんてすごいね」「やさしいね」と行ってくれた人に対して心からお礼を言い、称賛するようにしましょう。そのためにも、まずは「してもらう」習慣をつけること。なお、完璧を目指した過去が悪いのではありません。それをクリアしたからこそ、さらに「他人を認める」「他人の力を引き出す」ステップに来たのだと考えておきましょう。

(にらさわあきこ)

(文:にらさわあきこ イラスト:カツヤマケイコ)

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※この記事は2016年11月02日に公開されたものです

にらさわあきこ(文筆家、美容研究家) (文筆家・恋愛婚活研究所主宰・美容研究家)

文筆家。NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容などの分野で取材・執筆活動を行う。未婚男女の実情に迫った『未婚当然時代』(ポプラ新書)や婚活する女性たちを描いた『婚活難民』(光文社)、『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など著書多数。2019年からは美容活動「美活」を積極的に行い、簡単&ラクに綺麗になるための情報を発信中。
インスタ:akiko_nirasawa_beauty
ブログ:『美活☆365日 簡単&ラク~に綺麗になろう!』

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