お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

【心理学】アンダードック効果とは? 事例と使い方

高見綾(心理カウンセラー)

アンダードッグ効果を抱く心理

少し話が脱線しましたが、再びアンダードッグ効果について深堀りしていきましょう。人はなぜ負け犬や弱者に対して、応援したい心理を持つのでしょうか。

続いては、その背景にある気持ちを探っていきましょう。

(1)一生懸命な姿に共感する

アンダードッグ効果は、不利な状況にいたとしても諦めずに一生懸命に努力する様子に共感することで起こります。

一般的には、頑張っても結果に結び付かないことはたくさんあります。それでも真剣に取り組む姿勢に共感して応援したくなるのです。

(2)本能的に助けたくなる

人間は、赤ちゃんやお年寄りなど弱い立場の人は守らなければいけないという本能を持っています。

不利な状況に陥って立場が弱くなっている人に対しても、そういった本能的な面から助けたくなるのです。

(3)自己開示の返報性

相手が弱い立場にあることを開示してくれたため、自己開示の返報性により、その状況に同情し、自分も相応の何かを開示しようという気分になります。それが、結果として応援したいという気持ちにつながるのです。

自己開示の返報性とは、このように相手の個人的な情報を開示されると、好感を持ったり、親近感を抱いたりすることを指します。

(4)自分を投影している

うまくいっていない姿に、自分の姿を投影することで同情し、応援したくなる心理です。

うまくいっていない人を応援することを通じて、「失敗だって許容できる自分」「私もうまくいかない時もある」などと、自分自身を安心させているのです。

次ページ:アンダードッグ効果を意図的に活用した事例

SHARE