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自分に自信がない人の特徴と原因。自己肯定感を上げる方法とは

小日向るり子

自分に自信がない人の特徴とはいったい何があるでしょうか? また自信がなくなる原因とは? 自己肯定感を上げる方法を心理カウンセラーの小日向るり子さんが解説します。

こんにちは、心理カウンセラーの小日向るり子です。

「仕事もプライベートも自分に自信がないためにうまくいかない」「あと少し自分に自信を持てたら人生が変わるのに……」そんな思いはありませんか?

今回は、なぜ自分に自信が持てないのか、その背景にある要因と、さらに自信をつけるために心がけたいことを書いてみたいと思います。

なぜ不安になる? 自分に自信が持てない理由

そもそもどうして自分に自信が持てなくなってしまうのでしょうか?

それには、産まれ持った「気質」「成育歴」「環境」と大きく3つの要因が関係しています。

ひとつずつ見ていきましょう。

(1)産まれ持った気質:繊細、気持ちがやさしい、素直

あれ? 繊細で気持ちがやさしくて素直って長所だよね、と思われた方も多いと思いますが、そうです! 実は、自信が持てない人は性質がいい人なのです。

自信が持てなくなってしまった要因として、過去のいじめがトラウマになっている方も多いですが、そもそも気がやさしいからいじめの対象になってしまうことはしばしばあります。

また、素直だからこそ、他人からされた言動をそのまま受け止めて傷つき、自信をなくしていってしまうのです。

(2)成育歴:親からの条件つきの愛

たとえば、親の希望する人生を強制されて育ったり、きょうだいと比較されることが多い状況で育った方は、「親にとってもいい子でなければ愛されない」「兄弟(姉妹)を超えなければ愛されない」という思いを抱えて育ちます。

このように、ありのままの自分を愛してもらえず、「○○だったら愛される」という条件つきの愛の中で育てられると、自己肯定感を持つことが難しくなります。

(3)環境:強みや経験を生かせない環境

人間には向き不向きがあります。

手先が器用で物を作ることが得意な人もいれば、運動が得意な人、音楽や美術など芸術活動が得意な人、さまざまあるでしょう。

しかし、そうした強みや経験を生かせない環境に入ってしまうと、劣等感が非常に強くなります。

そして次第に自分自身のすべてに対して自信がなくなってしまいます。

次ページ:自分に自信がない人の特徴と心理

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