お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

自分に自信がない人の特徴と原因。自己肯定感を上げる方法とは

小日向るり子

自分に自信がないと起こること

カウンセリングの現場で、「他人に相談なんかしている自分は弱い」と劣等感を持っている方が多いのですが、実は、他人に相談できる自分こそ強いのです。

第三者に自分の弱い部分をきちんと吐き出せるということこそが、本当の強さなのです。

ここからは、このように自分に自信がない人が陥ってしまう思考の罠についてお伝えしたいと思います。

(1)悪い側面だけを見てネガティブになる

ある方向から見たら短所でも別の方向から見たら長所であるといったように、物事には多面性があります。

たとえば、「臆病」というと短所ですが、「慎重」と捉えたら、それはよい性質でもあるわけです。

常に悪い側面で自分の性格を捉えてネガティブになっていませんか?

(2)決めつけ

「自分のことを好きになる人なんているわけない」といった考え方に代表されるような決めつけ。

特に女性は、自分の容姿にしてコンプレックスを持って、このような決めつけ思考をしがちです。

しかし、まわりを見渡してみると、容姿端麗な人=好かれている人、ではないですよね。

自分の中の思考の枠を少し広くしてみるだけで、人の価値観は自分が思っているよりずっと多様であることに気づくはずです。

(3)思考のはきちがえ

思考のはきちがえで代表的なものは2つ。

ひとつは、「謙遜」と「自己犠牲」です。

謙遜とはつつましいことが美徳とされる文化的思考ですが、自分に自信がない人は、自身を犠牲にすることが謙遜だと考えています。

そしてもうひとつが、「自己主張」と「わがまま」。

自分に自信がない人は、自己主張をすることはわがままなことだと勘ちがいしています。

この2つをはきちがえると、ただの卑屈な人になってしまいますから、要注意です。

(4)他人と比べてしまう

「あの人はできているのに自分はできない」「人に比べると自分は劣っている」

自信のない人は無意識に他人と自分を比べてしまうくせがあります。そうして、自分の長所には目を向けず、どんどん卑屈になってしまうことも。

次ページ:自信のなさを改善するためのおすすめな方法

SHARE