職場の人間関係に悩む原因は? 疲れた時の対処法とストレスをためないコツ
職場で人間関係の悩みがある場合の対処法
職場の人間関係に悩んだら、まずは自分の考え方を変えることが有効です。
「嫌な思いをさせられている」と思うと、相手に振り回されてしまうもの。ですが、嫌な感情を感じているのは自分自身です。
自分の感じ方は自分次第で変えていくことができるのです。
ここでは、人間関係に悩み、疲れてしまった時にできる対策を見ていきましょう。
(1)他人は変えられないと考える
人間関係では、「自分は正しい、相手が間違っている」と「相手を変えよう」としてもうまくいきません。
「変えられるのは自分自身だけ」と思うのが、良好な人間関係を構築するコツです。
職場でも「あの人がもっと○○してくれたら良いのに」などと不満を持ち始めるとストレスがたまります。「自分は何ができるだろうか」という視点にシフトすることが大切です。
(2)相手に求めすぎない
「上司なら○○すべき」「先輩なら△△すべきではない」など、相手に求めるものが多いと失望しやすくなります。
人への期待はほどほどにすると、相手が思い通りにならなくても「そういうものだ」と感じて嫌な気持ちになりにくいでしょう。
(3)多様な価値観を尊重する
さまざまな価値観の人の間では、「私だったらこうするのに」は通用しません。
相手の行動には、相手なりの理由があるのです。「私は私」「人は人」と価値観の違いを認めましょう。
組織の中にはたくさんの人がいます。それを受け入れ、尊重することが大切です。

多様な価値観を受け入れる方法を、心理カウンセラーが詳しく解説しています。
(4)「もし自分が相手の立場だったとしたら?」と想像する
例えば、理不尽なことを言う人がいたら。「なぜあの人はこう言うのだろう?」と、相手の立場からの理由を考えましょう。
相手を理解すると、違う受け止め方が可能になります。相手がつらい気持ちを抱えていることに気づいたり、自分の非に気がついたりするかもしれません。

人の気持ちを考えるコツについて、心理カウンセラーが詳しく解説しています。
(5)「嫌だ」と思ってもOK
人間ですから「嫌だ」と思うこともあります。そんな時「そう思ってはいけない」と我慢する必要はありません。
ただし、思うのは自由ですが、嫌な気持ちを相手にぶつける行動はやめましょう。

気になることを「なかったこと」にしてしまう事なかれ主義。職場での改善方法を解説しています。
(6)自分を責めすぎない
すぐ「自分が悪かった」と自責する癖のある人がいます。「自分にも責任があるのかも?」と考えるのは大切なことですが、必要以上に自分を責めすぎないようにしましょう。
自分を責めすぎてネガティブになると、次々と悪い想像をして、余計に人間関係がうまくいかなくなってしまいます。

自責の念に駆られる理由と対処法を解説しています。
(7)自分を客観的に見つめてみる
例えば、上司からの叱責は期待されているから、同僚からの攻撃は嫉妬心の表れかもしれません。
自分を客観的に見つめてみると、自分が他人からどう思われているか、相手が自分に何をしてほしいと思っているのかが分かるようになります。相手の気持ちが分かると、人間関係がうまくいきやすくなりますよ。

客観的な視野の身に付け方を、コラムニストのトイアンナさんが解説します。
在宅勤務で人間関係に悩んだら?
最近では、対面だけでなく在宅勤務などでオンライン上のコミュニケーションを取る機会も増えたのでは?
もしかしたら、在宅勤務も人間関係を築きにくくなったと感じる原因かもしれません。気になる人は、下記リンクの記事をチェックしてみてくださいね。

在宅勤務などでのオンラインコミュニケーションのコツを解説しています。
職場の人間関係は自分を成長させてくれる
たまたま職場が同じ人の中には、苦手な人だっているもの。苦手な人に対してどんな言葉を掛けたら関係がうまくいくのか、どんな考え方で接したら自分の気持ちに折り合いがつくのか、それらを学ぶ機会と捉えてみましょう。
苦手な人との出会いは成長のチャンス。「自分が成長するためのヒントがあるとしたら?」と考えてみませんか。
(大塚統子)

職場での人間関係問題について、別の心理カウンセラーが書いた記事も参考にしてみてくださいね!

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※この記事は2021年04月16日に公開されたものです