女性の性感帯はどこ? 快感を得られる部位とセックスで刺激する方法を解説【医師監修】
女性の性感帯の場所と気持ち良くなる理由
性感帯になりやすい場所には、上記のように男女共通のものもあれば、体の構造上、男女どちらかにしかないものもあります。
今回は女性特有の性感帯について紹介します。女性にとって性感帯となり得る場所は、以下の通りです。
(1)乳首
乳首は神経が集中していて、感じやすいポイントの1つです。ただし乳首は男性にもあるため、「女性特有」というわけではありません。
しかし、女性には乳首から得られる性的快感が大きく高まる「ブレンド・オーガズム」という現象が起こることがあり、そうなると乳首は女性にとって特別な性感帯になることがあるようです。
宋先生いわく「ブレンド・オーガズムとは、腟内のGスポットやポルチオで得た性的快感がからだ全体に広がり、乳房や乳首、クリトリス、肛門といった全身の性感帯が連動して、強烈な絶頂感(オーガズム)に達すること」だそう。
味わったことのある人によると、「電流が走り抜けるような感覚」と表現されること。このオーガズムが起こると、乳首は女性だけが感じられる特別な刺激を持つ性感帯になります。
(2)クリトリス
クリトリスは、男性でいえばペニスにあたり、本当は目に見えているよりもずっと大きな器官です。
私たちが普段見ているのは、クリトリスの陰核亀頭(いんかくきとう)という、ごく一部のみ。そこから足のような筋肉が左右に伸びて、小陰唇の裏側から腟を包み込んでいます。
クリトリスは女性の体の中でも特に敏感かつ快感を得やすい場所です。クリトリスを刺激してオーガズムに達すると、腰から下がしびれるような快感に包まれます。
マスターベーションの時も、ここを刺激すると多くの女性が性的快感を覚えます。
(3)外陰部
大陰唇(だいいんしん)や小陰唇(しょういんしん)から成る外陰部は、元々は腟口やクリトリスなどを保護するための器官です。やさしくなでたり揉んだりすると性的快感を得る人が多く、性感帯の1つといって良いでしょう。
興奮が高まってくると腟を含めた外陰部全体が充血して赤く色づいていきます。腟の内壁からは潤滑液が染み出し、いわゆる「濡れた」状態になる他、腟口がペニスを受け入れるように広がり始めます。
(4)Gスポット
Gスポットは腟の中にある性感帯です。手のひらを上に向けて腟に中指を挿入し、第一関節を軽く曲げたところにある人が多く、腟内のヒダの中でその部分だけがざらざらしていたり、ちょっとだけくぼんでいたりする人もいるようです。
クリトリスの陰核亀頭を裏側から触るような部分と考えると分かりやすいでしょう。
(5)ポルチオ
ポルチオはGスポットを通過した、さらに奥、子宮頸部と呼ばれる場所にあります。
ペニスや指を挿入することで刺激できる場所で、指で触った時にコリコリした独特の感触があります。
ポルチオを刺激することで、脳にダイレクトに響くような強烈なオーガズムを感じるという人もいます。
AVなどで耳にする「ポルチオ」。どこにあるのか、刺激することで本当に「中イキ」できるのかを教えます。