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要注意! 彼がいるのに既婚者にときめいてしまうワケ

恋愛部長

関係がハッキリしないうちはプラトニックに徹する

とはいえ、好きになる気持ち、つい揺れ動く気持ちは私にもわかります。好きになるのをやめろとまでは言いません。もしも既婚者を好きになってしまった場合は、2つの手があります。

ひとつは、プラトニックな関係で好きでいる。もうひとつは、相手が離婚してから付き合う。

基本ひとつ目がオススメですが、既婚者を素敵と思うこと自体は悪いことではありません。一線を越えてしまうことがいけないのです。ですから、既婚者に対しては、芸能人やスポーツ選手を想うような、プラトニックなあこがれの感情にとどめておくことです。どんなに相手から誘惑されても「私の好きな○○さんは不倫なんかする人ではないはずです。幻滅させないで」とにっこり笑ってかわしましょう。相手もその純粋さにキュンとこそすれ、悪くは思わないでしょう。

叶わないから切ない恋、というのも案外いいものです。綺麗に取っておくからこそ、その恋愛は美しいまま保存できるんです。ウッカリ踏み出してしまって、せっかくの綺麗なあこがれの気持ちが、ぐちゃぐちゃドロドロしたものに変わってしまわないようにしてください。一線を越えたときから、時計の針が動きはじめます。そのまま付き合うか、別れるか。そして、どちらにしろ、いずれは決定的に、その人との関係が断たれることを意味しています。もしも、ものすごく好きで、いつまでも会いたい、仲よくしていたのであればなおさら、2人のプラトニックな関係を死守してください。

もうひとつの手は、離婚を待つというもの。もちろん、離婚するまでは、一切関係を持たないことです。別居中でもダメです。別居してもまだ籍を抜かないということは、奥さんの側に何か事情があるからに決まっているからね(子どもがいて絶対に離婚だけはしたくないとか、経済的な理由、もしくは怨恨により、あえて離婚せずに別居するパターンなど)。
とにかく、きちんと自分のためにすべてを整える気がない、つまり本気で人生に責任を取る気がないというのであれば、付き合わない。そのキッパリさが大切です。

ただ相手が口先だけで「来年離婚する」「子どもが大学に入ったら離婚する」などと先延ばしにしてくるケースも多いので、注意してください。口約束ではダメです。なかなか離婚に応じない相手の奥さんを、共通の敵のように仕立てあげて恨むのはお門ちがい。離婚できないのは、その男性の問題なんです。本気で離婚したければ、裁判でも土下座でも何でもしてこいという話です。何しろ、一度は奥さんの人生に責任を取ると約束したんですからね。そう簡単に覆せると思うほうがいけないですよ。

それでも、私の知っているなかに、「奥さんと別れて不倫相手と結婚して幸せに暮らしている」という人も少数はいます。そうした女性たちは、みんな、ある意味キッパリした人たちです。たとえば、「奥さんと別れないなら私は別れる」と不倫相手にキッチリ伝えて、実行に移させたりしてますからね。

いずれにせよ、既婚者との恋愛は、はじめてしまう前に必ずよく考えてください。相手は本当に軽い気持ちで仕掛けているのです。悪気もないし、ある意味子どものように、「ほしいものはほしい」と言ってしまう人たちなんです。家庭とは、現実的で生活感に満ち、義務と責任が重い場所。そこからちょっとの間抜け出して、息抜きしたいだけの出来心。そんなものに、若くて綺麗で、純粋な女子の気持ちをささげるなんてもったいない!

そして、本当にあなたのことを好いてくれている人をもう一度よく見てください。人生をかけて責任を取り、あなたを一生かけて幸せにしようと決断する男性は、そんなにホイホイ現れるものではない。同列で比べることからしてまちがっています。今だけの気持ちに流されて、大事なものを失わないように、どうかよ~く考えて行動してくださいね。

それでは今回のまとめです。

【危険な既婚者との恋を踏みとどまる、ストップ不倫! 発想法】

1)既婚者は、家庭があるからこそ素敵に見える。既婚者を好きになるとは、その家庭や奥さんもひっくるめて好きになっているのだと自覚しよう
2)既婚者にとっての恋愛は、「結婚」という責任を取る行為よりずっとハードルが低い。つまり、軽い気持ちでやっている
3)不倫は、いわば「レンタル恋愛」。自分に見合っていない高いレベルの男性とも、対価なく気軽に付き合えてしまうので、自分が魅力的な人間になったかのように錯覚してしまう
4)不倫の弊害は、第一に、既婚のいいところばかり見せている男性と、普通の独身男性との恋愛を比べてしまい、普通の恋愛に満足できなくなってしまうこと
5)不倫の弊害の2つ目は、無意識下に「自分は2番目だ」という発想が刷りこまれ、正常な自信を失ってしまうこと
6)不倫の弊害3つ目は、男性に対して不信感がぬぐえなくなってしまうこと
7)最後の一線を越えないために「自分がしたことは、いずれやり返される。不倫をしたら、自分が結婚したあと不倫される」と心に唱えよう
8)不倫の弊害4つ目は、不倫によるイメージ損傷。「欲望のままにルール違反できる女」というイメージは、誠実な男性たちからは忌避される
9)もしも既婚者を好きになったら、プラトニックな関係を死守すること。もしくは、相手が離婚するのを待ってから付き合うこと
10)不倫は、一度してしまったら二度と消せない過去になる。そうなる前に、よく考えて行動を。はじめてから気づいたのでは手遅れです

※この記事は2013年08月15日に公開されたものです

恋愛部長

自身の豊富な失恋経験・恋愛アドバイス経験をもとに、恋愛ブログ「恋はいばら道」を連載中。10代から40代まで幅広い女子の共感を呼ぶ。著者に『28歳からの必勝ルール 恋愛部長の恋のムチ』(大和出版)、『にっちもさっちもいかない恋がうまくいく本』(大和出版)など。

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