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粗探しする人の心理とは? 言葉の意味や行動の特徴&対処法を解説

高見綾(心理カウンセラー)

粗探しする人の特徴【言動編】

では、誰かのためを思って指摘するのではなく、粗を探している人にはどのような特徴があるのか、言動的な特徴を紹介します。

(1)ネガティブな発言が目立つ

粗探しをする人は感情の起伏が激しく、精神的に不安定であることが多いです。心が満たされていないため、「あ~イライラする」など、その時の自分の感情をストレートに表現する傾向があります。

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心理カウンセラーの浅野寿和さんに、ネガティブな人の特徴や心理を解説してもらいます。

(2)他人が褒められているのを見ると下げる発言をする

同僚が「○○さんって、仕事が早いですよね!」と褒められていたりすると、「え~そうですかね。○○さんってせっかちだから結構ミス多いですよ。この間も……」というように、相手を下げる発言をします。

(3)他人の批判をよくする

自分のことは棚に上げて、他人の批判をよくします。粗探しをする人は何かしらストレスを抱えていることが多いので、他人の文句を言うことでストレス発散をしている傾向があります。

(4)自慢が多い

さりげなく自分はすごいということをアピールします。

例えば「○○さん、独り身だからフットワーク軽くどこでも行けてうらやましいな~。私は結婚してるからなかなか行けなくて……」など、他人を褒めていると見せかけて自慢を挟みます。

粗探しする人の特徴【性格編】

続いては、粗探しをする人の性格的な特徴を見ていきます。

(1)コンプレックスが強い

粗探しをする人は、自分と他人を比べる傾向があります。自分に自信が無くコンプレックスを強く抱いているので、常に周りと比べて不安になってしまうのです。

そのままの自分ではダメだと思っている分だけ、誰よりも人から認められたいという気持ちを強く持っています。

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劣等感を抱く原因を心理カウンセラーの小日向るり子さんが解説します。

(2)プライドが高い

負けず嫌いでプライドが高いのも特徴です。「私は他の人とは違う」「○○さんより優れている」と思うことで自分のプライドを保っています。

少しでも負けていると思うとプライドが傷つくので、過剰に防衛しようとするのです。

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プライドが高い人の特徴や心理の他、プライドが高くなる原因、対処法まで伺いました。

(3)被害者意識が強い

粗探しをする人は、今の自分が置かれている状況に納得していないことが多いのですが、それは自分に原因があるのではなく周りの人が悪いから、と思う傾向があります。

「周りがこんなふうだから、私が困っている」というように被害者のポジションを取りたがるのです。

(4)几帳面で完璧主義

きっちりしていて、細かいことが気になる性格です。そのため、他人のちょっとしたミスやルーズなところが気になってしまうのです。完璧主義なところがあるため、余計に他人の粗がよく見えてしまいます。

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几帳面な人の特徴やその長所と短所、そして几帳面な人がうまく人間関係を築くためのアドバイスを心理カウンセラーの大野萌子先生に聞きました。

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心理カウンセラーの大塚統子さんに、完璧主義の特徴や完璧主義をやめるためにすべきことなどを聞きました。

▶次のページでは、粗探しする人への対処法を解説します。

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