なぜ人間は「ハブる」のか。ハブられる原因と対処法
ハブられる原因は何?
さて、人はなぜハブられるのか。ハブる心理を学んだあとで、具体的な原因を見ていきましょう。
(1)空気を読まない(読めない)から
どこへ行っても「その場に適した行動」というものはあります。
ゆえに裏表がなさすぎたり、話を勝手に進めたり、ムードを壊したり、予測不可能な行動ばかりしていると危険視されます。
いわば「何を考えているかわからない生物」というのは、相手の本能に「命の危険に繋がるかもしれない」と感じさせるからです。生物の判断としては、わからないものを避けるのが正解になってしまうのですね。
空気が読めない人の特徴を解説します。
(2)自分の話ばかりするから
居心地の悪さを感じさせているのかもしれません。
自分本位なコミュニケーションになっていないか気をつけてみましょう。
自分の話を聞いてほしい気持ちはわかります。しかし、一方的に聞かされる側はしんどくなってしまいます──つい距離をとってしまう。
もしや「会話」じゃなくて「演説」になっていませんか。
自分の話ばかりする人の特徴や心理を解説します。
(3)能力が高いから
羨望や嫉妬かもしれません。
人は優れたものにも「ハブる」ことをします。自分のできないことや、苦手なことができる人に対して、どうしても嫉妬心が芽生えてしまうから。
優れた人間がいたら、その人を目標に努力することもできます。しかし、そうせずに足を引っぱる人間が現れるのも世の常です。
嫉妬されやすい人の特徴を分析します。
(4)会話に嘘が見えるから
喋る言葉に引っかかりがあるのかもしれません。
かわいくいえば「話を盛りすぎ」という言い方もできるでしょう。
はっきり言って、嘘はバレます。自分を良く見せたり、気に入られようと嘘をついたりしても逆効果です。なんとなく勘づかれてしまうから──そして除け者候補になるのです。
確かに「嘘も方便」とはいいます。しかし人間関係を良いものにしたいなら「正直の強さ」を身につけることも大事かと思います。
見栄っ張りな人の特徴を分析します。
(5)向上心が高すぎるから
これはもちろん良いことです。
しかし度を過ぎると煙たがられる原因にもなります。
視点が高いのは素晴らしいことです。しかし、もしハブられたくないなら努力を隠してもいいかもしれません。他人って、努力している人を見るのが嫌なんですよ。
意識高い系女子・男子の特徴を解説します。
(6)ネガティブな態度を取っている
他人に対して、ついネガティブな態度を取っていないでしょうか?
ネガティブな態度とは――無視したり、一方的に否定したり、バカにしたり、つまり自分が取られたら嫌な言動のことです。
貴方が嫌な言動は、相手も嫌だと思っています。取られた側はフラストレーションを抱え、「逆にハブってしまおう、傷つけられたくないし」という発想につながったのかもしれません。
性格が悪い人の特徴を解説します。
(7)過去に誰かをハブっていた
要するに、しっぺ返し、です。
ハブった方は忘れても、ハブられた方は決して忘れないものです。当たり前のことですよね(そんなことはしていないと思いますが、可能性の話です)。
過去に自分がハブってしまった相手から、腹いせのようにハブり返されているのかもしれません。
よく学生たちの間で「順番にハブる」という話も聞きますよね。今すぐにでも終わってほしい連鎖ですが、誰かの忌まわしい行動が、また次の不幸を生むのです。