黎明期の意味とは? 使い方と例文&類語と対義語
「黎明期」の類語とそれぞれの意味
「黎明期」には、似たような意味を持つ単語が多数存在します。ここからは、「黎明期」の類語とそれぞれの意味も紹介していきます。
「揺籃期(ようらんき)」
「揺籃期」とは、物事が発展する初期の段階を指す言葉。「幼年期」と表す場合もあります。
新しい時代が始まる頃を意味する「黎明期」と似た意味があり、「黎明期」の代わりに「揺籃期」が使われることも多々あります。
「萌芽期(ほうがき)」
「萌芽期」とは、植物が芽を出す時期のことを指します。生物学でも使われる用語ですが、「新しい時代が始まる時期」という意味の単語としても使われています。
「黎明期」と同じ意味を持つので、2つセットで覚えておくと良いでしょう。
「草創期(そうそうき)」
「そうそうき」と読む「草創期」とは、「物事の始まりの時期」という意味。「黎明期」と同じ意味の言葉なので、類語として使うことができます。
しかし「黎明期」は、暗い時代から明るい時代へと変化した、その始まりの時期を意味して使われます。一方で、「草創期」にはそのようなニュアンスがなく、単純に「時代の始まりの時期」という意味で使う言葉です。
時代背景も含めて言い表したい時は「黎明期」を、単に時代の始まりを言い表したい時は「草創期」を、というように使い分けると良いでしょう。
「初期(しょき)」
「初期」とは、「ある時代の初めの頃」という意味。「黎明期」と同じ意味で使われる言葉です。
「黎明期」は読み方が難しく、意味を知らない人も少なくありません。多くの人に向けて分かりやすく伝えたい場合は、シンプルに「初期」を使うと良いでしょう。