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アーモンドの食べ過ぎが体に及ぼす影響とは?

鶴田加奈子

アーモンドの食べ過ぎによる体に及ぼす影響についてご紹介します。

ダイエットや美容のために、アーモンドを毎日食べているという人もいるのでは? しかしアーモンドを食べ過ぎると健康被害があるのをご存じでしょうか? 今回はアーモンドの食べ過ぎが体に及ぼす影響について糖尿病専門医・鶴田加奈子先生の解説を元に紹介します。

「アーモンド」の栄養成分と効果

美容、健康にいいとハリウッドセレブや女優の間でも人気のある「アーモンド」ですが、アーモンドに含まれる栄養成分や健康効果をちゃんと知っていますか? まず初めにアーモンドについて探っていきましょう。

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ビタミンE

アーモンドは栄養価が高く、世界的に注目されている健康食品です。健康効果が見込まれる特徴的な栄養素は、なんといってもビタミンEです。アーモンド100gあたり31.2mgのビタミンEが含まれ、ほかの豆類などと比較しても飛びぬけてビタミンEの含有量が高い食品です。

ビタミンEには抗酸化作用があり、老化防止、美肌効果やアンチエイジングの効果が期待できます。またビタミンB2も豊富に含まれていますが、このビタミンには脂肪の燃焼効果があるためダイエットにも効果的で、美容を気にする女性にはもってこいの食品といえます。

ミネラル類

また、アーモンドには女性が不足しがちなカルシウム、亜鉛、マグネシウム、鉄分などのミネラルが多量に含まれており、体の調子をととのえてくれます。食物繊維も豊富なため、便秘にも効果的。さらに、葉酸も豊富なため、妊娠中の女性にもおすすめです。

脂質

気になる脂質はどうでしょうか。アーモンドは成分の約50%が脂質となっており、1粒6~10kcalと高カロリーです。とはいえ脂質に含まれるほとんどの脂肪酸がオレイン酸・リノール酸といった不飽和脂肪酸のため、摂取しても太りにくく、むしろ中性脂肪や悪玉コレステロールを低下させるなどのうれしい効果があります。

次ページ:アーモンドの1日あたりの適切な摂取量

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