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要注意! 彼がいるのに既婚者にときめいてしまうワケ

恋愛部長

既婚者は「既婚であるがゆえに素敵」

そもそも、なんで既婚者がそんなに魅力的に見えるんでしょうか? 理由はたくさんあると思います。よく言われるように、既婚者は、恋愛に対してガツガツしてないし、落ちついて見えるでしょう。家庭がある自信からか、頼もしい感じもするでしょう。女性の扱いだって、そりゃ奥さんがいるんですから、慣れたもの。そういうすべての身のこなしが、素敵に見える原因でしょうね。

さらには、「人のもの」だという意識も、彼が素敵に見える要因のひとつだと思います。誰かがすでに、人生をかけて太鼓判を押しているんです。そんな気迫を知らずと背負っているのが、既婚者。だからこそ、未婚者にはない特別なものがあるように思えるんですね。

私から言わせれば、既婚者は「既婚であるがゆえに素敵」なのです。つまり、結婚して家庭を持ち、奥さんに身のまわりを整えてもらい、安定感を得、子どもがいる人は、子どもへの愛情でも満たされている。結婚がもたらすものすべてが、彼という人間の魅力をつくり上げている。

私は、既婚者を好きだったとき、ある日気づいたんです。「私が好きな彼は、彼を家で子どもと一緒に支えている奥さんがつくり出しているものだし、その家庭なしには彼はこういう人間ではなかったかもしれない。彼は、家庭とは切り離して考えてはいけない人なんだ」と。

大好きな既婚者の彼は、その家庭がなくなったら、もしかしたら着ている服もシワだらけで、食事も満足に取れず、だらしない人になってしまうかもしれない。子どもや奥さんがいなかったら、自信や愛情にあふれた表情もなかったかもしれない。自分は、誰かが支えて完成させている人を、うわべだけ見て好きになってるんじゃないかってね。そう考えると、急に、奥さんに対して恥ずかしい気持ちがしたんですよね。

そもそも、既婚者との恋愛って、普通の人との恋愛より、ずっとハードルが低い。いやいや、もちろん道義的にはやっちゃいけないことですよ。でもね、不倫に足を踏み入れちゃうような男性、既婚なのに未婚者を誘っちゃうような男性にとっては、ハードルが低いとしか思えない。

すなわち、普通の恋であれば、男性は、責任を取らなきゃいけないわけでしょ。付き合うんだったら、ちゃんとデートしたり、相手を喜ばせたりする義務がある。そして、その先には結婚という関門がある。結婚しないなら、きちんと話し合って別れなければいけない。結婚するとなったら、家族を巻き込んでの、もろもろの手続きをとらなければならない。要するに、普通の恋は、ありとあらゆるところに責任が発生するもの。それだけの重さがあってもなお、その人と一緒にいたいと思うから、恋をする。

でも、既婚者の恋にはそんなものはありません。ただ単に、「好きだから」「かわいいなと思ったから」という理由で恋をする。彼らは、その先に責任なんかとりませんよ。だって、最初から既婚者だって知らせているんだから。「将来、責任が取れない男だって最初からわかってて付き合ったのは君だよね?」ってことです。責任や重さのない、ただ楽しさだけを追求するのが、既婚者の恋です。そりゃそうですよ、重さは十分味わってる。家庭に帰れば、現実が待っています。現実は、奥さんが家事と育児でキリキリしていて、家のローンがあって、仕事と休日のスケジュールのやりくりがあって……と、義務と責任が満載です。そんなものからいっときでも逃げ出したいから、責任と関係ない場所で恋をするんです。そういう恋は、重さがないからこそいいんです。そして、いつか別れるとわかっているから切ないし、相手の女性をいとおしくも思う。ええ、彼も本気でしょうね。会っているそのときだけは。

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