「お願い申し上げます」が正しい敬語? 「お願いいたします」との違い
「お願い申し上げます」の使い方(例文つき)
「お願い申し上げます」をどのようなシーンで、どんな相手に使うのが適切なのでしょうか。ここではシーン別に解説していきます。
年賀状やメールの締めのあいさつに使用したい時
「お願い申し上げます」は、特に年賀状やメールなどであいさつとして使われる場合が多いです。
例文
・本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
・今後ともよろしくお願い申し上げます。
相手に確認や協力をお願いしたい時
「お願い申し上げます」は、相手に確認や協力をお願いする場合のへりくだった表現として使うこともできます。
例文
・それでは当日、よろしくお願い申し上げます。
・添付ファイルをご確認のほど、よろしくお願い申し上げます。
言いにくいお願いをしたい時
相手から返事が来なくて再度依頼をしたいのに、言いにくい時はありませんか? そんな時にも「お願い申し上げます」を使うと丁寧な言い回しになるのでおすすめです。
例文
・○日までにご対応いただけますよう、重ねてお願い申し上げます。
・ご多用のところ恐れ入りますが、原稿のご確認をお願い申し上げます。
相手から何かをいただきたい時
資料や時間など、目上の人から何かをいただきたい時にも「お願い申し上げます」という表現を使います。
「○○をください」と言うよりも、より丁寧でへりくだった表現をしたい時に使うと良いでしょう。
例文
・本年も変わらずご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
・ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご容赦を賜りますようお願い申し上げます。