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現代のリーダーシップとは? 定義と6つの種類、身につける方法

トイアンナ

リーダーシップとはよく聞く言葉ですが、具体的にはどのような意味なのでしょうか? この記事では、就活アドバイスを行っているコラムニスト・トイアンナさんに、リーダーシップの意味や必要性、身に着ける方法を教えてもらいました。

「リーダーシップ」という単語を、私ほど聞いた人間もそういないと思います。

というのも、私は就活のアドバイスをするのがお仕事でして、就活生の履歴書へ耳にタコができるほど「リーダーシップ経験を書いて」と伝えてきたからです。

ですが、リーダーシップ経験ほど就活生、そして社会人にすら誤解されている言葉も無いと思います。

というのも、リーダーシップとは決して「他人をグイグイ引っ張る力」ではないからです。

リーダーシップとは? 定義とマネジメントとの違い

まずは、リーダーシップとは何かについて迫りたいと思います。

ドラッカーの定義

「リーダーシップ」のようなビッグ・ワードは、ドラッカーという偉い人が論文で大体定義してくれています。まずはドラッカーの定義を見てみましょう。

著作『プロフェッショナルの条件』において、リーダーシップはこう定義されます。

リーダーシップとは、組織の使命を考え抜き、それを目に見える形で明確に確立することである。リーダーとは目標を定め、優先順位を決め、基準を定め、それを維持する者

なお、ドラッカーの素晴らしいところは、ふんわりした言葉を定義してくれるところ。悪いところは、定義もホイップクリームのようにふんわりしているところです。

P&Gによる定義

私が勤めていたP &Gでは、リーダーシップをさらにこう定義しました。

リーダーシップとは、

(1) 未来を描く - 「もっと素晴らしい未来はこうだ!」と人に見せる力

(2) 協力する - 部署や会社を超えて協力して成し遂げる力

(3) やる気を促す - みんなに「やったるか!」と思わせる力

(4) 効率化 - 人の強みを生かす力

(5) 実行力 - 言ったことをやり遂げる仕組みを作る力

であると。

こうして並べると「まあ、確かにここまでできればリーダーシップがあるといえるよなあ……」という要素は見えてきたかと思います。具体例を挙げると「ONE PIECEのルフィ」でしょうか。

リーダーシップとマネジメントの違い

で、ここで疑問になるのが「あれ、リーダーシップとマネジメント、被ってない?」問題です。

ドラッカーの定義した言葉に、「マネジメント」という似た言葉があります。ドラッカーによるマネジメントの定義は「組織に成果を上げさせるための道具、機能、機関」です。

つまり、組織が成果を上げるための道具(マネジメント)の一つに、リーダーシップが含まれているわけです。

リーダーシップだけがマネジメントの道具ではありませんが、重要な一要素とはいえそうですね。

参考記事はこちら▼

マネジメント能力がある人とは? こちらの記事も併せてチェックしてみてください。

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