「こちらこそよろしくお願いします」の正しい使い方は? 注意点を解説
「こちらこそよろしくお願いします」の言い換え表現
次に「こちらこそよろしくお願いします」の言い換え表現を紹介します。使用する相手や状況によってどのフレーズを使うかを変えていけると、ビジネススキルの高さを評価してもらえるかもしれません。
(1)「こちらこそよろしくお願い申し上げます」
「お願いします」でも十分丁寧ですが、「お願い申し上げます」にするとさらに丁寧でフォーマルな印象になります。
例えば自分よりはるかに立場が上の人や、取引先とのビジネスメールなど、かしこまった状態で使用する場合は後者の方が適しています。
ただ親しい上司に使ったり多用したりすると、逆に相手を見下しているようなイメージにもなるので注意してください。
(2)「むしろありがとうございます」
感謝していることに関して伝える、カジュアルでくだけた表現です。
目上の人に使うことはできませんが、親しい間柄であればビジネスシーンで使っても問題ありません。お礼をされた場合など「私の方が感謝しているのですよ」という思いを込めて、このフレーズを使ってみてください。
(3)「私共こそよろしくお願いいたします」
自分個人ではなく、複数の人数を代表してあいさつする場合は「私共(わたくしども)」という言葉に変換できます。
例えば部署の代表として、会社の代表としてなど、組織ごと相手に感謝の気持ちを伝えたいという場合は、こちらを使うと良いでしょう。
「こちらこそよろしくお願いします」は思いを伝える謙虚な言葉
「こちらこそよろしくお願いします」は、相手より自分の方が「よろしく」と思っていることを丁寧に、そして謙虚に伝えられる言葉です。
使用する相手や状況を考えながら伝えると、よりあなたの思いは伝わりやすいでしょう。言葉の意味を理解し、思いを込めて使ってみてください。
(にほんご倶楽部)
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※この記事は2023年02月01日に公開されたものです