結婚前に同棲は必要? タイミングや必要な手続きとは
結婚前に同棲するデメリット5つ
一方、結婚前の同棲におけるデメリットには次のことが挙げられます。
(1)馴れ合いなどから結婚できない場合がある
同棲の大きなデメリットとしては、馴れ合いが生まれて結婚できなくなってしまう場合があることです。
本来結婚で得られるはずの充足感を同棲で得られてしまうことで、結婚の必要性を感じなくなってしまうことがあります。そのままズルズルと同棲を続けることで、結婚のきっかけがますますつかみづらくなるのです。
カップルの一方が結婚したいのに、もう一方は現状維持で満足といった結婚への温度差も生まれやすいようです。
また、相手をよく知ることで合わないと感じ、別れにつながる可能性もあります。
(2)関係性に飽きやすくなる
一緒に暮らすことで、相手に飽きやすくなるのもデメリットです。
始終一緒にいることで、ドキドキ感が薄れます。結果、相手を異性として見られなくなる可能性も。
結婚していれば相手との関係を「家族」に昇格させればいいところですが、同棲の場合は家族ではないため、一緒にいたいという気持ちが薄れてしまうこともあるようです。
(3)自分の時間が確保しづらい
同棲すれば、一人暮らしや実家暮らしの時より、自分一人の時間が確保しにくくなります。
一人暮らしの場合は、自分のペースで自由にやりたいことができます。また実家暮らしの場合も、多少のわがままは許され、親の方が自分に合わせてくれたり、自分の部屋にこもったりできるものです。
しかし同棲となると、共同生活を送る上でのマナーをこれまで以上に守る必要が出てきます。相手はまだ“家族”ではないからです。
例えば、出かける時は予定を知らせておいたり、友達を家に呼ぶ時も相談が必要だったりします。部屋数が少ない家に住む場合は特に、常に相手の目があるため窮屈に感じる瞬間もあるでしょう。
(4)金銭や家事の分担、価値観の違いで揉める可能性
同棲は、生活費などお金にまつわることや家事の分担、お互いの価値観の違いなどから、揉め事が起こる可能性があります。
別の家庭で育ってきた者同士なので、価値観の違いは往々にしてあるものです。生活費や家事の分担がうまくできていない場合にも、「私はこんなにやっているのに」といった不満が生まれやすくなります。
また、将来のために貯金しているのに相手のお金遣いが荒い場合には、反感を覚えるものの、結婚しているわけではないのであまり強く言えないこともあるでしょう。
いざけんかした時に、逃げ場がない可能性があるのはつらいところです。