「ごめんください」って方言? 正しい意味と使い方を解説
「ごめんください」と同じ表現の言葉
かしこまった印象を受ける「ごめんください」ですが、同じ意味を持つ言葉も存在します。表現が変わるだけで、相手に柔らかさや軽い印象を与えます。
今回は同じ意味を持つ言葉を3つご紹介します。相手の立場などを考えた上で、どの表現をするか考えて使ってください。
お邪魔します
他人の家に訪問する時に「お邪魔します」を使用します。「ごめんください」の時と違って、より身近で親しい相手の家に訪問する際に使用されます。大人だけでなく子どももよく使う表現です。
「お邪魔します」はビジネスシーンでは使用しません。オフィスや事務所を訪れる際は「ごめんください」を使いましょう。
例文
・お邪魔します! 誰かいますかー?
・お邪魔します。今日は呼んでいただきありがとうございます。
すみません
「すみません」は動詞の「済む」丁寧語の「ます」打ち消しの「ぬ」が入った「済みませぬ」が現代語になった言葉です。つまり「すみません」は「済まぬ」の丁寧語です。謝罪だけでなく、何かを依頼する時にも「すみません」は使用されます。
やや軽めの丁寧語であるため、ビジネスシーンには向いていないこともあるので注意しましょう。
例文
・すみません。ここにあったお菓子を全部食べてしまいました。
・すみません、部屋まで運ぶのを手伝ってもらってもいいですか?
失礼します
「失礼します」は、相手の空間や時間を割いて入る際の軽い謝罪の意味があります。入室するだけでなく、退室する際や電話を切る時にも使用されます。
「すみません」とセットで「すみません、失礼します」と使われることもあります。さらに丁寧な敬語になると「失礼いたします」に変わります。
例文
・失礼します。田中さんはいらっしゃいますか?
・お時間を作っていただきありがとうございました。それでは、失礼いたします。