お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

前向きになる方法10選【心理カウンセラーが解説】

笹氣健治(心理カウンセラー)

仕事や恋愛など、人生において「前向き」であることはメリットになります。でも、ついネガティブ思考になって、何にもやる気が起きずに落ち込んでしまうこともありますよね。今回は、心理カウンセラーの笹氣健治さんに、前向きになる方法や本を紹介してもらいます。

仕事にも恋愛にも積極的で、いつも前向きなあの人がうらやましい。行動力があって、生き生きとして輝いて見える。それに比べて私は……。

こんなふうに悩んでいるあなたにも、過去にはエネルギッシュに頑張っていた時があったはず。

でもなぜか最近、前向きな気持ちになれないという方のために、仕事やプライベートで前向きになる方法をご紹介します。

前向きになれない原因とは?

まずは、なぜ以前のように前向きになれないのか、その原因を考えてみましょう。

もしあなたが次に挙げる状況に当てはまっているとしたら、今は前向きになれなくても仕方ないかもしれません。

(1)疲れているから

やるべきことがいっぱいあって毎日忙しい。朝から晩までバタバタ動き回って、ゆっくり休む時間が取れない。ストレスを常に感じていて、夜にぐっすり眠れない。疲れがたまっていて休日は1日ぼんやりと過ごす……。

このような生活が続いていると、どうしても前向きになれなくなってしまいます。

なぜなら、慢性的なエネルギー欠乏状態に陥っているからです。前向きになるには、心身共に十分なエネルギーが必要。忙し過ぎて疲れていることが、前向きになれない大きな原因の1つです。

参考記事はこちら▼

「もう疲れた」と感じる原因と対処法を解説しています。

(2)明るい未来が描けないから

閉塞感や経済的に厳しい状況に追い込まれている時、頑張って耐え続けるしかないと分かっていても、なかなか状況が改善しないと、頑張ることが虚しく感じられてしまいます。

これは仕事だけでなく、プライベートにおいても同じことが言えます。努力を重ねているのに、一向に成果が現れない。まるで、出口の見えない長いトンネルの中を1人とぼとぼ歩いているような感覚……。

そんな状況が続くと、「何をやってもムダだ」という無力感が湧いてきて、前向きになれなくなってしまうのです。

参考記事はこちら▼

「虚しい」という感情はどこから来る? 心理と対処法を解説しています。

(3)前向きでないことにメリットがあるから

前向きになりたいと思っているのに、なぜか前向きになれない。そういう時は、もしかすると、前向きでない方が自分にとってメリットがあるのかもしれません。

「そんなバカなことがあるのか」と思うかもしれませんが、よく考えてみて下さい。

前向きでいると、難しいことや新しいことにチャレンジしなければならなくなります。すると、さらに忙しくなって自由な時間が少なくなります。また、チャレンジすると、時には失敗して傷つくことになるかもしれません。

そう考えると、前向きでない方が自分にとって安全だと思うようになるのです。頭では前向きであるべきだと思っていても、無意識の自分が後ろ向きでいることを望んでいるのかもしれませんよ。

(4)自分にダメ出しをしてしまうから

「またできなかった」「自分はなんてダメな人間なんだろう」といったように、自分にダメ出しをするのは、前向きになれない原因の1つ。

無意識とはいえ、自分のダメなところにばかり注目して自己否定することを繰り返していると、なかなか前向きに変わることはできません。

参考記事はこちら▼

自己否定してしまう人の特徴と対処法を解説しています。

(5)悪くなると決めつけるから

「どうせまた失敗する」「自分にはムリだ」「どうせやってもムダ」といったように、結果がまだ出ていないにも関わらず、先のことを悲観的に考える癖のある人も、前向きになるのは難しいでしょう。

「きっと何とかなる」と楽観的に考えるのは気休めのようだからできない、と思うことは仕方ないのですが、全てを悲観的に考えることも間違っていると気付くべきです。

参考記事はこちら▼

あなたの「ネガティブ度」を診断でチェックしてみましょう。

▶次のページでは、前向きな人に共通する特徴を紹介します。

次のページを読む

SHARE