「お願い申し上げます」が正しい敬語? 「お願いいたします」との違い
「お願い申し上げます」の類義語・言い換え表現
「お願い申し上げます」を何度も使うと、くどい印象になるのでおすすめできません。とはいえ、ビジネスでは日々さまざまな場面でお願いをする機会も多くあります。
ポイントは他の言葉に言い換えながら、文章のバリエーションを増やすこと。ここでは「お願い申し上げます」の類義語を例文と共に紹介します。
お願いしたく存じます
「お願いしたく存じます」は、「思う」の謙譲語である「存じる」に「ます」という丁寧語を併せた表現です。
「お願い申し上げます」と同様に、相手に丁寧なお願いをしたい時に使います。
例文
・お手数お掛けしますが、当日の出欠についてご返信をお願いしたく存じます。
○○いただければ幸いです
「○○いただければ幸いです」は「○○してもらえるとうれしい」という敬語表現です。
「幸いです」には「できればで構いませんので」というニュアンスが含まれているため、「お願い申し上げます」よりも弱い表現になるでしょう。
例文
・掲題の件、ご検討の上お返事をいただければ幸いです。
お頼み申し上げます
「お頼み」は「頼む」に「お」をつけたもので「頼み事を言わせていただきます」という意味になります。
例文
・当日は3階会議室にお越しいただきますよう、お頼み申し上げます。
願わしいと存じます
「願わしいと存じます」は強いお願いではないものの、できるだけこうしてくれるとうれしいという「希望」を相手に伝えられます。
例文
・言語学がご専門である田中様にご参加いただくことが願わしいと存じます。