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自己暗示の意味と心理学的効果。自己暗示をかける方法【恋愛・仕事】

大塚統子(心理カウンセラー)

ポネガティブな自分を変える。自己暗示のかけ方

では、自己暗示をかけるには具体的にどんなことをしたら良いのでしょうか。ここでは、自己暗示をかけるのに必要な行動を紹介します。

(1)ポジティブな言葉を唱える(アファメーション)

「私は幸せ」「私は愛されている」など、ポジティブな言葉を用意し、繰り返し唱えることで自己暗示をかけていく方法です。

毎日10回以上声に出して言い、思い込みを定着させるようにします。

この時、今の自分に必要な言葉を短くまとめて唱えるのがポイントです。

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前向きな言葉を唱えて自己暗示をかける手法を「アファメーション」と呼びます。詳しいやり方はこの記事で解説しています。

(2)望む状態を紙に書き出して読む

「私は良好な人間関係を築いています」「私は幸運に恵まれています」など、望む状態をそれがかなったように紙に書き出します。

あまりたくさんだと集中しにくいので、多くても10個くらいまで。そして、書き出したものを毎日読み返すようにします。

(3)理想の状態のイメージ画像を見る

自分が成功した状態をイメージする画像を目につくところに貼り、毎日何度も見るようにします。

例えば、結婚したいなら結婚式の写真、ダイエットしたいなら理想の体型の人の写真など。スマホの待ち受け画面などに設定すると目につきやすいでしょう。

(4)必要な言葉リストを作っておいて読む

目的に応じて、「ここぞ!」という時に読むためのリストを作っておいて、読み返すようにします。

例えば、自信を持ちたいなら、自分の良いところリスト。成功したいなら、自分がうまくいく理由リスト。幸せな恋愛がしたいなら、私が愛される理由リスト・私が恋人にしてあげられることリストなどを作ってみましょう。

(5)動作・行動と気持ちを結びつける

例えば、「手のひらに“人”という文字を書いて飲み込むと落ち着く」のように、決まった動作と感じる気持ちを結びつけて自己暗示をかけます。

縁起を担ぐ、ゲン担ぎ、ジンクスなどもこれに当たります。

(6)うまくいくことを前提に考える

「できるか」「できないか」で悩むと、注ぐ力が分散してしまいます。うまくいくことを前提にして、成功のために必要な事柄を自己暗示すると、全力で行動していけるでしょう。

普段からポジティブ思考の練習をすることで、ネガティブな考えが頭に浮かびにくくなるはずです。

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ネガティブ思考からの回復法を、心理カウンセラーが詳しく解説しています。

(7)失敗による不安や緊張をイメージしない

最後に、失敗をイメージしないよう、成功のイメージに集中しましょう。

失敗への不安や緊張が頭をよぎりそうになったら、意識的にさっとかき消して。ネガティブなイメージをした瞬間、自己暗示に没入できず、現実に戻ってきてしまいます。

頭の中に嫌なイメージが浮かんできたら、すぐさま全く別のことを考えて意識をそらしましょう。

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