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自己暗示の意味と心理学的効果。自己暗示をかける方法【恋愛・仕事】

大塚統子(心理カウンセラー)

自己暗示とは、潜在意識にポジティブな暗示をかけて自信を持つ方法。恋愛や仕事など、前向きになりたい時に効果を発揮します。今回は、心理カウンセラーの大塚統子さんが、自己暗示のやり方やかかりやすい人の特徴を解説します。

自己暗示に興味を持ったことはありますか? 最高のパフォーマンスができるように自己暗示をかけるスポーツ選手の話などを聞いたことがあるかもしれません。

日常の仕事や恋愛などでも、自信を持って振る舞いたい場面はあるはず。そんな時に「自己暗示がかけられたら」と思いませんか?

今回は、自己暗示の意味や効果、具体的なかけ方を紹介していきます。

自己暗示とは?

自己暗示とは、自分自身に繰り返し暗示をかけて「思い込み」を持たせることです。

心の領域である潜在意識に働きかけてポジティブな思い込みを持ち、ネガティブな思い込みを書き換えたり、普段の思考の枠を越えた力を引き出したりするために使われます。

特に、「自信を持ちたい」「能力を発揮したい」「成功させたい」時などに自己暗示が用いられます。

自己暗示という言葉の意味

ここで改めて、「自己暗示」という言葉の意味を辞書で調べてみましょう。

自分で自分にある観念を繰り返すことで暗示をかけ、理性を超えた行動や力を生み出すこと。▽「暗示」はそれとなく示す、ほのめかすこと。

(『デジタル大辞泉』小学館)

「理性を超えた行動や力を生み出す」とあるように、自己暗示をかけると期待以上の効果が得られるかもしれません。

自己暗示を英語でなんと言う?

ちなみに、自己暗示のことを英語で「autosuggestion」と言います。

「keep telling oneself」で自分に言い聞かせる=自己暗示をかけるといった使い方をすることもあるようです。

次の章から、自己暗示で得られる効果にはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。

すごい。自己暗示で得られる心理学的効果

自己暗示でポジティブな思い込みを持ち、うまくいったイメージができると、現実的にも成功を引き寄せやすくなるといわれています。

一般的に自己暗示で得やすい効果を3つ紹介します。

(1)自信が持てる

人から褒められると自信がつくように、自分を褒めることで自己暗示がかけられます。

例えば、「私には良いところがある」「私の○○なところは素晴らしい」「私は○○できる」などと繰り返し自分に言い聞かせることで、自信を持ちやすくなるでしょう。

自信が持てると、緊張する場面でも堂々と振る舞えたり、本来持っている能力を発揮しやすくなったりします。

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自己暗示以外にも、自信を持つ方法はあります。心理カウンセラーが、自信を持つ方法を詳しく解説しています。

(2)新しいことにチャレンジできる

「私には無理かもしれない」「悪い結果になったらどうしよう」といったネガティブな思い込みがあると、行動にブレーキが掛かるもの。

思い込みをポジティブなものに書き換え、「きっとうまくいく」「私は成功できる」などと自己暗示をかけると、失敗する不安や怖れを乗り越えてチャレンジしやすくなります。

チャレンジし続ける人は、成功を手に入れやすいでしょう。

(3)モチベーションが上がる

仕事などで成功するイメージを持って自己暗示をかけると、モチベーションが上がりやすくなります。

モチベーションが上がらない理由の一つに、「どうせ努力しても報われない」「頑張っても意味がないのでは」といった疑いがあります。逆に、努力の先に成功が約束されていると思えたら、意欲が湧きやすくなるのです。

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モチベーションを上げる思考術を詳しく解説しています。

(4)恋愛で前向きになれる

自分にコンプレックスがあり、「どうせうまくいかないだろう」「きっと相手に好かれないはず」とネガティブな思い込みをしていると、うまくいくはずの恋愛につまづいてしまうかもしれません。

「私は可愛い」という自己暗示は、恋愛で前向きになる力を与えてくれるはず。

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