プロポーズされたら何からやるべき? 入籍・結婚式までの流れ
プロポーズに「はい」と返事をしたら、やることがたくさん! 入籍や両親への挨拶、結婚指輪の準備、職場への報告、各種手続きなど……何をいつやるべきか悩んでしまいますよね。今回は、プロポーズされたらやるべきことを段階別に解説します。
「恋人からプロポーズされた!」「念願のゴールイン!」と、プロポーズされたらうれしくて仕方がないですよね。
でも、両手を挙げて喜ぶのは少し早いかもしれません。プロポーズされたら、親へのあいさつや顔合わせ、婚姻届の提出など、するべきことは山積みです。
今回はプロポーズされたら何をするべきなのか、具体的に紹介します。
プロポーズされたら何をすればいい?
プロポーズされた後、やるべきことは想像以上にたくさんあります。準備不足や知識不足で、結婚生活のスタートが「こんなはずじゃなかったのに……」とならないようにしましょう。
プロポーズされた後、最低限必要な準備は以下の通りです。
・今後の流れを話し合う
・親へのあいさつ
・結納や両家顔合わせ
・職場への報告
・入籍などの手続き
・結婚指輪の購入
・挙式や披露宴を挙げるならその準備
1つずつ順を追って進めていきましょう。ただし本人や親の希望・都合によって順番が前後しても構いません。
プロポーズされたらやること1:今後の流れを話し合う
プロポーズされたら、まずは2人で今後の流れを話し合いましょう。やるべきことがたくさんあるので、パニックにならないよう意見をすり合わせておくことが大切です。
話し合っておくべきことは、以下の4つ。
(1)入籍の時期
基本的に、入籍の時期はいつでもOKです。ただし、親への報告を先に済ませてからにするのが無難。また、結婚式を挙げるなら、それより前に済ませるカップルが多い傾向にあります。
日取りについても特に決まりはありません。どちらかの誕生日や記念日といった特別な日を選んでも、何でもない日を選んで入籍記念日にしても良いでしょう。
(2)同居を始める時期
実家暮らしカップルや一人暮らしの場合、いつから一緒に暮らすかを話し合います。結婚後も仕事を続ける場合、通勤しやすい場所を選ぶのがおすすめです。
また、最近は別居婚など夫婦の形もさまざま。お互いにどんな夫婦生活にしていきたいかのビジョンも併せてすり合わせておくと良いでしょう。
(3)婚約指輪について
プロポーズの際に贈るイメージのある婚約指輪ですが、プロポーズ後に2人一緒に選ぶケースも多いです。婚約指輪ではなく、普段使いしやすいようなネックレスやピアス、おそろいの時計など、指輪以外のアイテムをチョイスするカップルも。
婚約の記念として指輪を購入する場合には、両家の顔合わせまでには手元に届くよう逆算してスケジュールを組むのがおすすめです。ブランドなどにもよりますが、だいたい1カ月半程度は見ておくといいでしょう。
顔合わせの席では、セレモニーとして婚約指輪を披露することがあり、この瞬間は会の中でも盛り上がるシーンの1つ。両家が見守る前で、婚約指輪に込められたメッセージやエピソードなどを伝えると、場のムードも一層あたたまることでしょう。
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(4)結婚式について
そもそも結婚式を挙げたいか、挙げるならいつ頃が良いかも決めておきましょう。
親世代は大安などの六曜を気にする傾向にあります。そのため、結婚式を挙げることが決まったら、日取りは2人だけで決めずに、親の意見も取り入れるのがベストです。
プロポーズされたらやること2:親への挨拶
結婚は2人だけの問題ではありません。親の承諾をもって晴れて結婚となります。お互いの実家へ報告に行く日取りも決めておきましょう。
親への報告は、以下の流れで行うのが一般的です。
(1)まずは1人で自分の親へ報告
プロポーズされたら日を空けず親へ報告を。可能ならば、電話やLINEで済ませず顔を見て報告するのがベストです。
相手の職業や人柄、交際してどれくらいかなど、会う前に情報を伝えておくと良いですよ。
(2)次に2人で女性側の両親へ報告
女性側の親へ先にあいさつするのが一般的な順番と考えられています。結婚への了解が得られたら、結納や両家顔合わせの日程や場所など、希望を聞いておきましょう。
(3)最後に2人で男性側の両親へ報告
最後に2人で男性側の両親へ報告に伺います。結納や両家顔合わせなど新婦側の両親の希望を伝えて、日取りを決定しましょう。
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プロポーズされたらやること3:結納や両家顔合わせ
いよいよ本格的に結婚に向けて動き出す時です。ここでは結納や両家顔合わせの大切なポイントを解説します。
結納は略式で済ませるスタイルが多い
「結納」とは、結婚の約束に伴い、仲人を立て品物や結婚支度金を交わす日本の習慣です。
手間や時間・費用も掛かるため、仲人を立てず、両家が揃った上で結納品を交わす略式結納も増えています。また、結納品ではなく婚約指輪や記念品を当人同士で交換するパターンも。
古くからの慣習にとらわれず、本人や親が納得いくスタイルを選択しましょう。
両家顔合わせは2人で段取りを
両家の顔合わせは、式の日取りや親の意向を聞ける貴重な機会です。ホテルレストランや料亭など、食事会を兼ねて行うのが多い傾向にあります。
いずれかの親が遠方に住んでいる場合は、交通事情にも配慮して決めましょう。結婚式をするなら、式の6カ月前に済ませておくカップルが多いようです。
プロポーズされたらやること4:友人や職場への報告
結婚が決まったら、家族や親しい友人はもちろん、職場への報告も忘れずに行います。
友達への報告のポイント
普段から親しくしている友人には、結婚が決まったら早めに報告しておくのがおすすめです。
その際、相手にとっては結婚式に招待されるかどうかは気になるポイントなので、結婚式の有無や招待の予定についてなども添えておくといいでしょう。
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会社への報告は必須?
「会社に報告は必要?」と思うかもしれませんが、社会保険や姓の変更など事務手続きが発生するので報告は必須です。退職する、しないに関わらず早めの報告がベター。
正社員からパート勤務へといった雇用形態の変更を考えているなら、併せて相談しておきましょう。
まずは直属の上司に報告を
直属の上司⇒その上の上司⇒部署内の同僚⇒他部署の同僚の順で報告するのがベストです。私的な内容の報告となるので、上司には業務時間外に時間を取ってもらいましょう。
また、派遣社員の場合、雇用主は派遣元のため、派遣会社の上司(担当者)に報告します。
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プロポーズされたらやること5:入籍などの手続き
ここでは入籍に必要な手続きを解説します。入籍は人生で何度もあるものではないので、スムーズに手続きができるよう、準備や予備知識を蓄えておきましょう。
入籍に必要なものは?
まずは入籍時に慌てないよう、事前に必要なものを揃えておきます。普段目にしない書類もあるので、提出前に間違いがないかチェックします。役所で取り寄せる書類もあるため、時間に余裕を持って行動しましょう。
入籍に必要な書類には、以下の6つがあります。
・婚姻届
・印鑑
・筆記用具
・本人確認書類
・戸籍謄本
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
(1)婚姻届
婚姻届は全国共通で、最寄りの役所で入手可能です。また、パソコンからダウンロードしたり、結婚情報誌などについているものを使ったりして、好みのデザインを選ぶこともできます。
婚姻届をもらうだけなら、必要なものはありません。
(2)印鑑
婚姻届に押す印鑑が必要です。印鑑は認印でOKですが、必ず朱肉を使って押しましょう。また、2人で同じ印鑑は使用できません。婚姻届に押す印鑑は、旧姓のものを使います。
本人同士はもちろん、証人欄の承認印も必要となります。
(3)筆記用具
婚姻届は油性の黒ボールペンや万年筆で記入します。消せるボールペンは使用不可です。
婚姻届の必要箇所に全て記入します。証人欄は証人にお願いして記入してもらいましょう。証人は成人していれば、家族以外の友人や知人、同僚など誰でもかまいません。
(4)本人確認書類
免許証やマイナンバーカード、パスポート等の公的身分証明書も用意しておきましょう。
(5)戸籍謄本
「戸籍謄本」とは、戸籍の全内容が記載されている書類です。本籍地の役所に婚姻届を提出する場合は不要です。
入籍の流れ
いよいよ2人が夫婦になる時です。とはいえ、婚姻届に抜けやミスがあると受理されないので、順序に沿って行っていきましょう。
(1)婚姻届の提出
記入や捺印が全て終わったら提出です。本籍地や住所地で提出するのが一般的ですが、旅先や思い出の地など、どこで提出しても受理されます。
(2)住所変更や名義変更の手続き
入籍後、住所や苗字が変わったら、身分証明書などの変更申請を行わなければなりません。具体的には住民票やパスポート・運転免許証・銀行口座・保険関係の変更です。
とはいえ、一度にやろうとすると大変なので、住民票や運転免許証など、優先順位の高いものから進めましょう。
また、この時に新姓と旧姓の印鑑が両方必要になります。併せて新姓の印鑑を準備しておきましょう。
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プロポーズされたらやること6:結婚指輪の購入
結婚指輪は必須ではありませんが、結婚式を挙げる・挙げないに関わらず、夫婦の証として作るカップルが多いです。ここでは結婚指輪の購入時のポイントを紹介します。
式を挙げるなら遅くとも1カ月前には購入する
結婚式を挙げるなら、直前になって慌てないように準備しておきましょう。お店の在庫状況やサイズ調整があるので、手元に来るまでには早くても1カ月ほど掛かります。
婚約指輪と別に用意する場合は、一緒に見て目星をつけておくと良いでしょう。
結婚指輪の平均相場は30万円前後
結婚指輪の相場は2人分で30万円前後。素材やデザインによって、金額が変わります。
結婚指輪は夫婦で異なるデザインでも問題はありません。生涯身に着ける物なので、愛着が持てるお気に入りを見つけましょう。
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プロポーズされたらやること7:挙式や披露宴を挙げるならその準備
新居や新婚旅行にお金を掛けるために、結婚式や披露宴をしないという選択肢もあります。一生に何度もあるものではないので、2人でしっかり話し合って決めましょう。
結婚式を挙げる場合は、会場や招待客、衣装選びもあるので余裕を持って準備を進めるのがポイントです。
(1)式場見学、打ち合わせ
プランナーさんがついてくれるので、式に関する知識がなくても大丈夫です。余裕を持って打ち合わせを進められるよう、できるだけ早めに式場へ足を運びましょう。
打ち合わせは、招待客のリストアップや招待状の手配から始まります。要望や妥協したくない点を伝え、よく話し合って折り合いをつけるのが大切です。
(2)衣装やメイク選び
結婚式の準備の中でも、一番気持ちが盛り上がるのがドレスなどの衣装やメイクを選ぶ時ではないでしょうか。積極的に試着し、とっておきの1着を決めましょう。
試着した衣装は必ず写真を撮って、相手や家族の意見も参考にするのがポイントです。
(3)料理や飲み物選び
試食会を行っている会場には積極的に参加しましょう。傾向としては洋食が多いですが、ゲストの年齢層や好みによって中華や和食も選べます。
料理はゲストの満足度を左右するので、後悔のないように選びましょう。
(4)ブーケなどの小物選び
式にアクセントを加えてくれるアイテムを選びます。具体的にはブーケやリングピロー、演出に必要な小物です。
例えばブーケはドレスと合うものを、テーブルの装花や席次札も、会場の雰囲気や2人の好みで決めていきます。
(5)引き出物やプチギフト選び
ゲストへのお土産となる引き出物やプチギフトは、地域によって慣習が異なるので、親に相談すると良いでしょう。
主賓、上司、同僚など、立場によって内容を分ける場合もあります。
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プロポーズされたら早めの準備を!
今回はプロポーズされた後にするべきことを詳しく紹介しました。
幸せな新婚生活をスタートできるように、早めに準備をしておくのが大切です。また結婚生活は1人でするものではなく、2人で行うもの。時には親のアドバイスを交えながら進めましょう。
自分の意見を主張しすぎるのも、言いたいことを我慢するのも、どちらも好ましくありません。幸せな結婚生活をスタートできるように、話し合う時間をできるだけ設けましょう。
(律)
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※この記事は2021年04月23日に公開されたものです