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賢い人の特徴とは? 賢い人が「しないこと」も紹介

高見綾(心理カウンセラー)

「賢い人」と聞くと、勉強ができる「頭が良い人」をイメージするのでは? 心理カウンセラーの高見綾さんいわく、「賢い人は社会常識や教養があり、精神的に自立している。人間的な魅力もある」とのこと。今回は、賢い人の特徴、賢くなるポイントを紹介します。

賢い人って憧れますよね。自分もそんなふうになりたいと思う人も多いのでは?

「賢い人=頭が良い」というイメージもありますが、実際のところはどうなのでしょうか。

今回は、「賢い人」の具体的な特徴を紹介します。賢い人になるために心掛けると良いポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

「賢い人」とは「頭が良い人」ではない

「賢い人」と聞くと、頭が良い人のイメージが思い浮かぶのではないでしょうか?

「頭が良い」とは、一般的には勉強ができる様子や学歴の高さなどを指すことが多いですが、「賢い」と使う場合はもう少しニュアンスが異なります。

私が考える「賢い人」は、社会常識や教養があって知的な雰囲気を持ち、精神的に自立しています。

また、自分の考えをしっかり持ちつつも、周囲への配慮を忘れずにうまく立ち回ることができるなど、人間的な魅力も兼ね備えています。

このコラムでは、そういった人を「賢い人」として、次の項目より詳しく解説していきます。

どんな人? 本当に賢い人の特徴

ここでは、「本当に賢い人」の特徴を紹介します。

(1)自分に求められていることを理解している

賢い人は、一歩引いて全体を見ることができる、広い視野を持っています。

自分自身のことについても、良い面と悪い面をしっかりと受け入れているため、心に余裕があります。

仕事では、自分に求められている役割を的確に把握しており、周囲からの期待を上回るような成果を出すことができます。

恋愛でも、どんなことをすれば相手を喜ばせることができるのか分かっているため、モテる人が多いです。

このように、賢い人は視野が広いため、自分のことだけではなく、周囲の状況に配慮した立ち振る舞いをすることができるのです。

(2)吸収力がある

知らないことについてはすぐに調べ、素直に教えを乞うことができるので、教養があり、知識が豊富な傾向にあります。

周りの良い面を吸収してまねをするのも得意です。学んだことを元に、さまざまな実践をしていることが多く、得た知識をしっかりと自分の中に落とし込んでいきます。

そのため知的な印象を与えますし、話の引き出しも多いため、相手から「話すと楽しい」と思ってもらえることが多いようです。

(3)自立心がある

賢い人は自立心が旺盛で、自分の考え方をしっかりと持っている人が多いです。芯があるため、周りに振り回されて自己価値がぐらぐら揺れることもあまりないです。

任された仕事は責任を持って全うしますし、任されたこと以外にもできることはないかと常に考えています。

恋愛においては、相手と対等な関係を築くことを好み、お互いのプライベートな時間を大切にします。相手との時間も楽しみながら、自分が夢中になれるものも持っていることが多いです。

(4)記憶力が良い

記憶力が良く、相手が話した何気ないようなこともよく覚えています。

会話の中の適切なタイミングで「そういえば○○さん、前もこんなことおっしゃっていましたよね」と話すことで、「そんな前のこと覚えていてくれたんだ」と相手はうれしく感じるでしょう。

賢い人は、周りの話に興味を持ってよく聞き、聞いたことをコミュニケーションの中で上手に生かせるからこそ、人間的な魅力がある人だと思われるのです。

(5)前向きな考え方をする

うまくいかなくてイライラしたり、落ち込んだりした時があったとしても、自分の心としっかり向き合います。

そして「じゃあ、こう考えたらどうかな?」と、ポジティブな発想に変換していくことができるのが特徴です。そのため、精神的に安定していることが多いです。

賢い人と話すと不思議と励まされ、前向きな気持ちになれることが多いことから、周りからの信頼も厚いでしょう。

(6)いつも冷静

賢い人は、基本的にいつも冷静です。予期しない出来事が起こっても、必要以上に慌てたり取り乱したりしません。

なぜなら、焦って対応すると事態が悪化しがちということを知っているからです。

トラブルに見舞われてもいったん落ち着いて状況を見極め、そこからどうすれば良いか考えるでしょう。

(7)雰囲気に流されない

その場の雰囲気に流されて、不本意な言動を取ってしまうのはよくあることです。例えば、人の悪口に同調してしまったり、次の日朝早いのに遅くまで遊び歩いてしまったり。

しかし、賢い人は雰囲気に流されず、自分の意思を貫けます。「今ここで流されたらどうなるか」について冷静に考えて判断できるのです。

そのため、後になってから「あの時こうしていれば良かった……」と悔いることは少ないといえます。

(8)謙虚である

賢い人は、自分の賢さを鼻にかけません。仮に褒められたとしても、「○○さんのご指導のおかげです」などと周りに感謝し、他者を立てる傾向にあります。

このような謙虚な姿勢は、周囲に好印象を与えるでしょう。そのため、賢い人は好感度が高い、信頼される人であるともいえるのです。

(9)相手の立場で考えられる

前述したように、賢い人は周囲への配慮を忘れずうまく立ち回ることができます。この理由は、相手の立場で物事を考えられるから。

「今こう言ったら相手はどう思うかな」「ここでこう振る舞ったら迷惑にならないだろうか」と相手の気持ちを想像できるので、周囲を不快にさせる前にブレーキをかけられるのです。

(10)論理的な思考ができる

論理的な思考ができるのも、賢い人の特徴です。

問題が起こった時は前提となっている条件や現状からきちんと筋道を立てて解決策を考えられるので、大きな失敗は少ないでしょう。仕事でも頼りにされるはずです。

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賢い人がしないこと

次に、「賢い人」がしないようにしているマイルールを紹介します。

(1)感情に任せた言動はしない

ストレスがたまった時に、ヤケになって暴飲暴食をしたり、他人の悪口や文句などを言って発散したりするようなことはありません。

賢い人は、イライラすることがあったとしても、自分の中で上手に消化します。自分の感情をコントロールすることができるため、トラブルがあった時も冷静に話し合って落としどころを見つけることができるのです。

日々、精神的なゆとりを持った状態をキープしているので、感情に振り回されることはそうありません。

(2)他人のプライベートにはむやみに立ち入らない

心配だからという理由や自分の好奇心のために、他人のプライベートに土足で踏み込むようなことはしません。

相手が話したそうにしていれば、もちろん聞こうとしますが、そうでない場合は相手の気持ちを尊重してそっと見守ります。他人との良い距離感を保つのが上手なので、どんなに親しい間柄であっても、程良い距離を見極めるのです。

賢い人になるためのポイントは?

では、どうすれば「賢い人」になれるのでしょうか?

ここでは、賢い人になるための考え方や行動のポイントを紹介します。

(1)自分の感情を受け止める

賢い人は、ネガティブな感情が出てきた時に自分の中で向き合って、しっかりと消化していきます。

そこで、感情が揺れた時は、「私ってこう感じてるんだな」とまず受け止めてあげましょう。

例えば、何か失敗して落ち込んでしまった時も、「私、落ち込んでるなあ」「嫌だと思ってるなあ」と認識するだけでも、自分の感情を客観的に捉えられることで、心にゆとりが生まれます。

(2)相手の反応を観察する

賢い人は、相手のことをよく見た上でコミュニケーションを取れます。

話す時は、意識をしっかりと相手に向けましょう。表情や雰囲気の変化などをよく観察していくことで、相手が何を望んでいるのかが見えてくるはずです。

(3)興味を持ったことはとりあえずやってみる

賢い人は経験値が高く、話の引き出しが豊富です。

自分の興味のあることで構いませんので、少しでも「いいな」と思ったことがあれば、考えるよりまずやってみましょう。

たとえうまくいかなかったり、思っていたのと違ったりした場合でも、行動することで気付くことがたくさんあります。その経験が自分の幅を広げさせてくれるのです。

(4)読書の習慣をつける

読書をすると知識がつくだけでなく、先人たちの経験を追体験することで人の気持ちが分かるようになったり、自分を客観視できるようになったりします。

読書を習慣化してこのような経験を繰り返せば、知性や思いやり、謙虚さが身につくはずです。

まずは1日5分でも良いので、気になった本や話題の本を読んでみてください。

(5)周りの人の良いところを真似する

賢い人は吸収力があり、素直に人から学ぶことができます。この繰り返しで、どんどん人間的な魅力が磨かれていくのです。

そんな魅力的な賢い人になりたいなら、周囲の人の良いところに目を向け、積極的に真似してみましょう。

こうすれば、その長所を自分のものにできるだけでなく、吸収力が高まり今後の成長が早くなるはずです。

(6)相手の気持ちを考えて発言する

賢い人は、相手の立場で物事を考えられる人でもあります。

それを見習って、何か言う前には「こう言ったら相手はどう思うか」と考えてみましょう。特に、相手の悩みに関することなどデリケートな話題の時は要注意です。

賢い人は心にゆとりがある!

賢い人は教養があり、自分の考え方をしっかり持ちながらも、周りに配慮できる柔軟性を持ち合わせています。そんな魅力的な人は、仕事でも恋愛でもモテますよね。

賢い人になるための最大のポイントは、心のゆとりです。感情を上手にコントロールすることができるので、自分だけではなく全体を見てうまく立ち振る舞えるのです。

そんな賢い人に憧れるのであれば、今回ご紹介した内容を参考にして、日頃から少し意識してみてはいかがでしょうか?

(高見綾)

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※画像はイメージです

※この記事は2021年04月15日に公開されたものです

高見綾(心理カウンセラー) (心理カウンセラー)

“質上げ女子”のカウンセリングをメインで行っている。電話、面談(ZOOM、名古屋)によるカウンセリングや講座を中心にあなたのお悩みをサポート。

大学卒業後、民間企業の経理・財務業務に従事。自身の悩みを解決するために心理学を学びはじめ、人生がうまくいくためには特定の法則があることに気づく。豊富な臨床経験から、心の世界で学んだことを現実に活かすアプローチに高い評価をいただいている。

著書は「ゆずらない力」(すばる舎)。他、PHPスペシャルに記事を寄稿するなどマルチに活動中。

高見綾のブログ https://takamiaya.com/

 

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