足を組む心理とは? 足の組み方に見る男女のちがい&相手の本音
よく足を組む人っていますよね。足を組む仕草にはさまざまな心理が隠されているといわれています。この記事では、足を組む人の心理や男女別のちがい、足の位置や向きからわかる心理について、心理コーディネーターの織田隼人さんに解説してもらいました。
足の動きというのは、顔の表情以上に人の心理が表れやすいものです。
なぜなら顔は見られているという意識が強いので、愛想笑いをするなど人間関係に気を使って自分でコントロールしようとします。
しかし、足について人はそこまで意識しません。
足は無意識の動きが多いため、足を見ると相手の感情を推し量りやすいのです。
今回は、足の組み方にどのような心理が隠されているのかを見ていきましょう。
足を組む人の心理とは?
足を組むというのは普段何気なくしていることでも、そこにはいろんな心理状態が隠れているものです。
まずは、足を組む人の心理から見ていきましょう。
(1)リラックスしている
体全体の力を抜くために足を組んでいるケースがあります。
ただ単に座っているだけでも、人は足に力を込める必要があるもの。
足を閉じたり、両足をしっかり地面に固定したりするには案外力がいるものなので、足を組むことで力を抜くことがあるのです。
リラックス目的で足を組んでいる場合は、10分~20分ごとに足の組み替えをすることが多いのも特徴。
両足を順番に入れ替えることで交互に力を抜いているためです。
(2)頭を回転させている
考え事をするときや、しっかりと頭を使った作業をする場合に足を組むことも多いです。
意識が頭のほうに向かうので、足の力を抜くために足を組んでいます。
リラックスしている状態と似てはいますが、頭を使っているので真剣な表情になっています。
この場合も、両足を順番に入れ替えることが多いといえます。
(3)自分の魅力をアピールする
足はセクシーさや強さを表す部位のため、恋愛面で自分の魅力を伝えるアピールとして無意識のうちに使われることも多いです。
足を組むことで足を強調することができるので、スリムな足や筋肉のほどよくついた足を見せると相手に対して魅力を伝えることにつながります。
また、足を組むということは自分を大きく見せる効果もあるので、そこから魅力を伝えることにつながったりもします。
足に手を置いたりして足に視線を集中させようとしている場合は、特に魅力を伝えるアピールであることが多いです。
(4)相手の意思を拒む
自己防衛や拒絶反応として足を組んでいることも。
足を組むことでただ座っているよりも少し足が前に出るので、相手との距離を取ることができます。
足を組まずに座っているときは足が開きやすく、足を開くということは心を開くことにもつながるので、ある程度相手を信頼していることが多いです。
逆に、足を組んでいるということは「自分の心を開きたくない」という意思の表れであることも。
この場合、相手から逃げたい気持ちなども生まれている場合があるので、足が相手のほうを向かず横を向いていつでも逃げられる体勢になっていることが多いです。