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「かしこまりました」の意味と使い方【例文】

唐沢明

「かしこまりました」はビジネスシーンでよく使用する言葉ですが、あなたは上手に使えていますか。今回は「かしこまりました」の意味と感じの良い使い方を、大学でビジネス敬語の指導に携わる唐沢明さんに教えてもらいました。

「かしこまりました」はビジネスシーンで非常によく聞くフレーズですね。

ところで、この「かしこまりました」は、元々どのような意味なのでしょうか? どのように使うと感じが良いのでしょうか?

「かしこまりました」の意味と使い方を解説します。

「かしこまりました」の意味

よく聞く「かしこまりました」の意味は「分かりました」「了解しました」です。

漢字では「畏まりました」と表記します。文法的な説明をすると、

動詞「畏まる」の連用形「畏まり」

丁寧の意味を持つ助動詞「ます」の連用形「まし」

過去の意味を持つ助動詞「た」

というふうに成り立っています。

「畏まる」には主に4つの意味があります。

1.畏れ慎むこと、恐縮、遠慮
2.命令・依頼などを謹んで承る意を表す
3.堅苦しい感じがする、窮屈である
4.恐縮して感謝する

「畏まる」の「畏」は、「畏れ多い」(恐れ多い)に使われる「畏」と同じです。

「恐れ多くも承りました」と自分の立場を低くすることで相手を敬います。

ビジネスシーンでは上から目線より下から目線、つまり低姿勢であることが好まれます。「かしこまりました」というフレーズは使った人の好感度を上げる敬語です。

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