「粗探し」の意味。指摘したがりの心理と対処法
粗探しする人の特徴
では、誰かのためを思って指摘するのではなく、粗を探している人にはどのような特徴があるのか、言動や性格をそれぞれ紹介します。
言動の特徴
(1)ネガティブな発言が目立つ
粗探しをする人は感情の起伏が激しく、精神的に不安定であることが多いです。心が満たされていないため、「あ~イライラする」など、その時の自分の感情をストレートに表現する傾向があります。
(2)他人が褒められているのを見ると下げる発言をする
同僚が「〇〇さんって、仕事が早いですよね!」と褒められていたりすると、「え~そうですかね。〇〇さんってせっかちだから結構ミス多いですよ。この間も……」というように、相手を下げる発言をします。
(3)他人の批判をよくする
自分のことは棚に上げて、他人の批判をよくします。粗探しをする人は何かしらストレスを抱えていることが多いので、他人の文句を言うことでストレス発散をしている傾向があります。
(4)自慢が多い
さりげなく自分はすごいということをアピールします。
例えば「〇〇さん、独り身だからフットワーク軽くどこでも行けてうらやましいな~。私は結婚してるからなかなか行けなくて……」など、他人を褒めていると見せかけて自慢を挟みます。
性格の特徴
(1)コンプレックスが強い
粗探しをする人は、自分と他人を比べる傾向があります。自分に自信が無くコンプレックスを強く抱いているので、常に周りと比べて不安になってしまうのです。
そのままの自分ではダメだと思っている分だけ、誰よりも人から認められたいという気持ちを強く持っています。
(2)プライドが高い
負けず嫌いでプライドが高いのも特徴です。「私は他の人とは違う」「〇〇さんより優れている」と思うことで自分のプライドを保っています。
少しでも負けていると思うとプライドが傷つくので、過剰に防衛しようとするのです。
(3)被害者意識が強い
粗探しをする人は、今の自分が置かれている状況に納得していないことが多いのですが、それは自分に原因があるのではなく周りの人が悪いから、と思う傾向があります。
「周りがこんなふうだから、私が困っている」というように被害者のポジションを取りたがるのです。
(4)几帳面で完璧主義
きっちりしていて、細かいことが気になる性格です。そのため、他人のちょっとしたミスやルーズなところが気になってしまうのです。完璧主義なところがあるため、余計に他人の粗がよく見えてしまいます。