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科学的に解明! 「ついてない日」の正体と挽回策

尾池哲郎(工学博士)

どうするのが正解? 「ついてない日」の過ごし方

少々乱暴な表現が続きましたが、もちろんゲシュタルト分析によって幸い「深刻なついてない日」ではなかったなら、むしろ周囲に感謝して黙々とできることをすべきです。

しかし熟慮してもなお、その不運が連続して未来のゲシュタルトが崩壊する、つまり未来の自分を失ってしまう、そう感じたのであれば、慰めを受けたり、ストレスを解消したりしている場合ではありません。

それはもはや、健康を害するほどのもので、場合によっては命にかかわります。断捨離すべきです。

それが生きる姿勢というものだと思います。

慰めやストレス解消はあくまで戦う前準備。必ず勝てる休日の過ごし方。ゲシュタルト的挽回策、三段構えです。

1.おまじないもアリ。冷静になるための前準備をする

ゲシュタルト分析のため、まずは気分を落ち着かせなければなりません。

友人からのアドバイス、慰め、ストレス解消はとても助けになりますし、スピリチュアルやおまじない、占いだって有効です。

冷静になるためには手段を選びません。

2.セーフティネットの確保

大胆なゲシュタルト断捨離は簡単ではありません。

特に仕事の断捨離、人間関係の断捨離は、資金源を失うことを意味します。

おそらくそのジレンマが、不運の連続をなかなか断ち切れない根本的な原因です。

頼れる友人、家族、上司、行政サービス、NPO。

冷静なゲシュタルト分析のため、特に生活力を中心にセーフティネットを確保します。

3.休んでゆっくり「ゲシュタルト断捨離」

1、2ができたら休日をとります。

心を落ち着かせて、現在のゲシュタルトを過去の要素に分解し、何が未来のゲシュタルトを崩壊の危機にさらしているのか見極めます。

そして不要な要素を断捨離します。

「ついてない日」は脱出できる

「ついてない日」とは星のめぐりのせいでも前世の行いの悪さのせいでもありません。

占いでもおまじないでも根本解決はできません。

ついていないと感じたとき、それが軽度の不運なのか、深刻な不運なのか、見極めが必要です。

もしついてない日が続くと感じたとき、深刻な不運である可能性があります。

ゲシュタルト思考はそこからの脱出方法。

現在を形成する過去の要素を積極的ゲシュタルト崩壊によって分解し、未来につながっていない要素をゲシュタルト分析し、セーフティネットを確保して、ゲシュタルト断捨離します。

なんとなく「今日はついてない日だ」と感じたとき、もしかするとそれは、未来のゲシュタルト崩壊を察している貴重なサインなのかもしれません。

(尾池哲郎)

※画像はイメージです

※この記事は2019年06月16日に公開されたものです

尾池哲郎(工学博士)

1972年生まれ。九州工業大学卒。工学博士、FILTOM研究所長、FLOWRATE代表。

2007年、ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞受賞。2009年、PD膜分離技術開発に参画。2014年、北九州学術研究都市にてFILTOM設立し、2018年には常温常圧海水淡水化技術開発のためFLOWRATE.org設立。女性の美をテーマに、化粧品の開発を手がける。

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