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風邪には葛根湯って言うけど、飲むタイミングが命って知ってた? 効かないのはその飲み方が原因かも!

~1週間後の再診~
丸山先生「どうですか?」
S子「薬をもらった日に家でももう一度飲んだらすごく汗をかいて、翌日は平熱まで戻っていました。頭痛と鼻水はちょっとありましたが出社できるぐらいで、数日で元どおりになりました」

丸山先生「それはよかったです」
S子「飲む時期によってこんなに効き方がちがうんですね。私は本当は葛根湯が合うタイプということもわかったので、今度からは葛根湯を常備しておいて、ひき始めかな?と思ったらすぐ飲むようにします」

丸山先生「漢方薬は、体質やそのときの状態に合わせて服用することが大切なんです。だから過去に医師に診てもらい、自分に合う漢方薬や飲むタイミングなどがわかっているなら、常備しておくのもいいですね。わたしも風邪っぽいなと思ったら、症状や時期に合わせて漢方薬を服用するようにしているので、風邪が長引いたり、風邪で仕事を休むことはほとんどないんですよ」
S子「そうなんですね! じゃあ、ちがう症状の風邪にかかってしまったときは、また来ます(笑)」

※効果には個人差があります。漢方薬の服用は医師の診断を受けてからをおすすめします。

(取材協力:丸山綾、構成:小川たまか、イラスト:miya)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.28)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

 

丸山綾

日本東洋医学会(専門医)、日本産科婦人科学会(専門医)所属。1999年日本大学医学部卒業。駿河台日本大学病院、丸の内クリニック等を経て、現在、霞が関ビル診療所で婦人科医師として勤務。専門分野は産婦人科一般、漢方治療。

※この記事は2014年01月17日に公開されたものです

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