ヤマアラシのジレンマとは? 意味や解決法を心理学で解説
ヤマアラシのジレンマに陥りやすい人の特徴
では、こうしたジレンマに陥りやすい人にはどのような特徴があるのでしょうか。いくつか例を見ていきましょう。
(1)マイナス思考
ヤマアラシのジレンマに陥りやすい人は、「どうせ○○だろう」とマイナス思考になりやすいと考えられます。
例えば恋愛では、相手に対して恋愛感情を持っているのにその気持ちを隠そうとするなど。「どうせ自分を好きになってもらえないだろう」と勝手に決めつけてしまい、積極的にアプローチができません。
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メンタルチェンジトレーナーの平井妙子さんに、ネガティブな思考や、それを克服するための改善策についてうかがいました。
(2)自分に自信がない
自分に自信がないことが、マイナス思考を引き起こしている可能性があります。
自分という人間が近づくことが、相手にとって良いことだと信じられないのです。そのため、恋愛や友達関係、同僚との関係をうまく構築することができないのかもしれません。
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(3)過去にトラウマがある
過去の人間関係に対してトラウマを持っている人は、ヤマアラシのジレンマに陥りやすくなります。
恋愛や友達との関係で裏切られたり、傷つけられたりした経験があると「もう人に近づくのはやめておこう」と自ら心を閉ざしてしまうのです。
▶次のページでは、ヤマアラシのジレンマへの解決法を紹介します。