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要注意! 彼がいるのに既婚者にときめいてしまうワケ

恋愛部長

不倫する既婚者は、結婚(=生活)と恋愛をわけている

もちろん、既婚者でも、いまの結婚生活をリセットして、不倫相手に対しての責任と重さを背負う人もいます。それであればいいんです。それは、彼にとって「人生の責任をとってまで守りたいのが、奥さんではなく不倫相手」だということだから。

でも、たいていはちがいます。奥さんと別れるなんて面倒だし、そこまでするほどのことでもない。何より、既婚者だってわかっているんです。女性は、結婚すれば、誰だって変わってしまうって。どんなにかわいらしく、自分に尽くしてくれて、キラキラしていた女の子でも、結婚して子どもでもできて、日常の一部になってしまったら、恋愛していたときみたいな関係ではいられないんだって。それが、結婚というものだし、生活をともにするってこと。

不倫をしようとする既婚者はおそらく、はじめから結婚(=生活)と恋愛をわけているんだと思うんです。結婚生活に足りないもの、それがときめきだから、恋をする。でもね、もし独身のときの彼が相手だったらどうだったんでしょう? 本当にあなたを人生の伴侶に選ぶんでしょうか? 全責任を取ってまで、つまり結婚するほど好きになってくれたんでしょうか?

ちょっと厳しい言い方すると、不倫はね、いわば「レンタル恋愛」だと思うわけです。レンタルブランド品ってあるでしょ? ブランドのバッグとか靴をレンタルするやつね。あれと本質は一緒だと思う。つまり、自分で買うほどのお金はない。だからちょっとの間だけレンタルする。

不倫も一緒です。本来自分のレベルより上の素敵な男性とも、いっとき恋愛ができる。彼は結婚という対価を払わないでいいから。結婚という責任を取らずにすむ、安価な恋愛だから、付き合うことができただけ。なのに、なんだか自分もそれに見合った魅力の人間であるかのように錯覚してしまう。努力なく、そう思えてしまうのが危険なのです。たまに「奥さんより先に出会っていれば」という人がいますが、奥さんと出会っていない独身の彼だったら、その子とは恋をしなかったかもしれません。

そこまで言うと、「いやいや、私はそこまで相手に本気じゃないです。離婚してほしいわけでもないし、私だって、いずれ別の人と結婚するつもりですし」とか「ただ単に、相手が素敵で、抗えない魅力があるので、好きになっちゃったんです。相手から何かをもらうことは望んでいません」という反論をする人もいるかと思います。

そうですね、確かに、いっときだけでも、素敵な既婚者と夢のような恋愛をするのは、ちょっと魅力的に見えるかもしれません。いずれ覚める夢だとわかっていても、ついつい手が出てしまう。なかなか抗いがたい誘惑かもしれません。若いうちの恋愛は、どんなものでもいい経験ですから、あえて飛び込むというのもいいかもしれません。

でもね、不倫の場合、「ちょっと素敵な経験」ではすまないことも多くあると思うんです。

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