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【心理学】アンダードック効果とは? 事例と使い方

高見綾(心理カウンセラー)

アンダードッグ効果を取り入れるコツと注意点

今回紹介したアンダードッグ効果を、日常の中で上手に使うことができたら何かと役立ちそうですよね。

この心理学を生活の中に取り入れるコツと注意点について、恋愛や仕事を例にいくつか紹介していきます。

恋愛での活用

恋愛の場面でアンダードッグ効果を使うには、どんな方法があるのでしょうか。

弱い一面を見せる

弱い部分を見せることで好意を持ってもらうテクニックです。

例えば、「料理を頑張っているんだけど、上達しない」「昔傷付いたことがあって、なかなか心が開けない」「2週間頑張って用意していたのに、肝心のところでミスして怒られてしまった」など、弱みを自分から開示してみましょう。

「普段はこんなこと誰にも言えないけれど、あなたの前だけは特別」という姿勢を見せると効果的。秘密の共有をすることで親密になりやすくなります。

ただし注意点として、乱用すると面倒くさい人だと思われてしまうこと。基本的には前向きなスタンスでいるようにしたいものです。いつも一生懸命な人が、弱い部分を見せるからこそアンダードッグ効果が働くのです。

一生懸命に距離を縮める努力をする

好きな人と仲良くなるために、一生懸命行動しているところを見せると、相手の目に留まりやすくなります。

相手の趣味を理解しようと一緒にやってみたり、話し掛けようとしてみたりする姿は、「自分のために頑張ってくれているんだな」と相手が感じやすくなります。

打算がなく、たとえ振り向いてもらえなくても健気に頑張る姿勢こそがアンダードッグ効果を生みます。ただし、健気アピールが空回って迷惑な行動にならないよう注意しましょう。

営業など仕事での活用

続いて、仕事で営業などをする時に使えるアンダードッグ効果を紹介します。

「在庫が大量に余っている」とアピールする

仕入れミスをした、販売予測ミスがあったなど、何らかの事情により在庫が大量に余ってしまったという弱みをオープンにすることで、アンダードッグ効果が発生するケースがあります。

ただし、会社側の真剣さや、普段の一生懸命さが伝わった時に効果を発揮するため、商売っ気を出し過ぎてしまうと失敗する可能性が高くなります。注意しましょう。

「期待ほどに売れていないこと」をオープンにする

社内一押しの商品であるにもかかわらず、売れていないこと、そして落ち込んでいることをオープンにします。

買ってもらえれば納得してもらえる商品であると自信を持っていること、並々ならぬ情熱を注いできたことなども正直に話します。単に売れていませんというだけではなく、前向きなスタンスで話をしてみることが大切です。

中小企業ならではの特徴を売りにする

中小企業は大企業に比べると、規模が小さくできることも限られてしまう部分があるでしょう。

そこを逆手に取り、中小企業ならではの特徴を売りにしてみましょう。

例えば、「私たちは、親身になって手厚いサービスをすることにおいてはどこにも負けません」などアピールすると◎。

大企業ではない弱者であっても頑張っているというところで、アンダードッグ効果が働きます。

アンダードッグ効果の活用には「真剣な姿勢」が不可欠

アンダードッグ効果は、スポーツ観戦で負けているチームを応援したくなるなど、日常でもたくさんの事例を見ることができます。

そしてそれは、一生懸命取り組んでいる姿に共感してもらえることで効果を発揮します。つまり、ただ弱者を演じるだけでは意味がないということ。

恋愛や仕事においても、まずは真剣に取り組む態度を見せるのが大事。たとえ失敗したとしても、その努力を見ている人から応援してもらえるはずです。ぜひ上手に活用してみてくださいね。

(高見綾)

※画像はイメージです

※この記事は2021年04月02日に公開されたものです

高見綾(心理カウンセラー)

“質上げ女子”のカウンセリングをメインで行っている。電話、面談(ZOOM、名古屋)によるカウンセリングや講座を中心にあなたのお悩みをサポート。

大学卒業後、民間企業の経理・財務業務に従事。自身の悩みを解決するために心理学を学びはじめ、人生がうまくいくためには特定の法則があることに気づく。豊富な臨床経験から、心の世界で学んだことを現実に活かすアプローチに高い評価をいただいている。

著書は「ゆずらない力」(すばる舎)。他、PHPスペシャルに記事を寄稿するなどマルチに活動中。

高見綾のブログ https://takamiaya.com/

 

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