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交わし方はある? めんどくさい上司の特徴と対処法

makicoo(さとう まきこ)

どこにでもいるめんどくさい上司。社内政治ばかりの保守タイプや機嫌にムラがあるタイプなど、その特徴別に対処法を解説します。上手な交わし方や対応を知って、快適な会社ライフを過ごしましょう。

残念なめぐり合わせによって時折配置されてしまうめんどくさい上司。

私が初めてライターの仕事をした編集部にもネガティブ発言しかしない方がいて、月1回顔を合わせる入稿日がただただ憂うつでした。

ただ長い長い会社員人生、めんどくさい上司にあたるたびに退職していたらキリがありません! そこで今回は「めんどくさい上司」のタイプ別対処方法を紹介します。

なぜ上司はめんどくさいのか?

なぜ上司はめんどくさいのか。

それは部下である自分の評価を担っているがゆえに、職場で一番に気を遣わなくてはいけない相手だからです。

頼りすぎても頼らなさすぎても関係が微妙になるうえに、性格による相性の問題もあります。ただおだてていればいい、ともならないところが、上司のめんどくささです。

めんどくさい上司の特徴は? タイプ別の付き合い方

そんなめんどくさい上司との付き合い方を6つのタイプ別にまとめてみました。

(1)裏表がある保身タイプ

一番多い「めんどくさい上司」のタイプは、社内政治に熱心で、意見が社内の人間関係によってコロコロ変わる人。ついこの間まで褒めていた人を今度は悪く言うなど、言動を信用できないのが、部下としてつらいところです。

対処法は「キーパーソンを利用する」

そんなタイプの上司には、会社の人間関係を利用するのが一番。

コミュニケーションをとらないといけないときは、上司より役職が上、もしくは社内のキーパーソン的な人の話題を出しながら進めましょう。

「○○部長、ワインが好きなようですよ」なんて、社内情報をこまめに渡してあげると、ご機嫌よくあなたの意見に耳を傾けてくれるようになるでしょう。自分の案を通したいときも、「○○本部長が気にかけているプロジェクトがこの方式でした」「○○取締役が以前社内報で言っていたことに沿ってやってみたんですけど……」なんて言い方が刺さります。

参考記事はこちら▼

(2)機嫌の上下がある感情的タイプ

朝は機嫌が良かったのに、午後はずっとため息ばかり。そんな具合に機嫌の上下がある上司もとてもめんどくさいですよね。普段は温厚なのに機嫌が悪いと怒鳴ったりするタイプの人なんて、周囲はどっと疲れてしまいます。

対処法は「タイミングを見極める」

そんな機嫌の上下があったり、感情的になったりする上司との付き合い方。それはとにかく機嫌が悪いときにあまり近寄らないことです。

相談や報告は、機嫌が良いときに持ちかけましょう。

ただどうしても話さなきゃいけないことがある際は、ちょっとしたお菓子をついでに差し入れするとよいかもしれません。

また、このタイプは機嫌が悪いときにオドオドされると余計にカチンときます。上司が感情的なときは、ポーカーフェイスで事務的に接するのを意識すると◎。

(3)話を聞かないコミュニケーション難ありタイプ

出された指示で不明なことがあって質問したかったのに、質問の途中で聞きたいことと少しズレている回答をしてくるなど、コミュニケーションに難がある人が上司になると、とても大変。相談したいことがいつまで経っても理解してもらえず、話す気が失せちゃいますよね。

このタイプは部下に何かを頼んだ気になって実際は頼んでいなかった、なんてこともやりかねない困ったさんです。

対処法は「文字コミュニケーション」

そんな上司を不幸にも持ってしまったら、極力口頭ではなく、メールやツールなどでやりとりを残すようにしましょう。

やむを得ず会議などで一緒になった際も、議事録をすぐに作って送って意識合わせをする、などをしておくと、言った言わないの話にならずに済みます。

(4)異性として見てくるセクハラタイプ

社会的にNOとなり、だいぶ数は減ってきますが、セクハラ気味の上司もめんどくさくてたまらないですよね。「かわいいから許しちゃう」などの、本人は褒めているつもりでも、言われたほうは困惑するしかない言動など本当にめんどくささの塊です。

対処法は「証拠を残す」

そんな上司が割り当てられたら、とにかく証拠を残しましょう。

上司と部下の関係を利用したしつこいデートの誘いはセクハラにもパワハラにもなります。言動はすべて記録したうえで人事部に相談するなど、正攻法でいきましょう。

「女だから」などという理由で仕事の負荷を勝手に調整されるような場合は、そうしてほしくない、というのを伝え、それでもなお言ってくるようであれば「女性差別ですよ」とはっきり本人に指摘しましょう。

(5)仕事ができないやる気なしタイプ

やる気がなく、仕事ができないタイプの上司も困りもの。部下が困っているのに知らん顔しがちで、そんな人が自分よりお給料もらっているの? なんて部下の側からするとものすごいストレスですよね。

対処法は「ポジションを奪うスタンス」

そんな上司にあたったら、その人のポジションを奪っちゃう気概でガシガシ進めるのがオススメ。こんな進め方でいいですよね、と確認を形式的にとり、あとはすべてやってしまいましょう。

失敗しても上司の監督不足だと思うと気が楽です。そして自信や実績がついたら、それを材料に上へかけあって、昇進させてもらうのがオススメです。

(6)仕事のスタンスが合わないタイプ

自分とタイプが違う上司とは、ことあるごとにぶつかりがち。

仕事の指示の粒度が荒すぎたり細かすぎたり、なかなか自分にとって心地良い状態にならずにとてもストレスが溜まってしまいます。

対処法は「一度希望を伝える」

細かすぎる、雑すぎる、など上司の指示の方法や管理方法が自分と違う場合、まず自分はこういう指示がいい、という希望をそれとなく一度伝えてみましょう。

それでもうまくいかない場合は、残念ながら自分がストレスを溜めない対策がメイン。異動や転職を視野に入れるのもいいかもしれません。

職場の上司がめんどくさいのは「普通」のこと

ここまで説明をしてきましたが、ひとつ知っていてほしいのは「上司はめんどくさくて当たり前」だということ。あなたと立場も背負うものも異なる相手は、わかり合えない部分があって当然なのです。

ドラマや映画には素敵な上司がたくさん出てきますが、残念ながらこの世にはめんどくさい上司のほうが多そうです。

いつか自分が上司になったときの反面教師にしつつ、うまくかわして快適な会社員ライフを送ってくださいね。

(makicoo)

※画像はイメージです

※この記事は2019年09月30日に公開されたものです

makicoo(さとう まきこ)

1977年生まれ、宮城県仙台市出身、早稲田大学卒。大学在学中から大手女性誌やムック本などで占い、美容、投資、セックスなど多岐にわたるジャンルの記事を執筆。
結婚、離婚を経て、妊娠出産を契機に40歳で再婚。現在は子育てと外資企業でのマネージャー業のかたわら、各種WEBメディアでコラムを執筆中。

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