黎明期の意味とは? 使い方と例文&類語と対義語
黎明期以外に時期を表す言葉とは? 時系列で意味を解説
「黎明期」と同じく、時期を表す言葉は他にもたくさんあります。混同して覚えてしまわないよう、また間違った使い方をしてしまわないよう、時期を表す別の単語についても時系列で確認しておきましょう。
始まりの時期を表す言葉
先述した「草創期」「萌芽期」「初期」などは、「黎明期」と同じく全て物事の始まりの時期を表す言葉。その他、「創成期」や「創生期」という単語も、新しく時代が始まる時期を示す言葉として使われています。
「創成期」とは、物事が成立した最初の時期のこと。「創生期」とは、物事が発生した初期の頃を指します。今までに存在していなかったものが成立、発生することで新しく時代が始まった時、その始まりの時期を指して「創成期」「創生期」と使うことがあります。
物事が成立した時、暗い時代から明るい時代へ突入した時など、それぞれ微妙なニュアンスの違いはありますが、どれも新しい時代の始まりの頃を表す、という点で共通しています。
始まりの時期を表す言葉まとめ
・草創期
・萌芽期
・初期
・創成期
・創生期
変化していく時期を表す言葉
どのような事柄であっても、時代の最初の頃から、何の変化もなく終わりの時を迎えることは、ほとんどありません。人々の流れに動きがあったり、市場が発展したりなど、何かしらの変化が起きることがあります。
そのような、ある物事が時代の中で変化していく時期のことを、「過渡期」や「成長期」「発展期」と言います。
特に「過渡期」は、ビジネスに限らずさまざまなシーンで使われる言葉。古いものから新しいものへと変化していく時期、という意味があります。ニュースや本などでも頻繁に登場する単語なので、ぜひ覚えておきましょう。
変化していく時期を表す言葉まとめ
・過渡期
・成長期
・発展期
最も勢いのある時期を表す言葉
ある物事が時代の中で、最も勢いのあった時期を表す言葉には、「全盛期」「成熟期」などがあります。
「全盛期」とは、いわゆるピークのこと。商品やサービスが一番売れた期間や、最も人気が高い期間などのことを言います。
「成熟期」とは、成長しきった時期のこと。商品やサービスが十分に普及し、これ以上市場が大きくなる見込みがないほど、人々の生活に馴染んだ時期のことを指します。
最も勢いのある時期を表す言葉まとめ
・全盛期
・成熟期
終わりの時期を表す言葉
時代の終わり時期を表す言葉は、「黎明期」の対義語である「衰退期」。物事が、最も勢いのある時期を超え、時代の終わりに向けて、衰退していく時期のことを指します。
終わりの時期を表す言葉まとめ
・衰退期
「黎明期」とは何かを正確に把握しよう
「過渡期」や「全盛期」などはよく使われる言葉ですが、「黎明期」はあまり馴染みがないですよね。友人や家族との会話では、ほとんど使うことがないでしょう。
しかし、本や新聞、ニュースなどでは頻繁に登場します。そのため、意味をきちんと把握しておけば、今までよく分からなかった内容も、より深く理解することができるはず。
最近では、情報サイトや記事などでも使われる機会が増えています。本を読まない人も、「黎明期」という単語を知っておいて損はありません。
知識の幅を広げることにつながるので、ぜひ正しい意味を覚えておきましょう。
(上色ゆるり)
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※この記事は2021年06月24日に公開されたものです