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承認欲求とは? 承認欲求が強い人の特徴と対処法

笹氣健治(心理カウンセラー)

承認欲求が強い人の特徴

そもそも「承認欲求が強い人」とは、どのような人なのでしょうか?

承認欲求は「自尊心を持ちたい」欲求ですので、裏を返せば、今は自尊心が十分に持てていないことになります。

つまり、承認欲求が強い人は、「現時点では自分で自分のことを誇らしく思えていない人」ともいえます。

なぜ自分のことを誇らしく思えないのか、その理由を考えることで、承認欲求が強い人に見られる特徴が浮き彫りになってきます。

では、典型的な特徴をいくつか挙げてみましょう。

(1)自分に満足できない

承認欲求が強い人は理想が高いために、なかなか自分に満足することができません。

よりレベルの高い自分になりたいという意識を強く持っていて、もっと上を目指そうと努力し続けます。

(2)自己評価が低い

承認欲求が強い人の中には、本当はそれなりの成果を上げているのに自分自身への採点が厳しく、その結果として自己評価が低くなっている人もいます。

自分はまだまだだと常に思っていて、なかなか自信が持てません。

(3)劣等感が強い

自分自身を評価する際に、つい他人と比較してしまう癖があるのも承認欲求が強い人によく見られる特徴です。

しかも、常に自分よりも結果を出している人と比べるので、当然ながら自分は負けていると思うことになり、劣等感が強くなります。

(4)目立ちたがり

承認欲求が強い人は、周りから注目や喝采を浴びる自分を誇らしく思う傾向があるので、自己アピールをしがちです。

自分では気づいていないかもしれませんが、周りからは「目立ちたがりのうぬぼれ屋」だと思われていることもあります。

(5)他人に気を使う

承認欲求が強い人の多くは、自分で自分を認めるのが苦手で、他人から認められることでようやく自分を肯定的に受け入れられます。

「悪く思われないようにしよう」と、つい他人に気を使い、相手の言うことに従ってしまう傾向があります。

次ページ:承認欲求が強いことのメリットとデメリット

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